間ノ岳登山<第2日>:第3/4編
二股出合〜大樺沢登山路-@>

年月日 平成17年6月27日 (月) ガス・曇・強風
メンバー 殿川紘史 <単独行>
ドライブルート 【6/27】肩ノ小屋(6:40)−>(7:00)草すべり分岐(7:10)ー>(8:25)二股(8:30)ー>(8:50)<キバナアツモリソウ撮影>(9:00)ー>(9:10)二股(9:30)ー>(11:10)白根御池小屋分岐ー>(11:30)広河原山荘ー>(11:40)広河原バス停(14:10)ー>(14:35)北沢峠(15:00)ー>(15:55)戸台バス停(16:20)−>(17:00)高遠さくらの湯(18:00)ー><往路と同じルート>ー>(21:30)JR高崎駅(21:35)ー>(23:50)宇都宮自宅
所要時間 下山時間:5時間00分<AM6:40-AM11:40> 
総合時間:17時間10分<AM6:40-PM23:50>

          キバナノアツモリソウ
      <二股出合上部:右俣コース>

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【スライドショー:『第1部:二俣コース』 『第2部:二股出合〜大樺沢@』 『第3部:大樺沢@〜A』】

【二股出合(8:30)〜(8:50)右俣コース:樹林帯<キバナノアツモリソウ>(9:00)〜(9:10)二股出合】
二股出合で休憩していた時に若い登山者が「この上で此花見ましたか?」と言いながら近づき、デジカメの液晶画面を見せてくれた。 良く見ると滅多にない「アツモリソウの花」ではないか!! ヘェーこんな所に在るのか? でも意識しないでの下山路では発見出来なかった。 画像の中の撮影時間を示しながら、10−15分前の時間を示していた。

又戻って撮影しようか? 諦めようか?と思案中に「3人の登山者」が来て、同様に「液晶のアツモリソウの花」を自慢そうに見せる。 場所を丁寧に教えてくれたので、荷物を置いて再度登って撮影する決心をして直ぐ引き返した。 

右俣コースは二股出合付近は草原状で坂道の勾配は急でないが、其の上のダケカンバ樹林帯は結構ジグザグの登りがキツイ。 約10分間の下山時間推定して「15−20分間」の登ぼりでアツモリソウの地点だろうと予想して、乱れる呼吸を抑えてジグザクの樹林帯にはいる。 『右折して直ぐの左手の上の草叢』を頭に刻み込んで慎重に探す・・

「在った」!! 言われた通りに草叢の中に「約2−2.5cmのアツモリソウ」が7−8個の花が咲いていた。 知らないで下山していたら発見は先ず不可能に近く目立たない存在だった。 先ず目立たないから今日まで咲いているのだろう。

足場の悪い土の斜面で、ステップを固めながらズームを最大の85mmにし、「ブレの失敗」を避ける為に、「ISO感度=400−>800」に替えて、手を延ばして最深の注意でシャッターを押しては、画面を見て再確認しながら、約20枚撮影した。 被写体が小さく、光線量も少ない樹林帯の下草の中であり、失敗の大部分は「ピンボケ」と「ブレ」である事を意識しての撮影を終了。 

「アツモリソウ」の写真を遂に写した興奮を抑えてザックを置いた「二股出合分岐」を目指して降りる。 自然と足取りが軽く感じた。 9時10分頃分岐点に戻り、休憩しながら何度もカメラの映像を「リプレー」で鑑賞。 給水とスナックを口に入れて9時30分に出発。 

【二股出合分岐(9:30)〜(10:05)大樺沢トラバース:木橋〜(10:30)大樺沢@】
鳳凰三山方面は低い雲で山頂部が隠れている。 八本歯ノコルへ通じる「左俣コース」の大雪渓はガスと雲で上部がヤット見える程度だが、少しずつ雲が晴れる気配・・・。 「大樺沢」に沿って下山しながら、気分任せに「花」を撮影した。
「サンカヨウ」「カラマツソウ」「ミヤマタンポポ」「ツマトリソウ」「ミヤマハナショウブ」「ウメハタザオ?」「トゲブキ」「キタダケキンポウゲ」「ハクサンイチゲ」「コバイケイソウ」「タカネグンナイフウロ」「マスシグサ」等・・・・。

登山路の崩壊で「大樺沢」を渉る「木橋」の修理作業をする作業員5-6名がいた。 其の中に「肩ノ小屋オウナー氏」もその中にいた。 彼とは二股出合分岐から「アツモリソウの花」撮影の為に引き返す急坂で会っていた。 彼から「花は見付かったか?」と聞いてきた。 「在りました」と返事しながら相互に笑顔を交わした。 2日前の登山路ではこの「木橋」は無く、大きい石伝いに水流を横切ったのを思い出す。 登山路を支える陰の人達に感謝の挨拶をして別れる。

更に下ると又元の左岸の登山路に戻る為に「大樺沢」を石伝いに右岸から渉った。 左岸の崖から流れる苔生した清流
地点でザックを置いて小休止しながら、清流と苔を写した。

ダケカンバ帯の樹下の草叢の中に生えていた『キバナノアツモリソウ』
「花のサイズは」2−2.5cmと小さく、草叢の中では判り難い存在だった。 場所が判っていても探し難い。
花の下の袋状の壷が面白い 二股出合標織 鳳凰三山の雲
鳳凰三山の雲は除序に明るくなる気配 大樺沢雪渓は八本歯ノコルに通じる 「右俣コース」は上に
鳳凰三山の山頂が少しずつ晴れ始め、頂きも見え隠れする程度へ回復 サンカヨウの株
<??> カラマツソウの蕾と花 ミヤマタンポポ ミヤマハナシノブ
「ツマトリソウ」:純白〜ややピンク色?
上品なミヤマハナシノブ ウメハタザオ    八本歯ノコル直下部の雪渓 イタドリの群生(若葉) 鳳凰三山:地藏岳
倒木に生えたキノコ マムシグサ キタダケキンポゲ?
ハクサンイチゲ ミヤマハナシノブ 大樺沢横断用木橋の取り付け作業 ハリブキの蕾
バイケイソウの実 タカネグンナイフウロ
大樺沢ルートを横切る清流と苔 アイヌワサビの花

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