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2004年5月度 |
5月2日 | 行者環岳登山 |
【行者環岳(1546m)概要】 この山は修行で名高い「大峰山系」に在って、北の「山上ヶ岳」<ー>「大普賢岳」<ー>「弥山・八経ヶ岳」の奥駈修行ルートの中間に在る。 今回近畿の山々を登山してその序の5月2日に単独登山した。 生憎天候は悪く、登山口にした「行者環トンネル西口駐車場」ー>稜線ー>行者環避難小屋ー>山頂の往復すべてでガスに囲まれた山行だったが、晴天登山と違った「ガスに煙る稜線」の写真が撮影出来た。 詳しい登山記録は後日掲載する『行者環岳登山』を参照されたい。 |
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トンネル上部の稜線に直接登るルートを選び稜線に出た。 そこを北上して「大普賢岳」方面に向かう。 コバイケイソウだけが緑色をした植物だった。 |
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程よくガスが掛かり、視界は50m−100mの範囲だった。 落葉して新緑には早い為に、一面薄褐色の世界に見えた。 |
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ブナ・ミズナラを主体とする樹林帯で時折「シャラ」が混じった。 霧の中で見られた花は「ムシカリ」・・・。 関西電力送電線鉄塔の側に「真新しい行者環避難小屋」があったが、管理人は不在だった。 帰途に10分間内部で休憩させてもらった。 |
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此処も「鹿の食害」に遭ったトウヒが樹皮を剥ぎりられた姿を見せた。 避難小屋を過ぎた所で「苔」蒸した倒木帯があり霧に透かすととても幻想的に見えた。 出発から2時間30分頃、一担行き過ぎに気付いて折り返し、「行者環岳」山頂に立つ。 山頂は視界もなく、上の「山頂標識」がその証拠。 登山者には会わず、全く単独の山頂。 10分位居て下山した。 |
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往路と同じルートを今度は「弥山・八経ヶ岳」方面に向かう。 ガスは相変わらずで、ガスに煙る樹林帯を中心にスナップ写真を撮った。 「シャラ幹の茶色」「倒木」「切り株」「アカヤシオ」「ムシカリ」等が唯一変化を感じさせた。 |
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往路はガスや方向から見落としていた「アカヤシオ」を見つけた。 霧が霧雨に変わり始めた。 ザックに防水カバーを被せたが、それ以上には降らなかった。 ムシカリの葉と花に付いた僅かの「雫」が逆光線にすると何だか綺麗に見える。 |
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最も鮮やかな「アカヤシオ」を過ぎると再び「霧に霞む黒褐色の樹木の世界」に戻る。 でも久し振りに「色」に幻惑されない 風景を満喫??した。 |
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とうとう、「行者環トンネル西口」から直登坂の分岐点に到着。 略、平坦な稜線ルートを離れて、急勾配の樹林帯の中を抜ける下山ルートを経由して、霧雨の降り始めた駐車場に11時40分に帰着した。 明日からは暫く天気は好転しないとの天気予報に明日予定していた「釈迦ヶ岳」登山を中止して、九州に向かう為、大阪方面のルートを取り始めた。 |