三ッ峠山(1,786M)
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![]() < 三ッ峠山トレッキングルート図> |
スライドショー:<三ッ峠山登山道の花・植物> |
前日河口湖周辺観光後、三ッ峠登山口駐車場で車中泊。 5時30分起床し天候確認。 昨夜少し雨が降ったような気配。 雲は低くないが、小雨に山中では遭いそうなはっきりしない天気。 朝食後6時50分に出発。 登山ルートは未舗装だがかなり荒れた車道で山頂近くの三ッ峠山荘と四季楽園に通じるらしい。道幅は広いが、荒れた車道歩きは余り面白くない。 車道沿いには、日当たりの良い所に、野イチゴは花から実に、、ウツギの木が諸所にあり花を付けている。 白色とピンク色の2種を観察した。 30分歩いた地点で小休止。 最近はあまり歩かないので最初の坂道は急でなくても呼吸が速くなる。 湿度が高く、給水には木を使いながら進行する。 後から来た若いご夫妻には先行して貰った。 登山口に近い看板によると、この山系には沢山の「野鳥」「花・植物」が在るようだ。 |
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三ッ峠山:開運山・御巣鷹山・木無山からなる | 小鳥・植物の豊富な山域らしい標識 | 野鳥観察地域のルート説明 |
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山荘に通じる車道の歩行 | 朝日を浴びる野イチゴの実 | 可憐な白い花:名前不詳 |
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宇津木の花:白色 | 宇津木の花:ピンク色 | 小さい花の蕾:名前不詳 | 大変繊細な花:名前不詳 |
8時直前に開けた峠に出る。 大きい看板があり三つ峠山周辺の様子が記されている。 『三つ峠山』と言うが、「三つ峠山」はなく、開運山(1786m)、御巣鷹山(1775m)、木無山(1732m)の三つからなる山系をさす。 もっとっも高い「開運山」が代表となる。 右に進むと三峰権現や八十八大師に通じるらしいが今日は反対の方向(清八山方面)を目指す。 看板の側にあやめに似た「紫色の花」大きい株があり、名前不詳の植物の花目が目に付く。 この山には沢山の植物がありその保存に当局が相当の苦心をしていることが読み取れる。 22種類にも及ぶ売買禁止植物名が挙げられていた。 その左手に進み三ッ峠山荘があった。 霧で視界が悪いが時として眼前に大きい崖と頂上らしきものが見え隠れする。 こんな山中にと思う位、立派な四季楽園を左に見て坂道を進むと、もう一つの富士見山荘の傍を抜け、幾つかの環境になじまない施設(多分通信用?)の傍の粘土質の急坂を上りきると 「三ッ峠山山頂」に着いた。 |
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三つ峠山荘直下部の山系説明看板 | 有名な山々の名前と方角表示石 | あやめ科の花:ヒオウギアヤメ? | 名前:不詳(確認中) |
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葉はコバイケイソうに酷似 | キク科の花:(確認中) | ピンク色:ドウダンツツジ | 白色:ドウダンツツジ |
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三つ峠山荘から見上げる山頂付近 | 四季楽園:三ツ峠山頂直下 | 山頂直下部の電波塔周辺 |
北部の視界は全くゼロ・南部は時折ガスが薄れて青空や景色が見える。 3つの山の中で最も高い「開運山」(1786m)を示す山頂碑がある。 風は強くないが日射が全く山頂部のみ届かぬために、肌寒さを感じながら、軽食を補給した。 山頂とやや盛りを過ぎた大株の「サツキの花」(三つ葉ツツジ?)をアクセントに記念写真を撮り前進をする。 やや元の道に下り、四季楽園を左に分けて「御巣鷹山」方面の道をとる。 ここは登山者のための公衆トイレもあり、道は歩きやすい。 陽光も時々届く。 |
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三つ峠山頂の標識 | 四季楽園は雲の中(山頂から) | 山頂からの展望:三つ峠山荘方面 | 盆栽の様に大きいツツジ |
歩き易い平坦地と小さい林を抜けると、大きいTVアンテナ設が見える平坦な草原に出る。 「あやめのような紫色の花」が数多く生え、日陰には「ミヤマオダまきの花」が隠れるように咲いていた。条件の悪い中に咲く花の写真を接写して「アンテナ」の立つ建物の傍にきた。 地図からは、ここが「御巣鷹山」(1775m)らしい。 約10年も前に富士山上空の乱気流に巻き込まれた旅客機が「墜落した山」だろうか? 兎に角、日が射せぬ急坂を下り尾根筋に出た。 其処までの道中では日の当たらない樹間に「オオナルユリ」「純白の5枚の花びらを持つ小さい花」「ツツジ類」が見られた。 純白の花は「株ごとに微妙に変化しており、名前は不明だが面白い。 下の写真(@)と(C)は同じらしいが、写真(A)は@Aとはよく似ているが、花びらの先端がとがり、亜種かもーーー。 また写真(B)は花びらの厚さと形が異なり、別の種類の様に見えた。 花や植物の知識が豊富であれば、「山歩きの面白さ」は更に増加しそう。 |
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ヒオウギアヤメ? | 下向きに咲く控えめな花:ミヤマオダマキ | ドウダンツツジ |
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名前:確認中 | オオナルコユり @ 株毎に微妙に異なる花ビラ | A |
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B | C 逆光で見上げるツツジ類 | 霧雨とガスで半透明の光景 |
勾配のきつくないアップダウンを繰り返し、時には小雨を感じ、雨具を着けるたり,外すしたりしながら前進して「清八山」の標識の頂きで小休止。 あまり展望はないが、ツツジの花が少し見られる。 地図には「茶臼山」(1513m)や「大幡山」が記載されているが不注意で確認出来なかった。 「大幡山」周辺の林間の「ツツジの花」が目線よりも高い位置にあり、曇天の逆光線で透けて見えるsまは妙に控えめで「美しく」見えた。 時折、雲の切れ間から差す薄日の光線が暗い樹間を通る光景を苦心して撮影した(下の写真)が、あの雰囲気は再現できていない。 「大幡八丁峠」を越えてあまり考えずに前進。 11時に清八峠まで来て、ルートが3本分岐する点でルート間違いに気が付いた。 右のルートは「本社ガ丸」・「石切山」・「鶴ガ鳥屋山」等を越えて、国道#20号へ、 直進すれば「奥野部落」を過ぎて、同じく国道#20に出る。 兎に角、あまりに優しいトレッキングルート慣れて緊張しないために「清八林道」への分岐点を見落とした。 このままでは駐車場から離れすぎるため、「大幡八丁峠」まで引き返さざるをえない。 少しがっかりしながら、気持ちよく歩いた殆ど平坦な林道を10−15分くらい戻り、「大幡八丁峠」の分岐点を見つけた。 反対方向からなら、絶対に見逃さない大きい広場の先に林道始点が確認でき 11時20分・大幡八丁峠出会いから登山口に通じる「清八林道」を下る道を取る。 |
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清八山( m) | 木漏れの陽光緑の中の鮮やかなピンク色 ガスに曇るツツジ | 清八峠:折り返し点 |
やはり車道歩きは路面の堅さと味気なさで面白くないが他の選択肢がない。 唯一の楽しみは「道路端の草花」であった。 上記の10枚の「植物の写真」は全部駐車場までの約40分の「清八林道下り」で撮影した物だ。 あまりに道草を食い過ぎるために「歩行のペース」に乗れなくて却って疲労しやすいと女房が苦言を呈した。 かなり我慢していた様だ。 小生の「悪しき癖の写真の乱写」に更に輪が掛るのは、帰途それも後、わづかになってからの様だ。 今日は最後まで、相互に見える間隔で歩いたが、普通は最後はいつも取り残されてしまうペースになる。 12時丁度に駐車場に戻った。 |
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名前不詳 | 名前不詳 | トド松の新芽 昨年の涸れた花 どんな花咲くのかな? | ||
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純白の花と赤い五枚葉 | ミヤマオダマキ | 白色の藤の花:? 純白の小さい花:? | 直径:5mm位の花 |
軽い昼食とコーヒー後、明日は百名山の「金峰山登山」を決め、車で旧御坂峠の「天下茶屋」に向かい、狭いスペースを探し駐車。 ここから見る富士山は最も多くの人が愛でる場所だと言う。 ここからの河口湖と富士山の眺めは素晴らしいのだが、今日は春霞の模様で昨日の視界には劣る。 小休止後、「旧御坂トンネル」を通過して長い下り坂を運転して牧丘町方面を目指した。 途中で甲府に通じる国道#137に合流して、長い下り坂を快調に運転。 金峰山登山口に最も近い「大弛峠」で駐車・宿泊を考えて、牧丘町に入る。 |
【キャンピングカーの故障】 牧丘小学校に差し掛かった時、車に異常発生。 考えもしないオーバーヒート。 30年以上の運転暦で全く初めての経験。 道幅の広い平坦地に緊急停車して冷却を試みるも遅すぎるアクションで、ついにエンジン停止。 最悪の事態と認識し、運転席のシート上げてカバーを開け自然冷却。 平行して「JAF甲府」に電話連絡。 待つこと「小1時間」でレッカー車到着。 最寄の「トヨタサービスショップ」の山梨市内まで牽引。 普段は無意識にメーター類はちゃんと監視しながら走行している自信も疑わしい・恥ずかしい故障だ。 不思議な事は「長い坂道を下ったばかりだけでオーバーヒート現象とは信じがたい。 15分のチェック後、事のよると重大なダメージがエンジンブロックに起きているかもしれないとの事前通告に驚く。 約2週間前に「タイミングベルトの交換」を思い出し、宇都宮市内の修理ショップへ連絡。 先方の責任者とこのショップの技術者との直接会話で「可能性ある原因」として「ベルト交換」時に手入れしたラジエーター内に残ったエヤーのためかも知れぬとの事。 精密検査で「重大な問題なし」判明した。 条件付で注意して宇都宮まで運転する了解が出来急遽、全ての登山計画を終始して帰途に着いた。 エンジン冷却用サーモスタットを取り外しての臨時走行のために「常時冷却水温度」をチェックしながらの走行を条件の許可。 幸いにも「約1時間」後、冷却水温度も低温側で安定」。 国道#20号の山梨県内で「ホウトウ料理」の夕食のため休憩。 その後は、国道#16ー>国道#20−>国道#4を取り、休憩無しで宇都宮に自宅にその日の内に『無事』に到着した。 女房共に期待していた「金峰山」と「瑞がき山」の登山計画を全部キャンセルせざるを得なかった散々な結果だが、辺鄙で遠い「大弛峠」(山梨県と長野県県境の登山口:高度= 2350m)でこの問題が起こらなかったのはラッキーだった。 別の機会にもう一度企てる事で了解した。 |