黒部五郎岳:第1編 | 黒部五郎岳山頂と小岩ピーク <稜線登山ルートから山頂を望む> |
画像をクリックすれば拡大出来ます | 【北アルプス縦走路概念図】 【縦走登山路地図】 |
スライドショー | 【第1部】 【第2部】 【第3部】 |
【黒部五郎岳関連情報】 黒部五郎岳の五郎の由来は、大きな石がゴロゴロしている様子を示すゴーロという言葉。 黒部五郎のカールにはには巨石が幾つも転がり、壮大なスケールの景観を楽しめる。 また、この山は「中ノ俣岳」という呼び名もある。 登山ルートは大別して「2コース」である。 @ 太郎平方面から「北ノ俣岳」経由か、 A 反対の三俣小屋方面から入る。 |
朝6時ジャストに三俣小屋を出発して、朝日の出る様子を撮影しながら「三俣蓮華岳」山頂を通過して、黒部乗越ー>2661mピークー>黒部五郎小舎に、午前8時30分に到着。 その付近はガスが立ち込めて、周辺も視界が少なかった。 休憩を兼ねて、水・パン・果物(ミカン)を補給。 15分間で様子は一変して、ガスが全部晴れて、遠方の「薬師岳」「笠ヶ岳」「抜戸岳」、祖父岳等も視界になった。 本日の時間的制約と全工程の長さから、楽な登山ルートの<カール経由>を選択する計画だった。 展望は<稜線経由>が良いが、ルートが巨岩帯を通過し、30分以上、標準タイムが掛かるので、体力の温存も兼ねていた。 所が何を勘違いしてか、右手の方向<稜線ルート>へ進んでしまった。 約30分の樹林帯の急坂を登って視界が開け、「カール内部」を見てから、勘違いによる「コースミス」に気付いた。 カール内部を俯瞰すると、沢を隔てたルートへ行けそうな気もしたが、冒険を避けて、仕方無く30分長く、厳しい<稜線ルート>に留まる決断をする。 以下に登山記録を纏める |
スライドショー【第1部】 |
小舎前の標識 | 抜戸岳北東稜線の先鋭な岩場 | 抜戸岳に続く笠ヶ岳望遠 | 黒部五郎小舎と薬師岳 |
黒部五郎小舎と薬師岳 | 朝早い時間帯のガスが動く薬師岳南西斜面 | 樹林帯中のナナカマド | ||
黒部五郎小舎の前庭で休憩・補給後の8時45分、黒部五郎岳へ向けて出発。 左手の素晴らしい景色を見ながら歩いて後で気がつく『ミスコース』を犯し、正面の黒部五郎岳の斜面に向かって樹林帯の中に入った。 |
ナナカマドが多い | 祖父岳・ワリモ岳・鷲羽岳と手前の稜線 | アザミの花柄 | 抉られた小道の紅葉 |
??? | 紅葉が真っ盛りのチングルマと胞子 | 雲ノ平大地の斜面 | 幅広く落ついた薬師岳 | |
急坂と荒れたルートを呼吸の乱れない範囲で夕方までの時間を気にしながら休憩を控えながら進む。 後ろを振り返ると早朝登山して別の斜面を下りて来た「三俣蓮華岳」が見える。 黒部五郎岳方面は全く見えない。 |
スライドショー【第2部】 |
カール越しの立山連峰 | 稜線から見る小ピーク | 三俣蓮華岳越しの穂高連峰 | 稜線ルートを振り返る | |
結果的にはこの「稜線コース」を前進する事に決めたが、時間の節約の為に休憩時間を極力減らす事で予定時間の遅延を避ける決心だ。 気分転換に周囲を見ると、「穂高連峰」が三俣蓮華岳や双六岳稜線越しに見える。 雲が結構早く動いて雲間に見え隠れする。 |
抜戸岳〜笠ヶ岳稜線 | 動く雲上の笠ヶ岳 | 三俣蓮華岳〜双六岳稜線上に見える「穂高岳連峰〜西穂高岳」方面 |
カール内部の俯瞰 | 黒部五郎岳山頂(左)と小岩ピーク 岩の山頂 | カール内部と外輪部 | 小岩ピーク(左)と山頂 | |
稜線から俯瞰するとカール内には草原が広がり、中央には「カールコース」の登山ルートも見える。 東外輪稜線とこの西稜線がそのカールを囲む様に位置する。 稜線のズットズット先に目指す「黒部五郎岳」山頂が見えるが程遠い。 |
スライドショー【第3部】 |
山頂(右) 小岩ピークと頂上 | 鷲羽岳と三俣蓮華岳 | 抜戸岳方面のガスの動きは活発 | ||
山頂に至るには巨大な岩が重なり合う「小岩ピーク」を通過する必要がある。 その先がまた落ち込み、再度最後の山頂への急勾配は見える。 休憩したいが、あの「小岩ピーク」まで頑張ってみよう・・・・ |
穂高岳連峰 | ガス越しの槍ヶ岳望遠 | 雲から山頂を出した笠ヶ岳 | 山頂へのルート | 三俣蓮華岳奥の穂高連峰 |
九郎右衛門谷 | ワリモ岳・鷲羽岳(右) | カール東側の稜線と立山連峰〜白馬連峰 | カール内部のゴロゴロ |
『北アルプス縦走:黒部五郎岳・北ノ俣岳<第2編>』へリンク |