三毳(みかも)山トレッキング | 三毳(みかも)山:カタクリの里 <4月2日:最高の状態に訪問> |
写真をクリックすれば拡大出来ます |
【三毳山関連情報】 【トレッキングルート概念図】 本公園は、関東平野の北部に位置する三毳山の一部を利用した公園です。標高25m〜209mと高低差があり、アカマツ、クヌギ、コナラなどの樹林に囲まれた、自然の豊かな公園です。園内に張り巡らされた散策路からは、早春には山野草が咲き、春には草木が芽吹き、秋は紅葉が楽しめるなど四季折々の表情豊かな雑木林では、時折野鳥の姿を見ることもできます。園内の展望台からは渡良瀬遊水池、快晴の日には東京の高層ビル群、富士山、筑波山、日光連山、上州の山々を眺めることができます。 【カタクリの花】 3月中旬、「篠井富屋連峰トレッキング」でお世話になった石川さんから「カタクリの花」が綺麗な山に行きませんか?との話で直ぐに決まって、4月2日(土)に出掛けた。 自宅から約2時間。 穏やかな土曜日と重なり、カタクリの里で花を見物する人達と「三毳山公園内トレッキング」する家族で大賑わいだった。 今まで訪問したカタクリ園では最高の条件だった。 |
三毳山周辺概念図 | 三毳山公園全体図 | スライドショー:『第1部』 『第2部』 『第3部』 |
「とちぎ花センター」側の駐車場から「カタクリ園」目指した。 みかも山公園:東入口でもあり、押し寄せる車が駐車場まで入るのに時間が掛かる位大勢が訪れた。 石川さんの山友達「宮田さん」を紹介された。 筑波山に近い茨城県から来たという。 15分間程度車道と急坂を歩いて、「カタクリ園」に着く。 |
「鑑賞デッキ」には溢れるばかりの人だかりに驚く。 余り落ち着かない雰囲気の中で手早く「75−300mm」望遠ズームレンズで撮影。 ロープ側に咲いていた株を「100mmマクロ」で撮影。 宇都宮市郊外の「古賀志山のカタクリ」に比べてサイズが一回り大きく感じた。 |
可なりの急斜面のコナラの木々の下に密度高く繁茂してしていた。 約10分間でトレッキングルートの稜線である「中岳」を目指して急坂を登った。 殆ど階段状で距離は短いが急勾配とあわせて結構息が弾む。 「キブシ」も在った。 |
「中岳」の標示搭には主峰の「青竜ヶ岳」まで1400m程度で公園の中央のトレッキングルートとして家族向きである。 この「みかも山公園」は「カタクリ」「ヤマツツジ」等の山野草と共に「歴史:万葉集」にも歌われている所だという。 東北自動車道:佐野SAが見える場所も在った。 佐野市が眼下に見える。 稜線も含めて標示搭が至る所にあり非常に丁寧な説明もされている。 |
陽光は強過ぎず丁度良い天気になった。 中岳〜青竜ヶ岳の中間地点の稜線の疎林の中に初めて見た「春覧」を撮影。 3枚に分かれた緑色の花弁とその下に白い花弁が巻く様に出た典型的なランであるが、日本固有種らしい。 |
また道端に可憐な「赤い花」が咲いている低木や早々と開花している「ヤマツツジ」もあり、この山は「花の豊富さ」で有名らしい。 急勾配:高度さ約50mの中間地点で「ヤマツツジ」が満開の株を見つけて撮影。 |
丁度12時頃に主峰の「青竜ヶ岳(229m)」に到着。 マイクロ波のアンテナがあって、福川氏の会社が建設したものと判り、彼はシミジミと眺めながら、「TVアンテナ」「携帯電話アンテナ」等の話をしてくれた。 アンテナ基礎の上でゆっくり昼食を摂る。 45分休憩して「カタクリの里」をめざして下山開始。 皆カメラ操作の練習を兼ねて「スミレ」を撮影。 |
下の方に目的の「カタクリ群生地」が在るらしい。 大勢の人が群がっていた。 登山口の「カタクリ園」よりも大規模で密度も面積も此処が大きい。 道と区別するロープ際から密生している為に「マクロ撮影」に好都合だった。 |
ピンクのカタクリの中に「白色カタクリ」も数株在って、皆が珍しいと群がった。 また「アズマイチゲ」がカタクリ群生地の中で場所によっては競争するように混生していた。 「ヒチリシズカ」の開花には少し早かった。 「イチリンソウ」かと思ったがやはり「アズマイチゲ」だった。 「白色カタクリ」も撮影後、詳しく観察すると「純白」ではなく「僅かにピンク系」混じる。 突然変異から生まれた様だ。 |
アズマイチゲの白色とカタクリのピンク色が混じって咲く所在って面白いパターだった。 カメラマニアも多数見られ、「高価な望遠ズームレンズ+カメラ+三脚」の本格的だ。 |
斜面カタクリの花を望遠レンズで写すと花と花の間隔が狭まり、カタクリのピンク色の絨毯にも見える見事さだった。 三脚持参せず、手取りの為に「焦点深度」を十分得られず残念だった。 約1時間以上も花の中を右往左往した後、下山口に向かう途中の小さい湿地で「水芭蕉」の開花が見られた。 |
「黄色の水仙」・「赤い実のアオイ」更に「オキナ草」も在ったが、此れは栽培種だそうだ。 3年前、「阿蘇:根子岳」登山口の牧草の中で初めてみた花と違い、約半分の大きさだったが、真っ赤な花弁に裏の産毛は全く同じ特徴をもつ。 |
『 』へリンク |