戦場ヶ原トレッキング

赤沼〜小田代〜泉門池〜光徳入口
年月日 平成16年8月24日 晴ー>快晴
メンバー 殿川 紘史  <単独行>
主要ルート 宇都宮自宅(9:00)−>(10:40)赤沼駐車場(11:00)−>(11:30)小田代・展望台(11:35)−>(12:00)小田代<昼食>(12:30)−>(12:40)泉門池(12:50)−>(13:40)光徳入口(13:50)−>(14:00)赤沼駐車場(14:10)ー>(16:00)宇都宮自宅
所要時間 トレッキング:3時間 <AM11:00-PM2:00> 全体:8時間


       ホザキシモツケ
写真上をクリックすれば拡大出来ます

朝の天気が良さそうなので急に「戦場ヶ原トレッキング」を思い立ち、9時に宇都宮の自宅を出発。 少し道路が渋滞していて、10時40分に赤沼駐車場到着。 赤沼ビジターセンターでトレッキング用の地図を手に入れて「赤沼」ー>「小田代展望台」ー>「小田代」ー>「小田代歩道分岐」ー>「泉門池」ー>「逆川橋」ー>「光徳入口」ー>「赤沼」のコースを辿る事にした。 今年は2月の雪上トレッキングで戦場ヶ原を歩いたので、2回目だが、シーズンが違うので・・・
赤沼駐車場から散策路に入った間もなく「野生の鹿」2頭が小川越しにいた。 若い草をたべるのに夢中で5m程度までも近づいても驚く気配はなかった。 鹿の側に咲いていた「ホザキシモツケ」が綺麗だった。

スライドショー:<第1部> <第2部>
小田代・戦場ヶ原トレッキングルート図  ホザキシモツケ     赤沼駐車場近くまで現れたシカ:給餌に夢中

石楠花橋分岐で「小田代歩道」のルートを選択。 龍頭の滝に流れる湯川に写る周囲の緑も美しい。 大木の多いクヌギ林と地面のミヤコザサの空間が視界を十分に広げて其の中の巾2−3mの遊歩道を進む。
龍頭の滝分岐 湯川:龍頭の滝方面への流れ クヌギ林+ミヤコ笹 シャクナゲ橋分岐

前日までの雨の影響で水溜りも・・・ 30分程度で「小田代・展望台」の表示地点で、視界の広がった「展望台」に進む。
名前とは少し違い、戦場ヶ原の高さとは殆ど変わらないが、、南東方向が開け、戦場ヶ原越しに「太郎山」方面の山並みも見渡せる地点だ。 直ぐに小田代に向かうルートに戻った。 小田代のバス停留所から木道上を泉門池方面に向かう
クヌギ林を縫う小田代方面へのトレッキングルート 小田代展望台表示   展望台から見える太郎山

林間には小さい白い花(左下)が沢山咲いていたが名前不詳。 「自然探求路分岐」のベンチで昼食。 前面の葦原を見ると「野生鹿」が7−8頭が盛んに若草を食んでいるのを発見。 昼食を中止して「75−300mm」レンズに交換して鹿の食事風景を撮影開始。 丁度強すぎない適度の陽光が照り始め、名場っても無い撮影条件になったし、特に小鹿は10m以内の距離でも警戒心を示さず、背丈ほどの足の中でゆっくりと草を食む。 
小田代歩道と小田代への分岐付近に現れた7−8頭の野生シカ
葦の中で給餌に熱中する野生のシカ:2組の「雄・雌」の親鹿と数頭の小鹿の表情が面白い

辺りに居たトレッカー達も鹿の群れに気が付いて、鑑賞する人・カメラを取り出す人が集まり始めた。 栄養状態が良いのか鹿の毛の色は鮮やかな茶色に白い斑点が綺麗だった。 
10m位まで近づいても逃げないシカを見入るトレッカー達 ズミの早い紅葉 小田代歩道への分岐

清水が常に沸き出でる「泉門池」へ向かう。 清水が湧き出る地点は鬱蒼と茂る木々のトレッキングルート直下部からで其処から流れ出して「泉門池」を形成する。 陽光が当たる浅い清水溜には鮮やかな緑のミズゴケが生えて居る。
周囲の木々の倒木がそのままの形で清水に浸り、如何にも自然の在りのままを残している。
「泉門池」:清水が湧き出る泉・透明な水中には濃緑〜黄緑色のミズゴケが多い
泉門池を覆う大木の梢を写す水面 朽ちた倒木も自然のまま放置
泉の水中に沈殿している倒木 常に湧き出る清水は湯川に流れ込む

所によっては水草は水面に浮き、その下の水中には濃緑色の苔が見える。 池が広がる東側は男体山が見え、池の周囲には穂をつけた葦や雑草が取り囲む。 それらの周囲の景色の写りこみがまた綺麗だ。 暫く泉門池周辺を撮影後、光徳牧場・逆川橋方面へのルートを選んだ。
男体山や周囲の木々を写す沼池 水面上に浮いている黄緑色の水藻 清水は沼地へ
泉門池と周囲の葦・雑草 湯滝から流れ湯川となる   ルートマップ 逆川・光徳方面

湯の湖から流れ出た水は7−80mの落差の「湯滝」ー>湿原内の「小滝」を経て「湯川」となる。 その流れに出た。 間もなく樹林帯を抜けて木道が伸び、戦場ヶ原の広大な湿原に出る。 此処からは戦場ヶ原を囲む「日光連山」が殆ど展望可能となる。 まだ緑一杯の湿原の中に可憐な白い花の株が見えた。 良く見ると「ウメバチソウ」らしい。 望遠:300mmにして最短距離を保ってそれらを撮影した。 直径20mmにも満たない花。 木道の近くまで「ダケカンバ」の幼木が沢山生えて地点に来た。 戦場ヶ原代表的な「小鳥と植物」を描いた看板で色んな戦場ヶ原の生態や生成過程の学習が自然に出来る。
湯川には川魚も

泉門池から約40分で湿原の山際を走る国道に出て横切り、車道側の歩道に沿って光徳入口に向かう。 光徳入口周辺の両側には少し最盛期を過ぎようとしているピンク色の「ホザキシモツケ」と「ニッコウアザミ」が多数咲き乱れていた。
光徳入口バス停留所には数人がバスを待っていた。 歩くつもりだったが、其の人たちと話している時にバスが到着し、自分もバスに乗ってしいまい、二つ目の「赤沼駐車場」で下車する羽目になった。
戦場ヶ原の植物 ニッコウアザミ  最も沢山咲いていた「ホザキシモツケ」

14時に赤沼停留所に着き、身支度して14時10分に車を自宅に向けた。 16時に宇都宮・自宅到着。