久住山縦走:1987M
  <白口岳・稲星山・久住山・中岳・三俣山


登山年月日

平成14年5月5日   快晴
登山メンバー 殿川紘史  (単独行)
主要ルート 避難小屋(7:00)ー>(7:15)法華院温泉ー>(7:50)鉾立て(7:55)ー>(8:35)白口岳(8:40)ー>(9:45)稲星岳ー>(10:20)久住山(10:55)ー>(11:20)天狗ヶ城ー>(11:30)中岳ー>(11:40)御池ー>(12:00)久住分れー>(12:35)諏蛾守越(12:40)ー>(13:00)三俣山・第1峰(13:20)ー>(13:30)諏蛾守越ー>(14:05)法華院温泉ー>(14:15)坊がつる避難小屋(14:30)ー>(15:20)雨ヶ池越(15:25)ー>(16:20)長者原駐車場
所要時間 9時間30分  <AM7:00−PM4:30>

        
    <久住山より三俣山方面を望む>    


5時40分:起床・朝食 今日は久し振りの好天は間違いない。 サブザックの軽装で7時に出発。 キャンプ場の正面に硫黄山から出る白色の噴煙と澄み切った濃紺の空の色のコントラストが見事。久し振りの快晴にキャンプ場のトレッカーは皆にこにこ顔に見えた。 急いでテントを撤収して出発する組もある。 キャンプ場の水溜りに写る噴煙が綺麗で思わず何枚もの写真を撮った。 法華院温泉(1300米)を経由して、7時50分:鉾立峠着。


快晴で慌しくなったキャンプサイト 水溜りの硫黄山の噴煙 中岳と三俣山の間から見える硫黄山の噴煙

この峠から眺める大船山・三俣山頂上付近の雲とガスの変化は見事。 白口岳(1720米)へ。 天候は高度を上げるにつれ「ガス」が濃くなり視界は安定せず。 8時35分:白口岳山頂着。 道中は沢山の「イワカガミ」の群落が登山道沿いに続く。 周辺(三俣山、大船山、稲星山、中岳)は時折頂上の姿が見えたり消えたりーーー。 9時頃、白口岳頂上着するもガスが仕切りに押し寄せ視界は良くない。 稲星山へ向う途中「霧」のために道を誤り15分のロス。 9時45分:稲星山頂上(1774米)。 久住山方面と東方にはガスが少なく、西方は視界がゼロ。 稲星山頂上はガスで視界略10−20米位。 頂上から「久住山」への下りを進む。 分岐点(久住山・久住山南登山口・稲星山)近くに「金命水」があり広島からの二人は休憩を兼ねて、ザックを下ろし、おいしいと全部の水を入れ替えた。 10時20分:久住山(1787米)到着。

鉾立峠付近からの坊がつるキャンプ場 鉾立峠の早朝のガス 鉾立峠のイワカガミ

百名を越える登山者で頂上は混雑。 久し振りの5月の連休の好天且つ最後の休日の為で仕方がない。 家族・登山グループ・ツアー、個人登山者等々。 久住山の南側を覗いて時折視界が開けると中岳(1791米)、稲星山、白口岳、三俣山、其れに大船山等が展望される。 硫黄山の噴煙が全体の風景への絶好のアクセントである。 久住山頂で記念写真を撮ってもらい、昼食(スナック・羊羹・りんご・コーヒー)。 10時55分:天狗ケ城経由で中岳に向う。 天狗ケ城経由のルートで11時30分、中岳山頂。 久住山に比べ、登山客は少ない。 視界は余り良くなかった。  記念写真を撮ってもらい早々に往路と違うルートで天狗ケ城直下の湖に下り、湖辺の道を通り、久住別れにでた。 湖面に映る正面の景色は中々良いものだ。

久住山山頂 久住山山頂から見る硫黄山の噴煙 中岳山頂


 下山路は御池を巻いて「久住別れ」へ、北千里浜に向け急坂を下山開始。 ガスが濃いとルートを見失いやすいポイントの様で、「北千里浜」へ下る途中の殆どの岩に「黄色いペイント」が派手に塗られている。12時35分:分岐点(三俣山・久住別れ・法華院温泉)に12時過ぎに到着。


御池の水面 久住分かれから「北千里浜」へ 北千里浜から三俣山に向かう


どの方向から見ても形の良い「三俣山」を目指した。 独立峰のために何処からでも見えるので当然山頂での眺望は良いだろう。 この山には木が無く全体を熊笹が繁茂している。 かなりの急坂を登り、12時55分:三俣山、第1峰到着。 数人が風の当たらないところで弁当を開いていた。 午後になりガスが増えてきた関係で、第二峰を覆い始め、視界が利かぬと判断して「第二峰」への登山中止して、スナックを口に入れ、水分補給した。 山頂からの硫黄山の噴煙の眺めがよく、鋭角の黒い峰に沿って風に流され岩山の輪郭がより鮮明に見える。 久住山方面からの眺めと正反対でこの眺めの甲乙つけ難い。 13時20分頃、下山開始。

 

三俣山・第1峰から見える硫黄山の噴煙の流れ 北千里浜のケルンとトレッカー


13時30分:三俣山直下の分岐点通過。 法華院温泉へのルートを進む。 全体が砂に覆われた平原の様相で、一部に水の流れ道がついている。今から久住分かれ方面に向かう人も結構いた。 ガスの発生時の道標のケルンが一定間隔にあり、通過するトレッカーと共に、其れが写真のアクセント都合が良い。 「月の砂漠」を思い出す光景。 平坦地の先は「坊がつる」のキャンプ場と「法華院温泉」が眼下に見えた。 ガレ場の急坂を下り、法華院温泉敷地内を通過してキャンプ場へ。 朝は全く気が付かなかったが「リンドウ」がいたるところに咲き、花を終えた「タンポポ」の毛玉が綺麗だ。 ミヤマキリシマが一部開花し始めたものもあった。 14時15分に坊ガツル避難小屋着。



タンポポの実と羽毛 ハルリンドウ 坊がつるを流れる小川


パッキングと小休止の後14時30分長者原登山口へ出発。 道中写真撮影氏ながらの歩行はスピードが鈍る。荷物はザックの「ベルト」の位置調整で「肩」への負担を感じず「背中」にフィットし歩行し易くなる。 15時20分:「雨ケ池越」で小休止。 池の水は見られず。 雨の時のみ池となる意味らしい。 池の周辺には「真っ赤のボケ」の群落があった。 マウンテンバイクで下山する若者数人もいた。 往路登山時には「水」を確認したが、雨の降らない時は水のない池らしい。 この地点〜登山口までは、主として4キロは下りのみ。 数日の降雨で登山路はかなりぬかるみ歩きにくかった。 広葉樹林帯にはいると若葉を一杯につけた木々の下には一面のの苔が這えていたのは予想外だった。 結局途中休憩せず長者原駐車場に16時20分着。 かなり疲れてしまった。靴もシャツもぬれて気持ちが悪い。


雨ヶ池のボケの花 広葉樹林内には豊富な苔が・・・  アマドコロ


急いでザックをしまい、数キロ先の「やまなみ牧場」の温泉で入浴。 休憩室を拝借して久住山で撮影した映像を全部PCに移動し、写真のレビュー。 19時45分まで休憩室。 長者原駐車場に戻り夕食(カレー・サラダ・ピクルス)。 長崎の第二姉宅に5月6日午前中の立ち寄りを連絡し了解取得。 大村市の第一姉も7日の夜宿泊でOK。 午後9時長者原出発ー>長崎方面へ。 午前1時に明野町付近の「ファミリーマート」駐車場で車中仮眠。



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