北岳登山<第2日>:第9/9編
北岳山荘分岐トラバース路-A〜
 北岳山荘


年月日 平成17年6月26日 (日) <曇〜晴〜曇>
メンバー 殿川紘史 <単独行>
登山ルート 【6/26】肩ノ小屋(5:40)−(6:15)北岳山頂(6:30)ー>(7:15)吊尾根分岐ー>(7:35)八本歯のコル分岐(7:45)−><北岳山荘トラバース路:高山植物撮影>−>(9:30)北岳山荘(9:50)ー>(10:35)中白根山(10:45)−>(11:45)間ノ岳山頂(12:20)−>(13:05)中白根山(13:10)ー>(13:40)北岳山荘(13:50)ー>(15:00)吊尾根分岐−>(15:20)北岳山頂(15:35)ー>>(15:55)肩ノ小屋(泊)
所要時間 登山:10時間15分<AM5:40-PM3:55> 
総合:10時間15分<AM5:40-PM3:55>

          ヨツバシオガマ
       
<トラバース路:北岳山荘付近>

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  【関連HP:北岳A】

【スライドショー:『第1部』 『第2部』 『第3部』

【北岳山荘トラバース路@(8:40)〜(9:30)北岳山荘】
北岳東斜面と間の岳への稜線鞍部に至る斜面には数限りない花が咲き乱れる。 カメラを構えると前進出来ない悩みが強くなる。 北岳山荘に近づくに連れて足場も良くなり「ハクサンイチゲ」「キタダケソウ」「チョウノスケソウ」非常に小さい「ミヤマムラサキ」「ミヤマキンポウゲ」「ミヤマキンバイ」が多くなる。 この他に「ヤマガラシ」「タカネタンポポ?」「ミヤマタンポポ?」「イワバンケイ」「ミヤマシオガマ」「ヒロハコンロンソウ」「シロウマオウギ」も在る。
砂礫帯がある付近には実に見事な「ハクサンイチゲ」の群生地がある。 砂礫地に生える植物全部が「ハクサンイチゲ」である。 草地にあるよりも綺麗に見える。
更に北岳山荘に近づくと「ハイマツ帯」が現れ、其の境界に「キバナシャクナゲ」の綺麗な花が沢山咲き始めていた。 不思議にも花の付け根とシベの色がピンク色の物が在るが、開花後の時間経過で段々ピンク色が着くらしい。 
キバナシャクナゲの中に非常に可憐な「ハナズオウ」が咲いていた。 花冠は約3−3.5mmでマクロ撮影も難しい。
時間を気にしながらやっと山頂から見えた、赤い屋根の「北岳山荘」についた。 約2時間の北岳東斜面のお花畑を存分楽しんだ。 
9時30分だが空腹感を覚え山荘より間ノ岳側に移動して「北岳山頂」が見やすい所で休憩を兼ねて「水・パン・リンゴ」の昼食を摂る。 午前中前半の陽光は消えて明らかに天気は下り坂の様で、北岳山頂、間ノ岳等にはガスが東側斜面から吹き上がり見えたり隠れたりする様になった。

キタダケソウ ハクサンイチゲ チョウノスケソウ チョウノスケソウ
非常に小さい(<10mm)ミヤマムラサキ ハクサンイチゲ ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ?  シナノキンバイ? ミヤマキンポウゲ?
ヤマガラシ タカネタンポポ? ミヤマタンポポ? ハクサンイチゲと間ノ岳
ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ ヒロハコンロンソウ クロユリの蕾?    イワベンケイソウ
ハクサンイチゲ・イワベンケイ シロウマオウギ ミヤマシオガマ ハクサンイチゲ
北岳山荘と間ノ岳への稜線 ハクサンイチゲの群生 北岳山荘と間ノ岳     間ノ岳山頂のガス発生
ミヤマシオガマ トラバース路を振り返る ハクサンイチゲの花の群生:北岳山荘に極近い砂礫地帯
北岳山荘・間ノ岳の見える砂礫帯 異種岩石の合体? キバナシャクナゲ
雪渓と間ノ岳 キバナシャクナゲ ハイマツ生え際に咲くキバナシャクナゲ
「キバナシャクナゲ」は開花直後は黄色を帯びた白色だが次第に花の奥とシベがピンク色に変わる。 やや時間が経過した花のピンク色が増した状態の花も中々綺麗だ。 北岳山荘付近から振り返る「北岳」(奥)
八本歯ノコル方面のガス キバナシャクナゲ 「ミネズオウ」:非常に小さい花(花冠:3−3.5mm) キバナシャクナゲ
地面を這うキバナシャクナゲ 北岳山荘の公衆トイレ 北岳山荘:3階建の洒落た宿舎・富士山の方向

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