三峰山登山口の春の花
セツブンソウ・フクジュソウ・ネコヤナギ外>

撮影年月日 平成16年2月18日  快晴
撮影場所 栃木県栃木市近郊:星野御嶽山入り口付近
撮影機材 【カメラ】 Canon EOS D30 
【レンズ】 Canon 100mm マクロ
Tamron 28−300mm 望遠マクロ

       <セツブンソウ>
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【三峰山周辺概要】
栃木市に近い粟野町の信仰の山「三峰山登山口」で春の花咲く場所に立ち寄り「セツノンソウ」「ロウバイ」「フクジュソウ」を撮影した。 「セツブンソウ」は初めて見た花。 登山の岐路に「カタクリの里」の看板に釣られて、途中下車したが、開花は3月下旬との話。 そこで逆光線で光る「ネコヤナギ」を見つけて暫く遊んだ写真も加える。


【セツブンソウ】  学名:Shibateranthis pinnatifida   花期:春  キンポウゲ科

 花びらのように見えるのは萼です。花は退化して密腺になってしまっていて目立ちません。 普通は白いのですが,黄色い花の咲くものはキバナセツブンソウ(黄花節分草)と呼ばれます。 春に芽を出し,節分の頃に咲くからこの名前になりました。



【ロウバイ】学名:Chimonanthus praecox  別名:トウバイ(唐梅),カラウメ(唐梅) 花期:冬

冬枯れの庭に咲きます。薄黄色で中央部が紫の,ろうそく細工のような花です。冬の青空をバックにするとコントラストがきれいでした。 花全体が黄色で中央部の色の変化のないものはソシンロウバイ(素心蝋梅)です。


【フクジュソウ】 学名:Adonis amurensis  別名:ガンジツソウ(元日草) 花期:春 キンポウゲ科

フクジュソウと言えばお正月を祝う花であり、毎年暮れになると黄色いつぼみを付けて鉢植えが園芸店の店先に並ぶ。しかし、野生のものが咲き始めるのはふつう早くても2月の頃。雪解けとともに咲き誇る黄金色の花には新年を祝うにふさわしいあでやかさがある。花の後に茎を伸ばして葉を広げ金平糖のような実をつけて夏は枯れてしまう。林の中のやや湿った場所に生え、本州の日本海側や北海道などに多い。


【ネコヤナギ】 学名:Salix gracilistyla (ヤナギ科 ヤナギ属)

ネコヤナギは北海道から九州に分布する落葉の低木。山間渓流や中流の流れが急な場所などに生育する。雌雄異株であり、春に葉の展開に先立って花序を出す。若い雄花序は葯(やく)が紅色なので、全体が紅色に見えるがやがて葯が黒色になって長くなる。雌花序は絹毛が目立つのでふさふさとした感触であり、これをネコの尻尾にみたてて、ネコヤナギの和名が付いた。渓流の春を知らせる植物である。