白山登山・第4日:第3/7編
<室堂〜御前峰山頂部>


登山年月日 平成17年7月30日(木) 曇・霧雨・曇
メンバー 殿川紘史・EK氏(中途同行)
主要ルート 【7/30】南竜ヶ馬場(7:00)−><展望台コース>ー>(9:40)室堂ビジターセンター(10:05)ー>(11:10)御前峰(11:15)−><お池巡り>ー>(12:40)大汝岳(13:10)ー>(14:40)室堂ビジターセンター(15:00)ー><エコーライン>ー>(16:00)南竜ヶ馬場
所要時間 総合時間:9時間

   白山主峰:御前峰(2702m)<大汝岳より>

写真をクリックすれば拡大出来ます 白山周辺登山ルート概念図  白山室堂登山ルート概念図

【白山登山計画】

南竜ヶ馬場テントサイトをベースに白山全体を登山・散策して高山植物中心に写真撮影する事。 天候次第で柔軟に計画を変更する。

【7/27】『別当出合登山口』 
5日間の登山準備・休憩
【7/28】『登山』
 別当出合登山口ー>南竜ヶ馬場キャンプサイト・テント設営・周辺散策
【7/29】『室堂散策』
 南竜ヶ馬場ー><トンビ岩コース>ー>室堂平ー><室堂平周辺散策>ー>テントサイトー>別山ー>南竜ヶ馬場
【7/30】『御前峰登山・お池巡り』 
南竜ヶ馬場ー><展望台コース>ー>室堂平ー>御前峰ー>お池巡りー><エコーライン>−>南竜ヶ馬場
【7/31】『下山』
 南竜ヶ馬場ー>分岐ー>くろぼこ岩ー><観光新道>ー>別当分岐ー>別当出合登山口

霧雨にしっとりと濡れた『クルマユリ』花の見事さに見惚れて撮影ながら、御前峰への道:階段を登る。 次に現れたのは「イワギキョウ」の群生だった。 ルートの両側のガレ場に霧雨と風に煽られながら、シッカリと風を背にして咲誇る。 更に進むと「イワツメクサ」が多くなった。 如何してこんな厳しい所に咲くのだろうか???  御前峰から下山してきた登山者が『キヌガサソウ』がダケカンバの中に在ると教えてくれた。 中には入れないが、85mmのズームレンズ一杯で撮影して、一部トリミング拡大した写真を使った。 花の最盛期を過ぎているが、4−5輪がまだ咲いていた。 11時10分に霧が濃い白山頂上:御前峰に着いた。 霧の中の奥舎を撮影して、『山頂標織』に向かう。 幸いにも徐々に霧は薄くなるようだ。 頂上から白山三主峰の一つ「剱ヶ峰」が霧の中から一瞬姿を見せた。 数枚撮影して『御池巡りコース』標織に沿って山頂を南に進む。 「剱ヶ峰」に続いて、『紺屋ヶ池』もみえた。 どうも今日は幸運に恵まれそうだ。 

<室堂付近〜御前峰山頂部>スライドショー 【第1部】 【第2部】

イワギキョウ:室堂〜御前峰登山ルート上 オンタデ
ハクサンンフウロ イワギキョウ:室堂〜御前峰登山ルート上
室堂ー>御前峰に向かうと「クルマユリ」の群生の次に現れたのは「イワギキョウ」だった。 階段状の登山路の両側のガレ地に霧雨と風に晒されながらジッと耐えながら咲き続ける様は高山植物の運命とは言え、可愛そうにも思える。 強風をガレ場故に競争相手は少なく其れが好んで咲く理由かも知れない。 
イワギキョウ:室堂〜御前峰登山ルート上
イワツメクサ:室堂〜御前峰登山ルート上(御前峰山頂付近) クルマユリ イワギキョウ
この『イワツメクサ』も「イワギキョウ」同様に厳しい環境地に咲いているのも同様の理由だろうか?
キヌガサソウ:室堂〜御前峰登山道ダケカンバ樹林内部
御前峰から下山て来た登山者が、「キヌガワソウ」があダケカンバの中に咲いていると教えてくれた。 僅かの隙間からヤット見える程度だから、単独で発見するチャンスは非常に少ない。 在り難い親切のお陰で「写真撮影」が出来たが、花の最盛期は過ぎて花弁も変色してピンク色に近く、シベの部分も大きく膨らんで種子が出来つつある状態の花だった。
マルバクロウスゴ ムカゴトラノオ ハクサンボウフウ
ハクサンボウフウ 霧雨に濡れたコメススキ 砂礫に生えるイワツメクサ
霧に煙る白山御前峰奥社 御前峰山頂部も霧で視界は浅い 白山主峰:御前峰山頂標織
写真を撮りながらの登山で、午前11時10分に「白山山頂:御前峰」に到着。 霧が深く視界は20m程度、山頂標識もはっきり見えない程度だったが、徐々に霧も薄くなり視界距離が大きくなる。 途中から同行している「EK氏」はザックカバーと雨具は南竜ヶ馬場〜展望歩道とズット装着しているが、暑いのが嫌いな為に、雨具は上だけで済ました。
山頂部と山頂のイワギキョウ 御池巡り概念図 御前峰山頂ー>御池巡りルートへ
ガスの切れ間の剱ヶ峰山頂:御前峰山頂からの展望 剱ヶ峰と紺屋ヶ池 紺屋ヶ池へ進む登山者 千蛇ヶ池へ
山頂には僅か5分間位滞在して間に、剱ヶ峰が霧の切れ間から瞬間姿を現した。 次第に其の時間も長くなり「剱ヶ峰」の麓にある火口湖:紺屋ヶ池も見え始めた。 幸運が更に拡大しそうで、『御池巡り』も行けそうな気配となる。 標識に従い山頂部の南部に向かい「御池巡り」コースをたどる事にした。

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