南アルプス縦走:第5日
 <第1編>

赤石小屋〜椹島ロッジ〜畑薙第一ダム>


登山年月日 平成17年9月17〜20日 快晴
登山メンバー 羽田氏(リーダー)・松倉氏・山崎氏・稲葉氏・殿川
主要登山ルート 【9/20】赤石小屋(5:30)ー>(7:00)樹林帯ー>(8:50)椹島ロッジ(10:30)ー>(11:20)畑薙第一ダム(11:30)ー>(15:30)函南(泊)
所要時間 総時間:10時間00分<AM5:30-PM15:30>

          赤石岳〜小赤石岳
     <赤石小屋〜椹島ロッジ間の樹林帯>

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昨夜は比較的遅くまで眠りつけなかったのに、朝は4時30分に目覚め。 何時もの事だが未だ寝ていたい・・と思いながら起床する。 勿論、同行の4人はそれよりも早い起床だった様だ。 窓のない2階の就寝スペースでの明るさは離れた天上部の赤熱電球からだけ・・。  何時もの様に「ウエットティシュ」だけでの洗面で、山に入るとこの方法が最も良い。 

カメラ片手に、狭い階段を注意深く下りて4時45分頃、山小屋の外に出た。 小屋正面には「赤石岳」山頂〜西稜線が見え、背景に雲があり、その上空の青空には満月に近い月があった。 何という幸運だろう・・と思いながら正面テーブルにカメラを固定して最大ISO感度「1600」で自動撮影を繰り返しながら幾分かの補正を加える。 

5時から朝食。 ザックを降ろして出発準備を終えて、5時20分から再度、景色にカメラを向ける。 小屋裏の高台に移動すると昨日縦走した「東岳〜中岳」方面が視界に入った。 朝焼けが近づき空の色にピンク色が入り始める。 出発直前の5時30分まで小屋正面の空や山並みを撮影。 

小屋入口の照明を利用して4名の「記念撮影」。 本当は此処で朝日の出を迎えて「赤石岳の朝焼け写真」を撮りたかったが、グループ登山では我侭は通用しない。 仕方なく、後ろ髪を引かれる思いで、5時30分に赤石小屋を出発して、「椹島ロッジ」に向かった。

スライドショー  【第1部】 【第2部】 

小屋正面の赤石岳と月光:午前4時50分頃 山並みに露光を合わせて撮影した赤石岳:午前4時50分頃
赤石小屋正面から見た月光に照らされる赤石岳
中盛丸山? 赤石岳 小屋正面の中盛丸山 小屋裏の高台の展望:中岳・東岳・千枚岳
小屋正面から裏の高台に移動して荒川三山(中岳・東岳・千枚岳)方面を展望する
小屋正面の朝焼け 荒川三山:東岳(悪沢岳)の雲とクローズアップ 赤石岳と赤石小屋 富士見平・小屋・東岳
赤石小屋と富士見平 赤石小屋裏からの赤石岳・小赤石岳の展望:午前5時20分頃・赤石岳上空には満月が・・・
午前5時20-30分の間、赤石小屋裏と正面で朝焼け風景を撮影した。 午前5時30分に登山口:椹島ロッジを目指して下山開始したが、本音としては朝日の出る直前の「赤石岳」が赤く焼ける時を見定めたかった。 午前5時40分頃、樹林帯の隙間から赤くなった「赤石岳の頂上部」が見えた。 元来赤い岩で覆われて赤く見えるから「赤石岳」の名前が付いただろうと思うが、朝日を浴びると更に赤色が鮮やかに見えた。
出発前の記念写真 5時43分:樹林帯の隙間から覗いた朝日で赤くなった「赤石岳・小赤石岳」 差し込んだ眩しい朝日
林間のゴゼンタチバナの実      緑濃い苔が付いた倒木 出発から約40分後に最初の休憩
樹林帯で最初の小休止。 小屋以降は全て下り勾配で呼吸は乱れないが、足元は結構異常な圧力を一歩一歩感じるのも昨日の急激な下りとなった「赤石小屋分岐ー>北沢底部」までの連続約1時間の影響が残るからだろうか?? 
樹林帯の花(6時30分〜8時30分)
道中で3人のパーティの一人が遭難したとの情報を得た。 この程度の樹林帯の急坂で事故が起こるとは信じがたいが、事実だった。 中年の男性が斜面を20m程度滑落して暫く動けず、同僚に救出されたと言う。 
樹林帯の中で色んな花が咲いていた。 名前ははっきりしない・・・
樹林帯の花(8時40分前後) 蕾と花 車道へ出る梯子
椹島ロッジ直前の標識 椹島ロッジへの杉林と花 椹島ロッジ敷地内
赤石小屋ー>椹島ロッジ敷地内まで、丁度3時間20分だったが、殆どが連続する急坂の為に足がかなり衝撃を受けて爪先付近に違和感がある。 梯子を降りて車道に出て、「椹島ロッジ」の標識を見ながら杉林の中に入ると、樹幹の間から「椹島ロッジ敷地内」の建物が見えて、4日間の長い縦走の終了を感じた。 無事に下山出来たことをリーダーの羽田氏、同行の3名に感謝したい。 8時50分にロッジのロッカーに帰着。

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