南アルプス縦走:第2日
<第1/3編>
椹島ロッジ〜清水平〜
蕨段〜見晴台〜駒鳥池〜
千枚小屋

登山年月日 平成17年9月17〜20日 快晴
登山メンバー 羽田氏(リーダー)・松倉氏・山崎氏・稲葉氏・殿川
主要登山ルート 【9/18】椹島ロッジ(6:10)ー>(9:15)清水平(9:30)ー>(10:20)蕨段ー> (10:25)見晴台ー>(11:15)樹林帯(11:50)−>(12:15)駒鳥池(12:30)ー>(13:15)千枚小屋(泊)
所要時間 総時間:7時間05分<AM6:10-PM1:15>

       千枚岳望遠(右側の丸いピーク)
       <見晴台直下部の登山ルートから撮影>

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【南アルプス縦走登山情報】

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 【南アルプス全般】    【荒川三山(千枚岳・悪沢岳・中岳)】    【赤石岳】

【南アルプス縦走計画】

【9/18】椹島ロッジー>清水平ー>蕨段ー>見晴台ー>樹林帯ー>駒鳥池ー>千枚小屋
【9/19】千枚小屋ー>千枚岳ー>悪沢岳ー>中岳ー>荒川小屋ー>大聖寺平ー>赤石岳ー>赤石小屋
【9/20】赤石小屋ー>椹島ロッジー>畑薙第一ダムー>函南


5時起床・6時10分に登山基地の椹島ロッジをリーダーの羽田氏他4人で、「南アルプス縦走」へ出発。 申し分のない好天に恵まれた。 清水平に9時15分に到着し、給水・休憩。 其処の水の美味しさは格別。 蕨段に10時20分に着き、約10分間の生理休憩。 見晴台は気づかずに通過。 急激に空腹を感じて単独ストップしてスナックを補給。 11時15分、間もなくリーダーの配慮で樹林帯で早目の「昼食」となる。 夫々自分の好みに合った昼食材で腹ごしらえをする。 果物のみかんを頂き元気を取り戻す。 11時50分に再出発。 12時15分に「駒鳥池」到着。 此処から約1時間で今日の宿泊地の「千枚小屋」に着く。 小屋到着は1時過ぎでたっぷり時間がある。 富士山が正面に見える最高の展望場所に千枚小屋は位置している。 周辺の写真撮影・2階の宿泊スペースで5人持ち寄りの品物で小宴会を楽しむ。 午後5時から夕食。 2階から夕暮れの「富士山」の撮影。 日没後は「月夜の富士山」撮影の幸運にまぐめれた。 

スライドショー  【第1部】 【第2部】 【第3部】

南アルプスの登山路と位置関係を示す看板 ノコンギク? 富士アザミ
5時頃目覚・起床、体調はすこぶる快調。 食堂には数十人宿泊した事が判る。 リーダー他の3人は余分の荷物をロッカーに預けたが、中々工夫された登山基地だ。 面倒だから全部背負ったが、15〜18キロ程度ありそうだ。 6時10分に出発。
詳細な登山地図 車道を外れたルート 降りかかる滝 川を渡る吊橋は5人が渡ると大きく揺れる
ロッジからは杉林の急坂を登り車道へでる。 其処には南アルプス縦走路の概念図が看板に出ていて今日〜明日の行動距離と荒川三山・赤石岳の位置関係がわかる。 車道を離れて斜面を横切ると「吊橋」を渡る。 ルートの道脇には「アザミ」「イコンギク」「??」等の植物の花が咲く。
<3人+2人>と間隔 ??? ノコンギク? フジアザミ 車道ー>梯子へ
荒川三山望遠 「小石下」付近からの荒川三山の望遠:「中岳」「東岳」と「千枚岳」 中岳
地図上に記載されている「梯子」を過ぎると樹林帯の視界のないルートを略2時間弱歩いて、1586mポイントの「小石下」で第1回目の休憩。此処の木立の隙間から今日の宿泊地に近い「千枚岳」、それに「荒川三山」が綺麗に見える。 視界は非常に良く今日〜明日の稜線歩きでの展望に期待が強まる。
中岳の拡大 中岳〜東岳 「小石下」での第1回目の休憩:荒川三山の展望良し  真上の広葉樹
道中の荒川:中岳 清水平での休憩・給水 樹林帯内の景観 蕨段での休憩 中間点
第2回目の休憩は「給水所」でもある「清水平」である。 樹林帯の斜面に豊富な清水が流れ、此処でペットボトル2本に充填した。 気温が低く味も良かった。 9時半頃出発。 平坦地の「蕨段」に10時20分到着し不思議にも全員生理休憩となる。 その後直ぐ「千枚小屋<−>椹島ロッジの時間的な中間点」を通過。
赤石岳望遠 同左赤石岳写真拡大 見晴台下部登山ルートからの木越の荒川三山の展望
蕨段(2073m)過ぎて間もなく赤石岳・荒川三山の良く見えるポイントであるルートを通過。 苦心して樹幹から上記の写真を撮影した。 此処が「見晴台」直下であり、上に展望台が在ることを認識出来ないまま通過した。 松倉氏は遅れて中々現れない。 直後に判った事だが、「見晴台」に登り、山並みの写真を撮影したからだと言う。 残念!! シラビソの枝に沢山の「サルオガセ」が付着している。 
サルオガセ 樹林帯の景観 駒鳥池直前の樹林帯 駒鳥池標識 駒鳥池での休憩
「見晴台」を過ぎると急に樹林帯に入り、全く視界が利かなくなる。 11時10分頃、急に空腹を感じて4人へ先行して貰い、「羊羹」「せんべい」を補給する為にザックを降ろす。 5分で鋭気を取り戻し先行4人を追う。 皆足場の良い地点で「昼食」する準備中だった。 小生の生理的要求が早めの昼食に成ったらしい。 11時15分〜50分まで各人思い思いの昼食メニューを取り出す。 「パン+蜂蜜+ハム」に「果物」をたっぷり食べる。 
<駒鳥池の景観>   池でなく一面に苔が生えた沼地の様相 トゲブキの葉
昼食地点から約30分で「駒鳥池」標識に着く。 休憩ポイントらしく、周囲が広く樹林帯だが視界もあり、ウットウしく無い。 数メートル低い地点に「駒鳥池」が在ったが、名前とは大違いで「苔に覆われた沼」であるが、 その苔の色・量・密度は見事である。 大きい倒木が池の中央近くにあり、その上を歩くと結構池の中央まで行けた。 
駒鳥池に倒れこんだ倒木とフカフカに見える苔 10cm程度の苔 苔の種子
「苔」は深さ10cmにもなり、触るとフカフカしている。 直径1mm程度の茶色の実が沢山付いていた。 池の入り口に「トゲブキの葉」と「オタカラコウ」の黄色い花が目に付いた。 この池から今日の宿泊地「千枚小屋」までは約1時間で午後1時過ぎの随分早い時間に小屋に着く。 12時畔頃、出発。 やや緩くなった勾配の樹林帯を前進する。
苔の種子部分拡大 オタカラコウ?キオン? 駒鳥池側 駒鳥池ー>千枚小屋 トリカブト
トリカブト サンカヨウの実
13時丁度頃、千枚小屋の家並みが見えた所に「サンカヨウの黒い実」「トリカブトの花」「幾つかの高山植物の花枯」等が豊富な平坦地でザックを降ろして小休止。 千枚小屋が見えてからも結構、距離がある様に思えた。 

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