火打山(2462m)登山:第3編

<高谷池ヒュッテ〜天狗の庭>

登山年月日 平成18年7月22日 曇
登山メンバー 殿川紘史・塩入氏・平居氏
主要ルート 笹ヶ峰登山口(6:30)−>(7:35)黒沢橋ー>(8:30)十二曲がりー>(10:05)富士見平(10:25)ー>(11:30)高谷池ヒュッテ(12:05)−>(12:35)天狗の庭ー>(13:40)雷鳥平(13:50)−>(14:40)火打山山頂(15]35)ー>(16:45)天狗の庭ー>(17:05)高谷池ヒュッテ(泊)
所要時間 総合:9時間35分 <AM6:30-PM5:05>
登山:9時間00分 <AM6:30-PM5:05>

          高谷池と高谷池ヒュッテ
          <高谷池北部高台より撮影>

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登山ルート地図:【火打山登山ルート地図】  スライドショー:【第1部】 【第2部】 【第3部】
火打山登山道のお花マップ

11時30分に高谷池ヒュッテに到着。 小屋前の休憩用テーブルには5−6人の登山者が荷物の整理に余念が無い。 多分、これから「火打山」へ軽装で登山する為だろうか? 取合えず、ヒュッテでチェックインしようと夫々フロントで手続き開始。 3人揃ったら小屋のスタッフが小屋のレイアウト・宿泊上の諸注意を我々に説明。 荷物は入口に置いていれば、3人の宿泊場所へ運んでくれる呉れると言う。 室内壁には北アルプス展望写真が飾ってある。 我々もナップザックに必要最小限の物を詰めて火打山山頂へ向かう準備と軽食を摂る。 12時05分から山頂へ向かった。 


スライドショー【第1部】
高谷池ヒュッテは全員予約制の為に、宿泊では定員以上は詰め込まないそうだ。 スタッフも中々サービス精神に富んでいる。 高谷池の淵まで行くと池(沼地)周辺にはピンク色の「ハクサンコザクラ」が少数だが咲いていた。 6月末まで高谷池は全体は雪で覆われていた為か、池=湿原内にはこれと言う植物は見当たらなかった。 例外は「ミズバショウ」。
高谷池の東部(妙高山分岐の少し先)には「キヌガサソウ」の群落が木陰に在った。サンカヨウも少し混じる。
高谷池ヒュッテ ヒュッテ・スタッフ 入口内部の写真(壁) 北アルプス展望写真 高谷池と火打山
ヒュッテ前の高谷池と火打山望遠           高谷池淵に咲く「ハクサンコザクラ」
ミヤマキンバイ ハクサンコザクラ 平居氏・塩入氏(右) ヒュッテ前の高谷池と火打山(左奥)
高谷池周辺の木陰に咲く「キヌガサソウ」群落 クローズアップ 妙高山方面分岐(右)


スライドショー【第2部】
高谷池周辺には驚くほど沢山の高山植物が咲き乱れていた。 数えると「ハクサンコザクラ」「ミズバショウ」「ミヤマキンバイ」「キヌガワソウ」「カンカヨウ」「カラマツソウ」「ハクサンチドリ」「イワイチョウ」「クルマユリ」「コバオケイソウ」等々。 その中のチャンピオンは「キヌガサソウ」。  高谷池やヒュッテを俯瞰出来る高台から見ると「高谷池」の水面に周囲の景色が映りこむ。 「ヒュッテ建物」「黒沢岳」「雪渓」・・・・ ヒュッテから眺める「高谷池」の姿とはかなり異なる様相を見せる。
俯瞰すると「高谷池」は大小無数の地塘からなり、見事に点在していた。 
高谷池に咲く「ミズバショウ」群落 クローズアップ 妙高山方面分岐より見る高谷池
高谷池と残雪 クヌガサソウとカンカヨウ       高谷池周辺木陰に咲く別の「キヌガサソウ」群落
高谷池北部の雪渓 高谷池北部高台から俯瞰する「高谷池」と「高谷池ヒュッテ」
雪渓を登る塩入氏 高谷池ヒュッテと背後の山陰を映す高谷池 高谷池と「妙高山」(背後の双耳峰)


スライドショー【第3部】
雪渓が続く高台を越えると小さい池が左手に見え、その池の周囲には驚く程の密度で「ハクサンコザクラ」が群生していた。 更に木道を前進すると「天狗の庭」の標識が左手に・・・。 展望デッキから見る湿原には未だ広大な雪渓が残る。 「イワイチョウ」の白い花が一面に咲き、「ハクサンチドリ」のピンク色が緑の中に映える。 「ミヤマカラマツソウ」も火打山を背景に群生する。 天狗の庭から見る正面の山は左手は現在登山禁止中の「焼山(2406m)」、右手には今から目指す「火打山(2462m)」が時々ガスに山頂を隠すが、残雪と緑色の山肌のコントラストはとても綺麗だった。
高台の雪渓からみえる火打山(右)と焼山(左) 高谷池と天狗の庭の間の池の縁に咲く「ハクサンコザクラ」大群落
高谷池と天狗の庭の間の池の縁に咲く「ハクサンコザクラ」大群落 クローズアップ カラマツソウの蕾
ガスの掛かる火打山山頂部                   イワイチョウの群落 ミヤマカラマツソウ
ハクサンチドリ クルマユリの蕾 ミヤマカラマツソウ 「天狗の庭」と周辺の雪渓と火打山(右)・焼山

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