久住山系:大船山(1786M)




 登山年月日 平成14年5月4日  曇・霧・霧雨
  登山メンバー 殿川紘史  (往路:単独・復路:松永氏)
 主要ルート 坊がつる避難小屋(6:30)―>(7:30)分岐点ー>(7:50)大船山山頂(8:00)―>(8:15)大船山避難小屋(8:40)ー>(9:50)坊がつる避難小屋
 所要時間 3時間20分 <AM6:30−AM9:50>





大仙山登山ルート:坊がつる付近


5時50分起床して雨・ガス共に少ない事を確認して朝食。 坊がつるキャンプ場の高度は雨も無くガスも消えたが1300m以上はガスが濃い。 視界が改善すれば大山・黒岳または平治岳にも足を伸ばす事にして6時30分、大船山登山を開始。  霧がやや晴れ始め「三俣山」の下部が視界あり。


避難小屋傍のキャンプサイ 落下したムシカリの花 自然の厳しさを語る樹幹の曲がり

高度を上げるにつれ「霧」が掛かり視界が悪化してくる。 7時30分:分岐点(大船山・黒岳・平治岳)で視界悪化。


ボケの花:庭育ちより綺麗 野イチゴの花?? 外側に花ビラが開くムシカリ

ガスと霧雨交じりの悪天候状態の大船山山頂(1785M)に8時着。 頂上直前で「避難小屋同宿者=Mさんに会う。頂上は視界は10米以内。 何処かの大学の「ワンゲル部員」のグループに会う。頂上の標識をバックに写真撮影してもらい約5分滞在して下山。途中の避難小屋で休息する事に決める。8時15分:大船山避難小屋着。松永さんはそこで休憩中だった。 軽い食事=スナックと給水後下山。 黒岳登山(1、587米)は諦める。(道も整備されずガスで迷いやすいとの松永さんのアドバイス)。

視界がない大船山山頂 何の花? 岩・木の根元には沢山の苔がーーー

途中、時間を掛けて「苔」の写真を撮影しながら松永さんと同じ行動で、9時50分:坊ガツル避難小屋帰着。 早朝に大船山に出発した川越市からの二人は大船山ー>平治岳も登山しての帰着していた。 11時頃昼食後、雨の間を縫って「周辺から薪」の収集と鋸での裁断作業を2時間余続ける。 今夜の薪は十分だろう。

豊富な苔:下山途中 蛇の彫刻?:道端の生きた木の幹

午後広島県府中市からの二人が避難小屋に到着。二人共に「家具関係会社」勤務。 終日雨・霧が止まず日没直前に雲が減少。 写真撮影を少し。夕方に福岡からの6−7人のグループが到着。 焚き火で濡れた衣類や登山靴を乾燥。明日の天気の回復は確実の様だ。 時間に任せて避難小屋の壁に次の如き「落書き」を発見。山を愛する者の気持ちと久住山系の天候を物語っている。 記念に写真にも記録した。
『今回で6回目の九重(6年連続)ほとんど雨。もーいやでもまた来てしまう不思議な魅力』 びし(平成6年8月14日)

何とこの人の心境が良く理解出来る:坊がつる避難小屋の壁

こんなにのんびりと山小屋で時間を過ごす経験は初めて。埼玉からの二人と地元の松永さんは午後3時頃下山した。松永氏との再会の機会を期待したい。 午後8時の就寝まで新たな宿泊者達と暖炉を囲んで語り合った。 明日の天気予報は好転しそうだ。