白山スーパー林道:第2/3編
 
<姥ヶ滝・親谷の湯>


訪問年月日 平成17年7月25日(土) 快晴
メンバー 殿川紘史 <単独>
主要ルート 【7/25】高山市内・道の駅−>白川郷−>白山スーパー林道(車中泊)
【7/26】駐車場(8:15)−>(8:30)とがの木台(8:45)−>(9:15)国見山駐車場(9:25)−>(9:30)ふくべの滝(9:45)ー>(10:00)姥ヶ滝・親谷の湯(11:00)ー>(11:15)滝撮影(11:50)−>(12:00)中宮温泉(14:25)−>(14:30)ビジターセンター(15:00)−>(18:00)道の駅「白山」(車中泊)
所要時間 【林道滝訪問】6時間45分

            姥ヶ滝と親谷の湯
          <蛇谷渓谷:親谷園地内>

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【三方岩岳関連情報】   【白山スーパー林道ガイドマップ】  【白山スーパー林道総合ガイド】

白山林道(通称:白山スーパー林道)は、秘境言われ手付かずの北方白山の森林資源の有効活用と森林管理を主な目的としながら、加賀(石川県)から中京(岐阜県)への経済交流道路及び地域振興道路として開設された。 又、以前から蛇谷の渓谷が大変美しい事から多くの人々に白山国立公園を縦断する公園道路としても開設された。 
工事は昭和42年10月〜50年11月に及んだ。 工事完了後は、石川・岐阜両県に引き継がれ両林業公社において道路巾拡張、舗装工事、ガードケーブル、落石防止工事等の安全施設整備工事が順次実施され、昭和52年8月26日から『有料道路』として、一般の人達に利用される様になった。 その後、カーブ等の改良工事で、大型バスの利用も可能になった。 新緑期の6-9月、10-11月の紅葉を尋ねて、年間約50万人が訪れる。 
                         <白山スーパー林道総合ガイド集から抜粋>

<姥ヶ滝・親谷の湯>スライドショー 【第1編】 【第2編】 【第3編】

『蛇谷園地』へ下る駐車場で停車。 看板によると約20分の歩行で「姥ヶ滝」「親谷の湯」が在り、露天風呂の「親谷の湯」は午前11時から入浴可能とあった。 1時間も遅いので入浴は諦めて傘、カメラ用品、ザック持参で「蛇谷園地」に下り始めた。 長い階段を下りると、右に鬱蒼と茂るブナ林の園地、 左に進むと「姥ヶ谷」と「親谷の湯」である。
道中の右手は蛇谷の清流が在り、両側には豊富な植物がある。  約10分で大きな滝(姥ヶ滝)と露天風呂(親谷の湯)に着く。  大きい滝を見上げながら露天風呂に入る気分は爽快だろう。  露天風呂の上部から俯瞰しながら「姥ヶ滝」を撮影。 滝の全体は17mm広角レンズでヤット一画面に納められる大きさである。 老婆の白髪の様な数百条の水筋を再現するには滝を3−4部分に分割しないと不可能だった。  スローシャッターで水の流れを再現する工夫をした。
露天風呂の横にはピンク色の「ガクアジサイ」、日陰には白色の「ガクアジサイ」と豊富な花が辺りを埋める。

「姥ヶ滝」と露天風呂の「親谷の湯」を近くで見る為に「蛇谷園地」へ長い階段を下りる途中で露天風呂の管理人に出会う。 正式には御前11時からだが、もう清掃も終っているから入欲して良いと親切な言葉を貰う。
蛇谷まで降りると鬱蒼と茂る「ブナ林」が在った。 左折して「姥ヶ谷」と「親谷の湯」の方へ進む。 蛇谷には清流が流れ上流に向かって歩く。
道中の左右には季節の花を付けた植物が豊富だった。 10分程度進むと前方の谷川に霧が掛かった様に見える箇所があったが、其の霧は「姥ヶ滝」の冷たい水の落下で発生していた。
滝の最終段の高さは約6−7mで其の巾は15m以上。 見事な滝の正面に『親谷の湯』と記された綺麗な露天風呂が造られ、入浴しながら壮大な滝を俯瞰出来る。 こんな絶景を見ながら入浴出来る露天風呂が無料とは信じ難い。 入浴の準備をしして来なかったのを悔やむ。 
滝は壮大である為に「一枚の写真」に納めるには、17mmの広角と背後まで下がってヤット可能だった。 流水の量は多くないが見事な滝の再現の為に、ズーム比・アングル・シャッター速度等を変更して沢山の枚数を撮影した。
ツルツルに見える岩の表面を伝い流れる水を強調する為に、望遠サイドを使い滝を分割撮影した。
三脚を持参しなかったので背後の壁に身を倒し安定化して「1/10秒以下」の撮影を試みた。 「ブレ防止:IS」設定で如何にか静止出来たようだ。
露天風呂の横の斜面には「ガクアジサイ」が在った。 ガクの色がピンク、中心の花部分が青色の珍しい色の組み合わせの花ははじめて見た。 雨に濡れてガクや葉が輝いて見える。
この露天風呂の温泉源泉は蛇谷から湧出した物を約3m程度高く持ち上げた浴槽に導き、温度は山から引いた水の混合で調節するらしい。 写真の「竹パイプ」が其れらしい。 浴槽は清潔に保たれ、温泉の湯も澄んで浴槽の其処が綺麗に見える透明度だった。
20分程度、撮影して帰途に・・・・ 露天風呂の周囲は大きい木々に半分囲まれ其の日陰には「白色ガクアジサイ」や「オオウバユリ」と思われる花芽等が在った。
清流が流れる蛇谷を振り返りながら駐車場へのルートを戻る。 早くの秋の七草の「ハギの花」咲き始めた株在った。
木々の覆う日陰には「黄色の花」「シシウド」等の花を見た。

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