古賀志山登山(583m):栃木の山120
<森林公園〜林道・沢ルート〜古賀志山
    〜御岳〜正面ルート>


登山年月日 平成16年1月6日 曇〜薄晴
登山メンバー 殿川紘史・福川正勝
主要ルート 宇都宮自宅(9:20)−>(9:50)森林公園(10:00)−>(10:40)559ピーク下・沢ー><中尾根>ー>(11:15)古賀志山分岐ー>(11:35)富士見峠ー>(11:45)古賀志山(12:00)−>(12:15)御岳(14:00)−>(14:10)見晴台ー><正面ルート>ー>(15:00)林道ー>(15:15)森林公園駐車場(15:20)−>(16:00)自宅
所要時間 登山=5時間15分 <AM10:00-PM3:15>   総合=6時間50分 <AM9:20-PM4:00>


      古賀志山山頂(583m)
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古賀志山登山ルートマップ
スライドショー:古賀志山登山<林道・沢コース〜古賀志山・御岳〜正面コース>

【古賀志山概要】
古賀志山は、宇都宮市区外西北の丘陵地帯に位置し、その山容は「ゴジラの背中」を思わすようだ。 あたり一帯は岩山が多く、切り立った岩場もあり、ところどころにクサリ場や鉄梯子が掛けられ手いる。 また、岩登りのゲレンデしても知られている。 中高年のハイカーが多く、登山ルートのバエリエーションも多く、初級から中級〜上級のルートとバラエティーに富んだ組み合わせが出来て面白い。 山頂近くの「御岳」からの「日光連山・高原山・塩原山系」更には「那須連山」まで望遠ができる。

平成16年度の年間計画として、冬季間の体力維持のために、「毎週1日」の頻度でトレッキングすることを決めた。 宇都宮市内在住の高校時代のクラスメート(福川氏)との約束を作った。 毎年12月〜3月は登山に出掛けず、その間に脚力が落ちて、春先の登山に支障を感じていた。 今年第1回目のトレッキングは宇都宮市北部の「古賀志山(583m)」と決まった。 【栃木の山120】にリストアップされた面白い山である。 数年前の「ヤシオツツジ・カタクリ」の花の咲く頃
以来の2回目だ。 

今日のトレッキングのリーダー役の福川氏が9時10分に立ち寄ってくれた。 彼の車で自宅を9時20分出発。 登山口の「宇都宮森林公園駐車場」に向かう。 道中で弁当の「オニギリ」を調達して、9時50分駐車場着。 ルートは福川氏の推薦コースに従う。 10時丁度にスタート。 古賀志山山頂付近は駐車場から見えている至近距離にある。 東側の「東稜ルート」の取り付き口がはっきりせず、林道を歩き、とうとう通過してしまったようなので、計画を変更して、林道を更に進んで、「559ピーク」直下部の分岐点に通じるルートを辿る。 10時40分、分岐点着。 稜線を左に折れて「中尾根」を前進。 話し込んで進み、20分経過した地点で、「古賀志山山頂」が右手の位置にあることで、「古賀志山分岐」を通過してしまうミスに気が付く。 今日二つ目のルートミス。 苦笑いしながら元に戻る。 11時15分、分岐点で左折して古賀志山に向かう。 近郊の山の気安さが気の緩みを誘った。 11時35分、富士見峠通過。 古賀志山山頂到着は11時45分。 霞のような天気であまり展望はよくない。 宇都宮市内方面を見ながら、オニギリの昼食。 二人の登山者が来たので、「古賀志山山頂標識」で二人の記念写真をお願いした。 12時にもっと展望の良い「御岳」山頂に向かう。 「不動滝ルート」分岐を過ぎて、「大日如来」と「猿田彦大神」を祀った社殿を右に見て通過。 岩場に架かる短い鉄梯子を登ると間もなく展望の素晴らしい「御岳」山頂に到着。 数年前には「御岳」に行かなかったので、180度の素晴らしい展望に驚いた。 先ず山頂にいた登山者に記念写真を写してもらい岩に腰を下ろして展望を楽しんだ。

富士見峠にて 古賀志山山頂の展望    神社社殿 御岳山頂での記念写真

正面に「日光連山」と「高原山」が殿と構え、その左側(南西)には足尾方面の「皇海山(2144m)・庚申山(1892m)」等が、高原山の右側(北東)には「塩原山系」、更に「那須連山」への続く眺めに、引き込まれた。 「日光連山」は左から「奥白根山(2578m)」「男体山(2484m)」「大真名子山(2375m)」「小真名子山(2323m)」「帝釈山(2455m)」「女峰山(2483m)」「赤薙山(2203m)」が横に並んで見える。 やや間隔を置いて、「高原山」=「鶏頂山(1765m)」「釈迦ガ岳(1795m)」、 その北西には塩原山系を形成する「日留賀岳(1849m)」「大佐飛山(1908m)」が、その北西部には霞んではいるが、「那須連山」=「茶臼岳(1915m)」「朝日岳(1896m)」「南月山(1776m)」が塊に見える。 この小さい「御岳」から、日本百名山が4座も見える(上記の太字の山)。 

高原山 日光連山 男体山 奥白根山 高原山山群

近くに目をやると、「古賀志山(583m)」、パラグライダー飛行デッキが山頂に光る「赤岩山(535m)」、鹿沼方面の「石裂山(879m)」「横根山(1373m)」が、北東には「鞍掛山(492m)」「羽黒山(458m)」が見える。 入れ替わりに登山してくるハイカーは100%、我々年代の中高年者ばかり。 その多くの人が毎週いや、しゅう2−3回この山に登山すると話している。 夫々の挨拶を聞くと、知り合いのようにも聞こえた。 

皇海山 赤岩山と石裂山・横根山方面 宇都宮市街方面 古賀志山

古賀志山方面〜鞍掛山にかけては、雲間から漏れる陽光に照らされて300−500mの近郊の山々が重なって美しい。 鶏頂山・釈迦ガ岳の斜面に白く見えるのは「スキーゲレンデ」のようだ。 1時間45分の長居に気づき下山開始。
鞍掛山・羽黒山方面 石裂山方面 高原山方面 鹿沼方面 篠井富屋連峰方面

選んだ下山ルートは「目晴台」から下る「東稜ルート」だったが、途中の左への分岐を取らずに、主面ルートを下ったが、予想に反して厳しい岩・急勾配での「クサリ場」の連続で緊張した45分間だった。 林道に15時5分、 駐車場には15時15分到着。 終日予定以外のコースや山頂の展望を満喫して、平成16年度、第1回目のトレッキングを終えた。