間ノ岳登山<第2日>:第4/4編
二股〜広河原山荘〜北沢峠〜戸台>

年月日 平成17年6月27日 (月) ガス・曇・強風
メンバー 殿川紘史 <単独行>
ドライブルート 【6/27】肩ノ小屋(6:40)−>(7:00)草すべり分岐(7:10)ー>(8:25)二股(8:30)ー>(8:50)<キバナアツモリソウ撮影>(9:00)ー>(9:10)二股(9:30)ー>(11:10)白根御池小屋分岐ー>(11:30)広河原山荘ー>(11:40)広河原バス停(14:10)ー>(14:35)北沢峠(15:00)ー>(15:55)戸台バス停(16:20)−>(17:00)高遠さくらの湯(18:00)ー><往路と同じルート>ー>(21:30)JR高崎駅(21:35)ー>(23:50)宇都宮自宅
所要時間 下山時間:5時間00分<AM6:40-AM11:40> 
総合時間:17時間10分<AM6:40-PM23:50>

            大樺沢の清流
         <大樺沢コース:登山路>

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間ノ岳関連地図情報: 【南アルプス北部概念図】 【北岳登山ルートマップ】 【間ノ岳登山ルートマップ】
間ノ岳関連HP情報: 【関連HP:間ノ岳@】 【関連HP:間ノ岳A】

【スライドショー:『第1部:二股出合〜大樺沢@』 『第2部:大樺沢@〜広河原〜北沢峠』

【大樺沢A(10:30)〜(11:30)広河原山荘〜(11:40)広河原バス停留所】
大樺沢の登山路の苔の清流を過ぎて沢を右手に見ながら下山。 其の近くで青紫の「ミヤマグンナイフウロ」と違う、殆ど薄紫色の「トカチフウロ」を見つけた。 風は高度を下げても収まらず、登山路の「イブキトラノオ」は風に靡き、撮影がままならない。 11時頃、大樺沢の流れが登山路に迫る箇所を通過。 雪解け水で水量も多く見事な清流となって流れ下る。 樹林帯が切れると、沢の中を強風が吹き抜ける。 こんな風では「北岳山頂」への稜線は通行困難だろうと思う。 11時10分に「白根御池小屋」分岐を通過。 その標織盤にも『遭難者情報を求む』内容が取り付けてあった。 去年12月31日に雪崩で女性一名が遭難して、『未だに遺体が発見されていない・・・・心当たり情報でもお寄せください』との山岳会からのお願い文書だった。 家族の心痛を思うと居た堪れない気持ちになった。 

この分岐点を過ぎると間もなく「広河原山荘」だろう。 堰堤が見えたので先端部まで行ったら、突風が来て帽子を飛ばされそうになった。 依然として風は収まっていない。 往路で見た「クリンソウ」よりも綺麗に開花した株を見つけて撮影。 11時40分に吊橋を渉り北岳方面を仰ぎ見たが、二股出合よりやや上部間では見えるが、其の上からは雲で隠れていた。 25日の登山時の写真と対比すると面白い。 ゲイトがある「広河原バス停留所」で、今朝「肩ノ小屋」で朝食を一緒し、又「二股出合」で追いついた中高年夫妻と「アツモリソウ」の花を教えてくれた若い登山者(中丸さん)がバスを待っていた。 

双方共に平日のバスの時間を知らなかった様だ。 11時50分から2時10分のバスの時間まで此処で待つことになる。 外のベンチで若者と今回の夫々の縦走ルート・その他情報交換等の話題で時間を費やした。 お湯を貰いコーヒーをゆっくり味わった。 ベンチ前の看板には『南アルプス北部・概念図』があり、全体把握に大変役立った。 又横の石造りの記念碑には『南アルプス開祖者:3人のレリーフ』が在った。 其の3人とは「ウオルター・ウエストン」・「名取運一」・「天野久」だった。 

小雨模様になったので「バス停留所」建物に入る。 其処には「南アルプス立体模型」が展示されていて、3日間の「北岳」−>「間ノ岳」往復の体験を思い出しながら見ると大変興味深い。

「アツモリソウ」の花情報を教えてくれた若い登山者(中丸さん)は埼玉:大宮だそうだ。 新宿直行バスに乗るば風呂に入れぬから・・と聞いて、小生の車に同乗してJR高崎駅までなら行けるオファーを出したら、同意して以後、「高遠さくらの湯」ー>JR高崎駅まで一緒に行動。  夜の9時半頃、彼は高崎駅下車し、自宅(大宮市)へ電車に乗り換えた。

ミヤマハナシノブ                 トカチフウロ マタタビの花
イブキトラノオ 登山路側まで迫る大樺沢の清流
周囲は緑の樹木に覆われた大樺沢の清流 白根御池小屋分岐
雪崩遭難者探し        広河原山荘付近の堰堤 サラサドウダン? クリンソウ
クリンソウ 広河原山荘分岐点 広河原の吊橋 27日の12時(左)と25日朝10時(右)
広河原バス停留所ゲイト 南アルプス北部概念図 南アルプス開祖:3人組 名取運一 ウオルター・ウエストン 天野久
南アルプス北部概念図 『南アルプス地形模型』:全体(左)・北部(上)・北東部からの眺望(上)・南部(右)
南アルプス中央部 北アルプス模型 農鳥岳(左)・間ノ岳(中)・北岳(右) 間ノ岳の眺望 塩見岳望遠
赤石岳全貌 北沢峠:長衛小屋

【広沢峠(2:10)〜戸台バス停(16:20)〜(17:00)高遠さくらの湯〜(21:30)高崎駅〜(23:50)宇都宮自宅】
14時10分のバスは略満員となり、「北沢峠」へ向かう。 道路には処々に小枝が散乱していたが、昨夜から今日に掛けての強風の為らしい。 14時35分に小雨の北沢峠に到着。 15時に長谷村営バスに乗り換えて15時55分、戸台バス停留所に帰着。 装備を解いて、大宮付近在住の中丸氏と「高遠温泉」で入浴して、高崎まで同乗して宇都宮に戻る事にした。 17時頃、高遠市街の「高遠さくらの湯」でゆっくり入浴後、レストランで夕食。 18時頃、カーナビ指定のルートで一路、JR高崎駅を目指し、21時半に彼と別れて宇都宮に自宅へひた走る。 23時50分自宅到着。 入浴時間も入れて約7時間掛かった。

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