石裂山(879m)登山:栃木の山 | ![]() 千本桂<栃木県天延記念物> |
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【石裂山情報:栃木の山】 栃木県西部、鹿沼市と粟野町との境界線上にあり1000m前後の山々が連なる前日光高原の南東端に位置し、ハシゴ、クサリ場が連続する変化にとんだ山である。 日光連山、足尾、両毛の山々、関東平野まで一望でき、カタクリ・ヤシオツツジ・コイワカガミの群落も見ごたえがある。 また、登山入口にある加蘇山神社の御神木は樹齢700年とも言われ、途中栃木県天然記念物の「千本桂」も見ごたえがある。 『栃木の山:120』によれば歩行時間:3時間40分 |
この石裂山(879m)を知ったのは『栃木の山:120』のガイドブックによる。 友人も此処の山は岩場が多く高度の割にはとざん気分を味わえることを教えてくれた。 以前から登山リストに挙げながら何故か今日まで延びていた。 宇都宮の自宅を8:30AMに出て、鹿沼市街地で待ち合わせた「HS氏」と会い、鹿沼市役所から主用道路(14号線)鹿沼―日光線を進み、古峰ヶ原方面分岐を(240号線)石裂―上日向線に進み、行き止まりまで。 午前10時に加蘇山神社下の駐車場に到着。 栃木県でも長い歴史を持つと言われる「加蘇神社」だが、時間が遅いので神社に寄らず10時15分に出発。 湿度が高く直ぐ汗をかき始めた。 登山ルートは1本で「石裂山ー>月山」経由で元の加蘇神社に戻る周遊である。 「栃木県天然記念物:千本桂」は根元から沢山の小枝が出て主幹を覆うように真っ直ぐに伸びる見事な木だった。 中の宮跡の東屋風休憩所で10分休む。 此処からは「本格的な登山コース」だから注意して登山する様にとの掲示板があった。 |
スライドショー | 石裂山登山ルート概念図 |
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石裂山登山ルート概念図:詳細に「所要時間」も記述 加蘇神社鳥居 | 清滝付近 | 登山注意書 |
一枚岩の鎖を伝って登るとアルミの梯子が在る。 その上に大きく口を開けた洞窟が見える。 梯子を上ると加蘇神社の『奥の院』が祭られていた。 また梯子を下り、沢伝いの登山ルートに戻り此処から始まった急勾配のルートを辿る。 |
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山アジサイの花 | 千本桂:栃木県天然記念物 | 登山コース案内 | 奥の院への鉄梯子 |
急勾配だが、良く整備されたアルミ製梯子が数箇所に設置されて、危険な箇所は殆どなかった。 以前はこれ等の設備が無かったのかも知れない。 狭い木々の間や岩登りを繰り返して「稜線」に出た。 この一帯は4月中旬には「ヤシオツツジ」でピンクに染まるとガイドブックに書いてある。 稜線を右に取り間もなく「東剣lガ峰」につく。 垂直に近い長い鉄梯子を降り、更に登り返すと見晴台の在る「西剣lガ峰」に着く。 正面に急峻な岩山が見える。 其処が「石裂山山頂」らしい。 長い梯子を降りて鞍部に着く。 「御沢峠」の標識が在る。 急傾斜を登ると尾根上に「月山分岐」が在る。 左に進むと数分で「石裂山山頂」の標識が木にあり「879m」とある。 足元に三等三角点が在った。 見晴らしが殆どなく周囲を木々で覆われている山頂で小休止後、月山への尾根に戻り、月山に向かう。 15分で「石の鳥居と小さい祠」の在る『月山』に到着。 少し平坦地が在り、日光連山と尾瀬の山並みが見えるそうだが、視界は効かなかった。 月山で昼食の為に20分休憩。 |
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ヤマホトトギスの花 | 長い梯子 | 西剣ノ峰:展望台 | もう直ぐ石裂山山頂 | 石裂山山頂標識 月山山頂鳥居 |
直ぐに下山路を急いだ。 視界が無い滑りやすい沢筋を伝い、15時40分に東屋風の休憩所手前で登りルートと合流。 汗を側の清流で洗い、16時に登山口とした「加蘇神社下広場・駐車場」に帰着。 平日とはいえ全く登山者と行きかう事の無い静かな登山を楽しんだ。 高度の割には岩場・急勾配ルート・梯子等の在る登山だったが、全くに近く視界の無い山である。 春の花のシーズンは登山者で賑わうらしい。 |