筑波山(876m)登山
<つつじヶ丘〜女体山〜男体山〜筑波山神社
〜つつじヶ丘>


登山年月日 平成16年2月22日(日) 快晴
登山メンバー 殿川紘史・平居・前田
主要ルート 宇都宮(6:00)ー><表筑波スカイライン>ー>(7:30)「つつじヶ丘」ロープウエイ駐車場(9:25)ー>(10:10)弁慶茶屋ー>(11:00)女体山(11:15)ー>(11:30)男体山(12:40)ー>(13:00)ケーブル山上駅ー>(14:10)筑波山神社(14:40)->弁慶茶屋分岐ー>(16:00)「つつじヶ丘」駐車場(16:10)ー>(18:00)宇都宮・自宅
所用時間 登山時間=4時間35分 <AM9:25-PM4:00> 総合=12時間 <AM6:00-PM6:00>  総歩数=16,100歩


      筑波山神社境内>
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筑波山登山ルートマップ
スライドショー:筑波山<つつじヶ丘・女体山・男体山・筑波山神社・弁慶茶屋分岐・つつじヶ丘>


【筑波山概要】
関東平野の東部に位置する876Mの双耳峰は、日本百名山で最も高度の低い山である。深田久弥の『日本百名山』に記載の文章によると「関東諸国の男女は春花咲く頃、秋紅葉の節、相たづさえて登り、山上で御馳走を拡げ、歌を歌って舞い楽しみ、そこで夜を過ごす者もあった。(略)わが国では宗教登山が最初の様に言われるが、筑波山のような大衆の遊楽登山も早くから行われていたのである』。 この山は関東平野に独立峰として聳えるために、殆どの周辺の山々からも見ることが出来、ケーブルカーとロープウエーが山頂近くまで通じているので登山の表現はおこがましいが、
いざ登って見ると、美しいブナ林に巨木もあり、大きい奇岩が沢山あって中々味のある山である。


2年前の秋の紅葉が美しい時期に第1回目の登山をして以来、2回目を真冬に登るきっかけは、聖岳・荒沢岳・巻機山・鳴虫山等を一緒に登山した、百名山を目指す平居さんを今回は案内することになった。 当日は幸いにも温暖な天候に恵まれた。 自宅を早朝6時に出て、国道#123−>#408−>#125から「表筑波スカイライン」経由で今回の登山口に選んだ「つつじがおか」のロープウエイ駅駐車場で待ち合わせた。 同行登山する二人は埼玉県本庄付近からだった。 途中は予想外に空いていて、予想外に早い、7時30分に到着。 朝食の「オニギリ+お茶」+コーヒーを飲んでも十分余裕が在った。 9時25分に「つつじヶ丘」ー>弁慶茶屋に向かった。 スタート地点からの急坂でスローペースを維持した。 弁慶茶屋に10時10分、その休憩ベンチから巨木の杉の木の枝の空間から、双耳峰の筑波山:女体山(876M)の岩が綺麗に見えた。 茶屋を過ぎると大きな岩の間を抜けた(写真右下)。 
地図の登山ルート図には「おたつ石コース」「白雲橋コース」の間に「弁慶茶屋」がある。 


筑波山概要説明   登りルート      方位版    弁慶茶屋:筑波山神社分岐  女体山頂  弁慶七戻り

「弁慶の七戻り」「高天原」「胎内くぐり」の奇岩を過ぎると、ブナが茂る平坦地:休憩場所にでると、先程、弁慶茶屋で見えた尖った女峰山」が正面そそり立つ。 遠くから見た印象と違う奇岩が続き、夫々に興味深い名前がついている。「出船入船」「裏面大黒」「北斗岩」「大仏岩」の奇岩が続く。 

弁慶七戻り      女峰山頂が見える立派なブナ林地帯    大仏岩   山頂直下 筑波山山頂<女峰山>

これ等の奇岩をすぎて、最後の巨岩を右周りにルートを辿れば、女体山の祠に着いた。 11時丁度。  さすがに大衆・観光の山で且、日曜日も重なって、10−20名が狭い山頂の迫り出した岩に座り込んでいた。 「日本百名山:筑波山」の石塔の側で、記念写真を撮って、山頂=岩の先端に行くとブナの巨木に隠れていた、もう一つの頂上=男体山(870M)が尖った山頂が見える。 岩の先端に居ると、風で帽子が飛ばされそうになる。 先程出発した「つつじヶ丘」ロープウエイ駅や関東平野の南部が春霞みの彼方に展望できた。 安全登山を女峰山でお祈りして、15分経過後、滑りやすい天然の石段を下り、ブナの巨木が繁茂するなだらかなルートを下ると電波塔を過ぎて、売店やケーブルカーの山上駅がある「御幸ヶ原」に着く。

女峰山の祠   男体山を背に:女体山頂 筑波山観光案内図 セキレイ石

此処からまた階段が始まる。 右手の看板に「筑波山自然探求路」の概念図がある。 其処を右に見て約10分かん登ると「男体山」の祠に着く。 11時30分から12時40分まで山頂神社直下部の陽だまりで休憩しながら昼食にたっぷり時間を掛けた。 3人三様の昼食内容だ。 バーナーを使い湯を沸かして「コーヒー」をドリップする。 再び男体山を下りケーブルカー山上駅付近でトイレ休憩後、山上駅の右側から、樹林帯の急坂を下り始めた。 犬・幼児連れの人達が多い。 概して、小学生になれば、両親よりも元気良く登っていた。 割に見通しの良い大きい樹木帯を下りて、筑波山ケーブルカーの「みやわき駅」を右に見て、「筑波山神社」境内に入る。 安全下山を感謝して、一段低い巨木のある「ご神木」と「銀杏」の木の側で休憩。 

自然研究路案内図 男体山最後の急坂     山頂の祠前   筑波山神社境内     御神木と白梅

ほのかな香りの先に1本ずつの「白梅」・「ロウバイ」・「紅梅」が在った。 銀杏の側の大きな大理石の石版には「筑波山」の所属先争いの歴史と和解成立の結果物語が記されていた。 14時40分、短い冬の午後を気にしながら、「つつじがおか」ロープウエイ駅に向けて出発。 1時間余の樹林帯の中を歩く。  その山道入口付近に見慣れない花があった。 「ヒマラヤユキノシタ」だと花博士の平居さんが教えてくれた。 此れから筑波山神社境内から「迎場コース」を辿って「つつじヶ丘」駐車場を目指す。

筑波山神社境内にて: 白梅(月影)  ロウバイ    紅梅         ヒマラヤユキノシタ    水仙

真冬の山中歩きは肌寒さを感じて当然だが、荷物を背負っての坂道の為に、汗が出るほど暖かい、いや暑い位だった。「迎場コース」の弁慶茶屋に通じる分岐点を左に見て緩やかな階段を歩き、16時丁度に駐車場に到着。 宇都宮自宅に16時帰着。   総歩行数=16,100歩