『奥秩父:福寿草群生地探訪』

第4編:福寿草群生地〜下山沢筋A

登山年月日 平成19年3月18日 (日) 快晴
メンバー 殿川紘史・川村氏・塩入氏・平居氏
主要ルート 【3/17】<秩父御岳山・猪狩山縦走>〜(17:45)大浦ダム(車中泊)
【3/18】大浦ダム(7:20)〜(7:30)川俣駐車場(7:40)〜(8:10)細久保〜(9:10)沢筋(10:35)〜(10:40)福寿草群生地(11:05)〜(11:10)沢筋(12:40)〜(13:50)川俣駐車場(14:00)〜(17:40)宇都宮自宅
所要時間 【登山】6時間10分 <AM7:40-PM1:50>
【総合】10時間20分 <AM7:20-PM7:40>

沢筋のツララ
<奥秩父山域:福寿草群生地下部>

写真をクリックすれば拡大出来ます

【浦山ダム(秩父さくら湖)〜細久保周辺地図


【奥秩父・山域沢筋A】  スライドショー

11時40分、この巨大な倒木が沢を跨ぐ地点を通過。 沢には木肌がツルツルの木々が生え、小さい石が敷き詰められ苔が表面を覆う地域は庭園を思わせる。
幅広くなった沢を渡すこの風倒木は最大のサイズだった 沢の中心にも木々が・・ コケ石原・・・

12時頃には苔むす小石地帯を通過。  徐々に大きい石がごろごろする急勾配地域に下ったのは12時20分頃・・・・・
先行している二人が立ち止まり、我々を少し待つ気配。 
水流が少ない・・・転がる石全面に濃いコケが覆う:ローアングル撮影 沢も下流で石も大きく勾配は緩くなる

其処まで下って見ると、今まで涸れた沢から水が流れ始め、苔が覆う岩へ当たり、飛沫が一部氷結し逆光線で輝く光景に立ち止まり、写真に成るよ!!・・・・と伝えた様だ。
その近くに在った倒木の表面に蜜に生えた毛模様の苔が眼に留まる。 1mmにっも満たぬ細い茎の先端部には白色の細丸い種子?が付いている。 
倒木表面に生える「数センチ」の細いコケが密生・・・先端には小さい種子?? 此処に良い被写体!

この辺からの沢には石垣積の堰が段々に在り、以前「ワサビ栽培」をした跡が明瞭だったが、その石垣全面に綺麗な苔が覆う・・・。 下に降りて上部を見上げると真上から当たる陽光に石の輪郭部が緑色に光っていた。 
早く降りて来て!! この一帯は昔の「ワサビ田」の跡を物語る石垣で水をせき止めた・・・・石にもコケが濃い


【奥秩父・山域沢筋B】  スライドショー

沢の中央部の堰から流れる水周辺には飛沫が微妙に凍結して面白い・・・・・。 、12時30分頃この地点に到達。 
沢の水溜まり付近に流れた倒木に水が伝わり僅かに流れ落ちる時に、徐々に凍結して幾筋の「ツララ」が出来て、背後から見ると逆光線で透明な氷の芸術があった。
苔むす「旧ワサビ田」の中央を流れる細い沢水 倒木に生える微小なコケ 倒木に凍てつくツララ

沢まで降りて、距離・アングルを変えながら、5−6枚撮影したのが、下の写真である。 逆光線で光る「ツララ」と背後の日陰の黒色が益々氷の美しさが強調されて・・・・
細い水流が細い倒木を伝い落ちる間に凍てつく夜間に出来た「ツララ」の芸術・・・・逆光線で透かして撮影

12時40分に約50分掛けて福寿草群生地から下った沢筋を離れ、左折して、小さい沢を越えると、結構少々危険な岩壁に来た。 慎重に一人ずつ間隔を置いて渡る。 残るルートは殆ど危険箇所はない。 
周囲から人工林を見渡せる地点の日当たりの良い場所で、最後の休憩を取る。 
庭園の一角・・に見える 沢筋を超えると少々危険な岩壁を伝い帰路に取り付く 危険箇所を無事抜けて安心顔

休憩中に、群生地で熱心に写真撮影していた「赤いシャツ・赤いスパッツ」の男性が追いついて通過して行った。 約10分間休憩中に斜面下の木々の中で黄色い花らしき物が見えた。 近づき確認したら、「ロウバイ」だった。 
往路の実印だった「廃屋」を通過して、川俣に出て、13時50分4台の車を駐車した場所へ帰着。 一番近い平居さん、次いで千葉へ急ぐ川村氏、埼玉へ帰る塩入氏、14時50分に最後に宇都宮へ国道経由で帰る小生が駐車場を離れた。
狭い急斜面で休憩 ロウバイの花? 例の廃墟の豪邸 「大浦ダムとさくら湖」


兎に角、我々を信じて、この福寿草群生地を教えてくれたみな皆川氏に感謝しながら、少しずつ交通量が増え始めた国道を満足感に浸りながら、宇都宮への復路をカーナビに任せて、ドライブ・・・・。
無事に、日没前の17時40分に自宅に帰着。 

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