『日の出山〜御岳山〜高岩山』

第3編:長尾平展望台〜上養沢登山口

登山年月日 平成19年03月04日(日) 快晴
メンバー 中丸健一(リーダー)・殿川紘史 他14名
主要ルート 【03/03】伊豆函南(20:00)〜(23:00)武蔵五日市駅周辺(車中泊)
【03/04】武蔵五日市駅(8:30)〜(8:45)養沢登山口(9:00)〜(10:45)日の出山(10:50)〜(11:40)御岳神社(11:45)〜(12:00)長尾平(14:00)〜(14:40)岩石園分岐(14:45)〜(15:00)上高岩山〜<サルギ尾根:(15:35)高岩山>〜(16:30)養沢神社〜(16:45)養沢登山口(17:10)〜(20:50)宇都宮
所要時間 【登山】7時間45分 <AM9:00-PM4:45>
【総合】12時間20分 <AM8:30-PM8:50>

 <高岩山:サルギ尾根>を下った健脚者

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【日の出山・御岳トレッキングルート図】  【御岳山広域周辺案内地図】  【御岳神社周辺詳細図】


【長尾平〜岩石園分岐】  スライドショー

長尾平展望台で「ゼンザイ・吉備餅等」を鱈腹食べて、帰路へ向かった14時から三々五々の16名のグループが列を作り整然とリズミカルに前進・・・・・次の目標は渓流と奇岩の組み合わせが見事な「岩石公園」入口。 
この公園入口で「公園組(奇岩と渓流の公園を下るショートカット組)」と「上高岩山ー>高岩山を<険しいサルギ尾根経由ー>養沢神社>のトレッキング組」に別れる。  
長尾平分岐ー>高岩山・大岳山方面へ 日の出山を望む 三々五々に「岩石公園分岐」まで歩く 巨大な「天狗の腰掛杉」

「長尾平」ー>「岩石公園入口」のルートは左側が斜面の緩やかな樹林帯を通過する平坦路で、上記の「巨大な天狗の腰掛杉」などがあり、里山のハイキングコースである。
「長尾平」でザンザイ・吉備餅等を鱈腹食べてのんびりと、しかし整然と歩くパーティ・・・・・の最後尾から歩き撮影

「長尾平」分岐点から約30分経過後に、左手に「岩石公園」入口看板を見つけて全員ストップ。 此処は結構大きい樹林帯の下で薄暗い・・・・。 リーダーから二つのコースの概要説明がなされ、正式に「岩石公園組」と「サルギ尾根コース組」を自己判断で決める様に求められた。 
小生は「サルギ尾根」の険しさを聞いて、最後まで思案して決断を迫られ、今日の「歩行距離・厳しさ」のもの足りない気持と「厳しい登りと下りがある稜線の苦しさ」を考えた末に、「トレーニング」と思い、「3名:山越氏・川村氏・川崎氏(女性)」に合流を決断・宣言した。  
ザックの大鍋では厳しい尾根筋は困難だろうと「73歳の先輩」が鍋を運搬してくれると言い
内心大助かり・・・で感謝を込めて渡す。
「岩石公園」に進む 「岩石公園」標識 「東京の奥入瀬」と謳う 岩石公園概念図 このポイントで休憩

岩石公園組と高岩山縦走組(4名)と別れを惜しむ 「上高岩山」標識:「右:大岳山」・「左:高岩山」

【岩石園分岐〜養沢登山口】   スライドショー

14時45分に二組に別れて出発。 「12名:公園組」と「4名:尾根トレッキング組」が左右に別れる。 我々4名が約2時間を予想。 一方は1時間半程度・・・・。 多分大多数の同行者に今日のお礼を伝えた。
一気に緩やかな里山道から「上高岩山」の分岐点までは急坂で且つ、霜柱が午後の陽気で解け始めて滑り易く、登山靴の爪先に力を入れながら、3人の健脚者に遅れまいと呼吸を乱しながら前進・前進を継続。
15分経過後の15時に「大岳山(1267m)」と「高岩山(920m・サルギ尾根)」分岐点の「上高岩山」へ辿りつく。 小休止することなく、左折して「高岩山」への尾根コースに入る。 
少し勾配が緩いだけで登り傾向に変化はない。  先頭の山越氏の広いステップは早い・・・・。 

分岐点から間もなく「展望台」があり、先端に進み、南西方向に見える「御岳神社」「日の出山」等の展望を楽しむ。 展望台の東屋のテーブルには「法螺貝」を加工した笛が置いてあった。 忘れ物とは考えられず、功徳者が置いた物だろうとの結論になる。 4人共この法螺貝を吹く事はしなかった。 
高岩山・大岳山分岐 展望台のコラ貝 展望台の眺め:「左2枚:御岳」・「右:日の出山」

「上高岩山」分岐点から35分でこのサルギ尾根の最高点である「高岩山(920m)」を表示する樹林帯に来た。 山頂が察知し難い「山頂」で表示がないと見逃してしまう高岩山だった。 ここで約1分間の休憩で給水して、直ぐに前進。
山頂を過ぎてから徐々に下り勾配がきつくなり、直線的には到底下れない程の真下に降りる感じの斜面で、傍の木々の枝・幹等、手当たり次第に左手で掴み、右手でストックを効かせる・・・・・。
足への負担は尋常でない・・・・先頭のリーダー:山越氏は道なき道を探し、歩き易いルート選択をしながら、それでも凄く早いテンポで下降を続けた。 自分一人ならルートファインでリングは困難。。。と思うルートを全く間違う事なく確実に下降ルートが決まる・・・・・。 動物的感覚=山登のベテランならではの技である。

困難な急勾配の下降ルートを下る事40分で、漸く下降地点の「養沢神社」が見えてきた。 最後の100mも大変な勾配で、前のめりに突っ込みそう・・・・・。  最後の集中力で身体をコントロールして無事に「境内」に入る。
国道に面した入口に鳥居を潜って境内を出る。
「高岩山()」山頂表示 養沢神社境内を通過 境内入口の石彫刻:想像上の動物? 本殿前の狛犬

「記念写真:3名」を鳥居を背景に撮影して、すぐさま、既に到着しただろう「公園組」の待つ「上養沢バス停」を目指して、登り勾配の舗装道路歩きが始まる。  3人は殆ど速歩競争の様な速さで、遅れない様に歩くのがヤットの状態が続く。
養沢神社道路面を見下ろす 鳥居前で同行の3名 凄い健脚に驚かされる 女性勝りの健脚者 「秋沢渓谷」観光案内板

「杉の木陰の道」解説 出発点:「上養沢バス停」に帰着

16時45分、「岩石公園」で別れて丁度、2時間後に、駐車場に帰着。 3人の後ろから最後まで歩いた・・・・道中で写真撮影する為・・・・・を言い訳になるかも・・・。 
平居氏・塩入氏他2名が待ちうけてくれた。 手早に荷物を解き、17時10分にバス停を出発して宇都宮までの帰路に着く。
運転しながら、最後の「サルギ尾根」通過の2時間のトレッキングで登山の厳しさと疲労を味わい満足感に浸る。

『秩父御岳山・猪狩山縦走:第1編』へリンク