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【白馬岳登山ルート地図】 【大雪渓ルート概念図】 | スライドショー:【第1部】 【第2部】 【第3部】 |
午前9時40分頃、7月22日に発生した大雪渓崩壊地点に近づいた。 大雪渓右手の稜線が崩壊したもので在った。 それ以来、監視員が常時其処へ居て、通過する登山者への注意喚起とアドバイスを呉れる。 監視員が居る場所は崩壊地点より30m程度上部の磐棚で見晴らしが良かった。 其処から大雪渓下部を展望すると下の写真の様な展望が得られた。 白馬尻小屋付近には既にガスが沸き始めその雲の動きは意外に早い。 左手の杓子尾根と大雪渓の接点は諸々に大きいクレバスが出来ている。 この付近の雪渓の勾配は35−40度にもなり一度滑ると停止不可能に見える。 上部を見れば、大雪渓は左手方向に上部まで続き、白馬岳〜杓子岳・白馬鑓ヶ岳の稜線最低部付近まで続くが、大雪渓ルートはこの岩棚付近から右手に登る。 岩場がゴツゴツとした地域で上部からの融雪水が沢を流れる。 此処の岩場のルートの勾配もキツイ。 20分間の休憩中は監視員との談話やスナック等の補給をした。 9時50分頃、上部に向かって岩場の登坂開始
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7月22日の崩壊地点上部の岩棚の展望: 大雪渓は急勾配で谷間に続き先端は杓子尾根で隠れてしまう。 朝早い時間帯には全く無かったガス:雲が沸き始め遠景の山並みは徐所に視界から消えた。 |
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ここから見る雪渓は相当に急勾配であることが横から見ると実感出来る。 |
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遠景の山並みも雲に隠れ始める | 岩棚の監視員の場所で20分間休憩 | 雪渓から離れて岩場 |
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ルートの左手は「氷河遺跡」で融雪水が岩に飛沫を飛ばす | 小石の階段状ルート | 融雪水 | ミヤマタンポポ |
スライドショー:【第2部】 |
この岩場は諸所に岩階段が敷設され良く整備されたルートになっていた。 予想外に時間か掛かり、目標の上部の大きい岩間では時間が掛かる。 岩の間には砂質土壌はあり、其処には高山植物が茂り、花を着けていた。 「カラマツソウ」「ミヤマタンポポ」「ハクサンフウロ」「ミヤマキンバイ」「テガタチドリ」「クルマユリ」「オタカラコウ?」「カイタカラコウ?」 大きい岩の周囲の雪渓はその伝熱の為に早く解けて、クレバスの如く深く切れ込む様に凹部を形成している。 その断面にも雪渓の表面に在る凹凸状の模様が着いている。 如何して?? | ||||
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岩場の砂質ガレバにも高山植物が繁茂して花を咲かせて競う・・・単純でキツイ登りで気を紛らしてくれる |
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この付近で右手雪渓も消えて岩肌が出る | 杓子岳小ピーク | ミヤマタンポポ | ハクサンフウロ |
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この融雪水は杓子岳と右手の稜線双方の合流 | お花が斜面を覆う | 大雪渓から徐々に離れる | 根回り雪?? |
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岩に接する雪は早く綺麗に解ける | テガタチドリ | カイタカラコウ? | クルマユリ |
スライドショー:【第3部】 |
この地点でも依然として岩場にあるルートを登る。 10時15分、崩壊地点上部の岩棚を出発して25分経過。 目標の大きい岩は未だ遠い。 左手(杓子岳側)には雪解け水が岩に飛沫を飛ばしながら勢い良く流れ、右手は急斜面の雪渓が続く。 豆科植物に見える白に花の「イワオウギ」、「ギョウジャニンジン」「ヨツバシオガマ」「ミヤマキンポゲ」の他にもイネ科植物が多く繁茂している。 左手には去年夏の崩壊した「杓子岳」の小ピークの崩壊箇所がはっきりと色が違う為に判別出来た。 短時間内にも相当に稜線の崩壊は進んでいるらしい。 大雪渓は歩き易く、手っ取り早いルートだが、危険性も潜んでいる事を知る。 |
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岩陰に繁茂するイワオウギ | まだ続く岩場ルート | ルート左右の高山植物のお花畑 |
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数知れぬ高山植物がルート左右に繁茂して単調な登坂大疲れを紛らわしてくれる |
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「クルマユリ」の柿色は特に目立つ存在 | 大雪渓ー>岩場ルートスタート地点の俯瞰 | 茂る木々と花類 |
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ミヤマキンポゲ? タカネキンポウゲ? | 去年崩壊のピークとその中央上部の垂直面 | 杓子尾根の急勾配 |
『白馬岳登山:第4編』へリンク |