My Diary 2004年5月度

5月20日 島根:出雲風土記の丘

出雲風土記の丘
島根県松江市の南方約10キロ程度離れた「八雲村」の丘の一角に「出雲風土記の丘」がある。 前日、美保ヶ関見物後境港港の大きい橋を渡り、宿泊地・道の駅「広瀬・広田城」で一泊した。 近くに「出雲風土記の丘」が在ることが判り、翌日の5月20日、東広島市に向かう途中で立ち寄る事になった。 其処には「資料館」・「岡田山古墳」・「古代家屋」・「中世土居」・「植物園(古代植物)」から成る展示物があり、早朝から観光バスが止まり、県内の中学生のツアーが居た。 「出雲風土記の丘」を見学後、其処から1キロ以内に在った650年の歴史を誇る「神魂(カモス)神社」を訪れたので、同様に写真出紹介する。 最後に前日の19日の宿泊地・「道の駅:広瀬 富田城」も追加した。 この富田城は自然の山の地形を利用した「山城」と紹介されていたが、夕方且つ日没近い為に山城の頂上は訪れなかった。

「歴史の国:出雲」の風土記の丘は松江市南方の八雲村に在った。 十分に時間をかけて歴史展示地域を散策
国道$432号に近く利便性がよく且つ静かな雰囲気を持つ展示
箱式石棺と古墳時代の家屋の展示が目を引く
前方後方形構造の岡田山1号古墳は内部まで発掘されて、内部への入り口がある。 二号古墳は未発掘のまま保存されている
天平5年(733年)の出雲国風土記に記載されている出雲地域内に存在し且つ現在推定可能な植物:93種を風土記の記載名と現在の学名を対照させながら、植え込まれた地味な植物園である
貫衆(カンジュ) 地楡(ジイ)
ワレモコウ
苦参(クジン) ビャクシ 獨活
出雲国時代の植物園にも花が咲く植物が植え込まれ、自然とその方に目が向いてしまう

スライドショー:#1(上記写真)

アヤメ 島根県内に繁茂する野生種? ユリ科:ササユリ
植物園周辺の雑草? 神魂(カモス)神社鳥居と水鉢
今から約655年前に開かれた神社であると案内看板に記されている純粋な木造作りで出雲大社と同様の高床構造の本社がある
神社境内にはその歴史を感じさせる幾つもの建物があり参拝客も皆無で静かな佇まいだった
大きな杉の木が何本かあり、周囲には苔が生え、神秘的な感じが漂う
順木造の本社殿を支える高床構造の丸太は社殿の大きさに比べても大きく、床の高さは優に1階を越える高さがある。 屋根はヒノキの樹皮で葺いてあり、メンテナンスも至極よかった
同じ復路を辿り水鉢の側を通過・石灯篭が幾つも立ち並ぶ
道の駅「広瀬 富田城」に宿泊。 この富田城は典型的な山の地形を利用した「山城」である説明があり、興味深かったが、時間の都合で「三の丸・二の丸・本丸」がある山頂には行けなかった

スライドショー:#2(上記写真)