写真をクリックすれば拡大できます | 【立山周辺登山地図】 |
立山最高峰の大汝岳(3015m)付近で黒部湖方面を覗き込む。 今朝の快晴が此処3000mの高度では黒部湖方面からのガスの発生ですっきりしない。 11時45分に大汝岳を出て、「日本三大霊山:立山神社」が祭られている雄山に向かう。 約10分で左手岩峰先端に乗っかる様に建てられた祠のある「雄山」に着く。 この祠では「¥500/人」で御祓いを受けられる。 約10分間隔で、30−40人がこの祠に登り神主の御祓いがある。 私もその中に混じって登った。 御祓い後、休憩所前の石段で昼食の「パン+コーヒー+ブドウ」を食べる。 ブドウは側にいた新潟から来た同年代のご夫妻と会話が始まり、頂戴したもの。 登山中の果物はどの食料よりも有難い。 合計45分間山頂に居て、「一ノ越山荘」へ下山開始。 この下山路はガレ場が大部分で気を抜くとスリップしやすい。 35分で「一ノ越」へ。 そのまま「浄土山」への緩やかな稜線を辿る。 左手には丸くずんぐりした「龍王岳」、その左手に「浄土山」がある。 吹流しの下で留まる4−5人は何をしているのだろう?? そこには一人の中高年男性が蹲る。 良く見ると足に当木が見える。 足を骨折だな?? と思い通過直後に上空にヘリコプターが飛来、 直ぐ舞い戻りホバリングしながら狭い稜線にソフトランディング直後、二人に抱えられて負傷者が機内に吸い込まれて直ぐ、飛び立つ。 ソフトランディングから、10-20秒の迅速な作業だった。 あの狭い稜線での救助活動の見事さに驚く。 そのヘリを見送り、浄土山へ徐々に増す勾配の坂道をゆっくりと歩く。 振り返ると「立山主峰」と東西にその裾を引く稜線が見える。 先程通過した時の険しい立山の岩峰は殆ど見えず、なだらかな姿である。 略平坦な頂きに着くと、緑色に塗られた富山大学立山研究所を左手にみて「浄土山」へ向かう。 左側の斜面には「イワツメグサ」「イワギキョウ」「ハクサンイチゲ」「タカネヤハズハハコ」等が咲く。 |
スライドショー | 【第1部】 【第2部】 【第3部】 |
大汝岳から主峰:雄山を望む | 室堂センター | 雷鳥沢・奥大日岳方面 | 黒部湖方面の谷 |
雄山山頂と祠 | 黒部湖方面の谷 | 雷鳥沢方面 | 室堂平〜雷鳥沢 | 国見岳・天狗岳方面 |
大汝岳から約10分で霊峰:立山の雄山に着く。 山頂の祠へ登る為に¥500を収めて鳥居をくぐる。 約10分間を待って、前の登山者の御祓い終了するのを待った。 雄山の山頂は30平方メートル程度と狭く30名程度が座ってお払いを受けるだけのスペースしかない。 |
雄山神社 | 雄山山頂と祠 | 山頂の祠へ | 山頂祠での御祓い |
雄山山頂休憩所 | 一等三角点:立山 | 立山山頂:祠 | 御前沢の大雪渓 | 「一の越」への下山路 |
御祓い後、立山休憩所前で昼食。 合計45分間、山頂で過ごし「一ノ越山荘」へのガ山路を下る。 下部写真の様にルートは一直線に鞍部へ下る為に、急坂で、大小の石と土が混じる不安定なルートで気を抜くとスリップし易い。 |
険しい「雄山」への登山路 「一ノ越」と立山一ノ越山荘への下山路 | 龍王岳・浄土山方面 |
雄山山頂休憩所 | 室堂平への下山路と室堂平望遠 | 立山一ノ越山荘と龍王岳 | 龍王岳と雪渓望遠 |
浄土山と残雪 | 雄山山頂ー>一ノ越への下山路 | 龍王岳展望 | 立山一ノ越山荘 | |
「一ノ越山荘」は非常に立派な山荘で、収容人数も |
最新式バイオマストイレ | みくりが池・りんどう湖 | イワツメグサ・イワギキョウ 新室堂乗越方面 |
稜線の高山植物 | 富山県警による「登山負傷者」のヘリ救助隊の活躍<一ノ越〜浄土山稜線上> |
富山県警による「登山負傷者」のヘリ救助隊の活躍<一ノ越〜浄土山稜線上>を偶然見る機会があった。 稜線で中高年者が足を骨折して救援を待っている所へ、富山県警察本部の救助ヘリが飛来して、狭い稜線にソフトランディングして数十秒で負傷者を運び去った。 実に見事な連携と操縦技術に驚く。 こんな平凡なルートでも負傷者が出る事は訓練の足りない登山者が昔と違い容易に登れる事に関係ありそうだ。 |
浄土山北東斜面 | 真砂岳・富士ノ折立・大汝岳・雄山の稜線 | 一ノ越・黒部平ルート | 浄土山北東斜面 |
富山大学立山研究所 | 真砂岳・富士ノ折立・大汝岳・雄山の稜線 | 立山主峰:雄山 浄土山斜面の高山植物 |
『立山全山縦走:第5編<浄土山〜室堂山・展望台〜室堂>』へリンク |