開聞岳(922m)

 登山年月日 平成14年4月7日    曇v
  登山メンバー 殿川紘 史   (単独行
 主要ルート 金峰町・道の駅「きんぽう木花館」―>西郷記念館―>知覧記念館―>開聞岳3合目登山口(12
:20
)―>五合目―>開聞岳頂上(13:45)―>三合目登山口駐車場(15:20)―>温泉―>コインランドリー ―>道の駅「喜入」(車中泊)
 所要時間 3時間  <AM12:20−PM3:20>


 <夕日の開聞岳を望む>


道の駅〜西郷記念館〜知覧記念館〜開聞岳登山口

8時30分 道の駅スタート。 曇時々小雨。 開聞岳の登山口の道中で雨模様が変わらず、何れは一度訪問したいと思ってきた「西郷記念館」と「知覧記念館」に立ち寄る。「西郷記念館」は西郷さんの銅像を中心に構成した公園だが、期待に添わない内容の施設。「知覧記念館」:「太平洋戦争末期の特攻隊の行動」を知るためにーーー。 屋外の銅像、お墓、出陣直前に過ごしたとされる三角兵舎が印象的で、諸所の記念碑に刻まれた文言は若くしてお国の為に空に散った特攻隊員の心情とその親の悔しさが手に取る如く伝わる。 記念館内は、多くの高校生や若者も同世代の特攻隊員の気持がわかるのか実に静かに神妙に展示された遺品や写真を見入る様は、「世間で言われる問題多き若者」とは丸っきり異なる純粋な気持と行動に驚かされた。 やはり立ち寄って良かった!


開聞岳登山

 11時頃、開聞岳3合目登山口駐車場着。 依然天候はハッキリせず、天気予報とは違った様相。 天候待ちを兼ねて出発前に昼食。 薄日が漏れ始めたのを確認して登山を決定。12:20分 登山開始。 登山ルートマップによると開聞岳を巻く様に頂上まで登山路が続く。 地図では「整備された道」と解釈していたが、正反対で思いの外ゴロゴロの石と急な坂道。 12時45分5合目通過。 数分の小休止で登山継続。 七合目以降の登山路は大きい石が多く歩行し難い。


とうとう天気予報を裏切る霧の頂上に13時45分着。 頂上の標識で屋久島方面、鹿児島方面等を察知できる程度のかなり濃い霧と冷たい風の中、記録として頂上の写真を撮影。 寒さを我慢して「ビスケット」を少々補給。 5人の中高年婦人グループも頂上に到着するや、そそくさと下山にを始める気持も良くわかる。 頂上周辺を散策できるコースが有ったが、視界ゼロの為早々に下山 決定。 30分の頂上滞在は最短記録かも知れない。 14時15分に同じルートを霧の中に休憩せずに下山路を急いだ。 高度が下がるにつれ霧は薄くなるが晴れる気配なし。



15時20分駐車場到着。 日本百名山の期待に反する登山だった。  天気が良ければ、素晴らしい海岸線・屋久島方面の展望―――となっただろう・・・。  総歩数=13,200歩。出口のゲイトのガードマンに聴き「麓の温泉」を確認して急行する。 風呂で約1時間。 側の海岸は全部砂浜で北西方向には先程登山した円錐形の開聞岳がダークブルーの姿が眼前に迫る。頂上部のガスはヤット晴れた。 黒い砂と浜に砕ける白波が開聞岳を背景にモノクロ写真のようだ。



 温泉で教えてもらったコインランドリーで 汚れもの全部洗濯しながら「カメラの画像」をPCに移す。 暗くなる頃洗濯を終え、今夜の宿泊地:道の駅「喜入」に向う。 19時30分到着。 かなり広く規模の大きい「道の駅」で温泉・スポーツ施設も併設されている。  多分「喜入石油基地」建設の見返りの補償金を使い自治体が建設したものと我流で解釈。 静かなトイレに近い一角を選び駐車。 22時30分 就寝。