秋吉台散策:第1編

科学館前〜冠山〜長者の森

年月日 平成15年4月23日(水) 曇・小雨
メンバー 殿川紘史 <単独行>
主要ルート 道の駅「みとう」(11:00)ー>(11:30)秋吉台駐車場(12:05)<秋吉台地の散策><ワラビ狩り>(16:40)ー>(16:50)駐車場ー>(17:30)道の駅「みとう」<車中泊>
所要時間 トレッキング時間:5時間 <AM11:00-PM4:50> 総歩数=14,700歩

       秋吉台の露出した石灰岩群
写真をクリックすれば拡大出来ます
秋吉台散策コース図 秋吉台科学博物館

【秋吉台概要】      カルスト地形】     【秋吉台の自然】
『特別天然記念物:秋吉台』は昭和39年7月に指定。 「秋吉台」は長径:約7km、短径:約5km、広さ:約130km2、海抜:200mの大地で、主に古生代の石灰岩から成るカルストである。 台地には「ドリーネ」「ウバーレ」「ポリエ」「カーレンフルド」「石灰岩」等カルスト地形の諸要素が良く発達し、カルスト発達の諸時期の地形をよく表している。 台地の石灰岩中には、「紡虫類」、「サンゴ」等種々の化石を多量に産し、尚此れに大規模な地層逆転構造がある秋吉台は、わが国のカルストのうち最大の規模を持つものであり、学術上の価値はきわめて高い。
特別天然記念物指定区域>として「秋芳洞」「長者ヶ森」「大正洞」「烏帽子山」「竜護峯」等をカバーしている。

朝からどんよりと曇り今にも小雨に成りそうな天気の中で道の駅「みとう」から約30分の「秋吉台」へ出掛けて、カルスト台地の散策を企てた。 「秋吉台展望台」からスタートして「妙見原」ー>「若竹山」ー>「長者ヶ森」ー>「冠山」ー>「牧場入口」ー>「秋吉台科学館」のコースを「ワラビ狩り」も入れて約4時間掛けて散策し、途中から降り始めた小雨の中、閉館間際の「秋吉台科学舘」に無理に入れてもらい、展示物の確認後、明日に再度訪問する価値を確認して退舘。 午後5時半に道の駅「みとう」に戻る。 散策中に取った沢山の「ワラビ」と「竹の子」で煮付けを作り夕食の食材とした。

スライドショー :『第1部』 『第2部』
秋吉台国定公園と地形の概要説明 「秋吉台展望台」からの秋吉台カルスト台地の展望
「秋吉台展望台」からの秋吉台カルスト台地の展望 妙見原へのルート
キバナソウ アカミタンポポ クサイチゴ キジムシロ
野焼きの跡 ハハコグサ
ワラビ 剣山標識 遊歩道略図
秋吉台カルスト地形:各種露出石灰岩が不思議な形状を見せる。 雨水による浸食がドンドン進む
毎年野焼きされるが大きい木は生き延びる ホタルカズラ
ウスゲスミレ 各種スミレ
「長者ヶ森」の歴史的背景の説明と祠

秋吉台散策路の「放牧牧場入口」付近のな焼きで黒くなった緩やかな斜面で2−3人が下を向いて盛んに何かを取っていた。 近づいて尋ねると「ワラビ」を取っているのだ。 普通は「ワラビ狩り」と言って、原野を歩いて探し回りヤット両手一杯にするが、ここ秋吉台ではあたり一面に20−30cmの若いワラビが生えている。 でも茎は細いが美味しいと教えてくれた。 急に味わいたくなり仲間に入った。 20分間で両手一杯のワラビを集めたが、料理方法を尋ねたら親切に教えてくれた。 先ず「アク抜き」は「米ぬかと煮る」。 其の後で「竹の子」と一緒に煮たら最高の組み合わせだという。 道の駅「みとう」の売店で「ワラビアク抜き用重曹」と「米ぬか+竹の子」両方が売られていた。 早速、夕食のおかずに料理開始。 2回アク抜き後、竹の子も米ぬかと茹でてアクを抜き、一緒にしょうゆ味で煮込んだ。 ワラビは半分で十分だったが数日間のオカズが出来た。 「竹の子ワラビ」は主食、ご飯が副食の逆転した夕食を愉しんだ。 
『秋吉台散策:第2編』ヘリンク