妙高山(2446m)登山:第2編
<黒沢池ヒュッテ〜大倉乗越〜妙高山山頂>
登山年月日 平成18年7月23日(日) 曇〜時々晴〜曇
登山メンバー 殿川紘史・塩入氏・<黒沢ヒュッテまで:山越氏・平居氏・飯島氏・生駒氏>
主要登山ルート 高谷池ヒュッテ(6:10)−>(6:45)茶臼山ー>(7:30)黒沢ヒュッテ(8:00)ー>(8:25)大倉乗越(8:25)ー>(9:30)長助池分岐ー>(11:00)妙高山山頂(12:00)−>(13:10)長助池分岐ー>(14:10)大倉乗越(14:20)ー>(14:30)黒沢ヒュッテ(15:00)−>(15:45)富士見平(16:00)−>(17:30)黒沢橋(17:40)−>(18:30)笹ヶ峰登山口(車中泊)
所要時間 総合:12時間20分 <AM6:10-PM6:30>

         妙高山を大倉乗越から望む

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 妙高山登山地図   スライドショー:【第1部】 【第2部】 【第3部】


 スライドショー:【第1部】
高谷池ヒュッテを6時10分に出て、「茶臼山」を経由して黒沢池ヒュッテに7時30分に到着。 「黒沢池」は殆ど残雪で覆われ、水面は極僅か・・・。 黒沢池ヒュッテの建物は特徴的な「正八角形」である。 全員でヒュッテ前のテーブル一杯に食料を広げて、思い思いに2回目の朝食?として、「コーヒー」「パン」「果物(オレンジ)」等を食べた。 
小生と塩入氏の二人だけ、「妙高山」に登山して、この黒沢池ヒュッテまで戻り、富士見平を経て、笹ヶ峰登山口へ・・・。 山越氏・平居氏・飯島氏・生駒氏の四名はこのヒュッテから直接、富士見平に下る。 少量の荷物はサブザックに詰めて、残るザックの荷物はヒュッテ倉庫へ置かせて貰う。 無料と思いきや某かの物品購入が前提で、結局、「絵葉書:¥500」を支払った。 
塩入氏と二人は8時に四名に見送られて妙高山へ出発。 大倉乗越までの途中の樹林帯で「サンカヨウ」「キヌガサソウ」が咲いていた。 
タカネニガナ クルマユリ    ベニバナイチヤクソウ
黒沢池ヒュッテ望遠 黒沢池ヒュッテへのルート 高谷池の残雪 正八角形のヒュッテ
休憩兼朝食(第2回目) 妙高山・富士見平分岐 妙高山・火打山登山概念図            木陰に咲くサンカヨウ
黒沢池ヒュッテ〜大倉乗越間の樹林帯の中に咲く「クヌガサソウ」


 スライドショー:【第2部】
8時25分に「大倉乗越」に着くと、今から目座す「妙高山」の全体を展望出来た。 火打山方面から見た「妙高山」は非常に近く、高度差は僅か数百メートルに見えたが、「大倉乗越」から見る「妙高山」はやはり「2450mのかなり急勾配山の姿だった。 ウーあの急勾配はシンドイ登りだ!! 
背を向けると、朝日で輝く「火打山」の女性的な姿が見える。 妙高山左手稜線の下部正面には池塘群が見える。 地図から推して「長助池」らしい。 一端、急勾配の荒れたルートを下ると残雪に覆われた斜面が現れた。 此処のトラバースが唯一の要注意場所だ。 アイゼンは持参したが、ストックで通過出来た。 燕新道との合流点は「長助池」分岐でも在る。 此処から又雪渓だが、直登だが安全を期して「アイゼン」を装着して登った。 
其処からは急勾配・視界無・湿度が高い不愉快な登坂が1時間以上続いた。 5-6名の下山者とすれ違う。 彼らの言葉は「素晴らしい山頂の展望だった!!」。 どうも上空の様子はガスが時間と共に増加していた。 
清楚なクヌガサソウ 大倉乗越展望:妙高山(左)と火打山(右) 燕新道「長助池」望遠
燕新道の「長助池」 雪が消えると直ぐ発芽 大倉乗越〜長助池分岐間の斜面に咲く「オオバミゾホウズキ」
大倉乗越〜長助池分岐間の斜面の残雪 長助池 ヤグルマソウの蕾   長助池分岐標
大倉乗越方面 ハクサンシャクナゲ 妙高山最後の急斜面のダケカンバ樹林帯
視界の悪い樹林帯を抜けて「ダケカンバ樹林帯」に入る頃から、右手に目指す「妙高山山頂」が見えたが、同時に左手にも「山頂」らしき荒々しい峰ある。 大きい岩を幾つも交して前進すると「妙高山」山頂が見えた。 山頂直前の草叢に「テガタチドリ」 が数本我々を迎えて呉れた。 
ダケカンバ樹林帯 妙高山:双耳峰の一つ 山頂に咲く「テガタチドリ」


スライドショー:【第3部】
午前11時ジャストに「妙高山」山頂に到着。 山頂には40歳台の男性が一人休憩中だった。 彼の登山ルートは我々とは反対の「赤倉登山路」からだった。 山頂標識位置正面に霞んで見える南峰(2056m)を超えて、この北峰(2446m)に来たらしい。 南峰が約10m高い。 其処には石の祠が見えるが、「妙高大神」らしい。 
すわり心地の良い大きい岩に越を下ろし昼食開始。 「コーヒー+パン+ミカン」をゆっくり食べる内に更に3名が南峰から現れた。 夫々の話題を披露する内に長い間の知り合いの様な感覚となるから登山は面白い。 「メールアドレス+HPアドレス」交換を依頼されて喜んで交換する。 「音楽+登山+写真撮影」は趣味と言う40歳台の気持ちよい登山者だった。 
食事中に眼前の「テガタチドリ」の飛来した「蝶」を見つけ、2m程度に近づき十数枚を撮影。 場所の移動を試みたら相手に嫌われて逃げられた。 山頂標識に近い岩陰に「テガタチドリ」の群生場所があった。 約20輪が密生して花を咲かせていた。 これは今まで見た「テガタチドリ」としての最も大きい群生だつた。 
お喋りする内に12時と知り、急いで支度して下山開始。
妙高大神の在る峰 2446mの山頂 2454mの峰は別峰 群生する妙高山山頂の「テガタチドリ」
見事な山頂の群生 妙高山山頂(2446m)の「テガタチドリ」に来た「キアゲハ」蝶
蝶の蝕角を立てて花の蜜を吸う「黄色アゲハ蝶」
蝶の蝕角を立てて花の蜜を吸う「黄色アゲハ蝶」
蝶の蝕角を立てて花の蜜を吸う「黄色アゲハ蝶」

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