白山登山・第2日目:第2/5編
<甚之助避難小屋〜砂防新道分岐>


登山年月日 平成17年7月28日(木) 快晴 
メンバー 殿川紘史 <単独>
主要ルート 【7/28】別当出合駐車場(5:45)−>(5:55)別当出合登山口(6:05)−>(6:45)中飯場(7:05)−>(8:40)別当覗き(8:45)−>(9:10)甚之助避難小屋(9:40)−(10:25)砂防新道分岐(11:00)−>(11:40)エコーライン分岐(11:50)ー>(12:45)南竜ヶ馬場ビジターセンター(13:40)ー>(13:50)キャンプサイト(テント泊)
所要時間 総合時間:約7時間<撮影時間含む>

     ハクサンフウロ<砂防新道分岐付近>

写真をクリックすれば拡大出来ます 白山周辺登山ルート概念図  白山室堂登山ルート概念図

【白山登山計画】

南竜ヶ馬場テントサイトをベースに白山全体を登山・散策して高山植物中心に写真撮影する事。 天候次第で柔軟に計画を変更する。

【7/27】『別当出合登山口』
4日間の登山装備準備と休養
【7/28】『登山』
別当出合登山口ー>南竜ヶ馬場キャンプサイト・テント設営・周辺散策
【7/29】『室堂散策』
テントサイトー><トンビ岩コース>ー>室堂平ー><室堂平周辺散策>ー>テントサイトー>別山ー>テントサイト
【7/30】『御前峰登山・お池巡り』
テントサイトー><展望台コース>ー>室堂平ー>御前峰ー>お池巡りー><エコーライン>−>テントサイト
【7/31】『下山』
テントサイトー>分岐ー>くろぼこ岩ー><観光新道>ー>別当分岐ー>別当出合登山口

9時40分、甚之助避難小屋をスタートして「砂防新道分岐点」まで僅かの登りを残すのみだ。 直ぐ樹林帯に入りスローペースを継続する。 20数キロのザックも肩に食い込み始めたが残る登坂距離が少なく、精神的に余裕が出た。 右手には緑色に覆われた「別山」を見ながらの先進だ。 5月の別山の神秘的な純白な三角形の山容の印象とは大違い。

<甚之助避難小屋〜砂防新道分岐>スライドショー 【第1部】 【第2部】 【第3部】

カラマツソウ ??? 別山山頂(右ピーク) バイケイソウ カラマツソウ ミヤマオトギリ
ミヤマアキノキリンソウ クモマニガナ オニシモツケ ミヤマアキノキリンソウ タテヤマアザミ
ルートの両側には高山植物が次々に現れ、重い荷物も忘れてツイツイ撮影してしまい、徐々に前進速度は遅れて来た。 「バイケイソウ」「カラマツソウ」「ミヤマオトギリ」「ミヤマアキノキリンソウ」「クモマニガナ」「オニシモツケ」「タテヤマアザミ」「ヤマハハコ」「ミヤココウゾリナ?」等が見に付いた。
別山山頂(右ピーク) 霞む「兎岳」方面 ??? ミヤマオトギリ ヤマハハコ蕾
ミヤマアキノキリンソウ  ミヤマコウゾリナ?   カンチコウゾリナ? ヤマハハコ ミヤマコウゾリナ
砂防新道分岐点 3本の主登山ルート図 クチバシシオガマ コケモモの花
10時20分、今日の登山の最高高度点である「砂防新道分岐」に到着。 完全に樹林帯を抜けた地点で展望の素晴らしさは言うまでも無い。 南の「別山」に続く「三ノ峰」、南東には「兎岳」「大長山」・・と続くが、遠くは霞でぼんやりとなる。 5月の視界とは丸で違う。 眼前を見下ろすと「赤い屋根の甚之助避難小屋」、「別当出合登山口駐車場」、「中飯場まで伸びる林道」等箱庭のようだ。 この分岐点の360度は全部お花畑である。 直ぐザックを下ろし展望を満喫しながら、溢れる高山植物を撮影開始。  約10名の登山者が彼方此方に座って展望しながらの休憩中である。
砂防新道分岐点 南竜ヶ馬場への水平道             カラマツソウ      分岐点で休憩する登山者
2m程のバイケイソウ カラマツソウ 分岐点からの展望:別山(左)・兎岳方面(右) 分岐点から別当谷を見る
360度を取り巻くお花畑の花をリストアップすると、「バイケイソウ」「カラマツソウ」「オタカラコウ」「シモツケ」「イブキトラノオ」「トリアシショウマ」「コウゾリナ」「ハクサンフウロ」「ミヤマアキノキリンソウ」「ヨツバシオガマ」「クチバシシオガマ」「ダイモンジソウ」「エゾシオガマ」等だった。 最も目立つのは「ハクサンフウロ」の群生だった。
オタカラコウ・シモツケソウ(手前:ピンク色) イブキトラノオ トリアシショウマ コウゾリナ? イブキトラノオ
ハクサンフウロ ハクサンフウロ
シモツケソウ マイズルソウの種子 ハクサンフウロ
トリアシショウマ イブキトラノオ ミヤマダイモンジソウ コウゾリナ?
ミヤマオトギリ エゾシガマ 「ミヤマアキノキリンソウ」に集まる昆虫
40分間も分岐点で過ごしてしまい、登山者の顔ぶれも到着時とは違う。 23の登山者は「室堂」へ直進する「砂防新道」を進み、約1/3がこれから目指す「南竜ヶ馬場」方面の右手のルートに進む。 強い陽光も忘れて高山植物を追いかけて、露出している腕・顔・首の日焼けが気の性かヒリヒリと感じる。 11時丁度期して高山植物群に引かれながらも南竜ヶ馬場へ向かう。

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