ワレモ岳・鷲羽岳:第2編 | 鷲羽岳:鷲羽池と硫黄岳(後) <背景(左から):大天井岳・常念岳・西鎌尾根> |
写真をクリックすれば拡大出来ます | 【北アルプス縦走路地図】 【縦走全体概念図】 |
【鷲羽岳情報】 鷲羽岳は奥まったところあっていかにも高く聳えている山である。名前の通り鷲が羽を広げた様な..といいたいところだが、元々は三俣蓮華岳が鷲羽岳で、今のは東鷲羽岳岳とか呼ばれていたらしい。しかし、実際は今の鷲羽岳の方がその名に恥じず、より風格のある大きな山に見える。 三俣側から見ると、鷲が羽を広げたように見えるのが名前の由来だろう。頂上付近から眼下に、火山湖(鷲羽池)を配し、向こうに赤岳、硫黄岳の真っ赤な山稜、それに重ねて見える槍・穂高の黒い山脈が素晴らしい。鷲羽岳中腹北寄りの岩苔乗越付近から黒部川の最初の一滴が流れ出している。 【雲ノ平火山関連サイト:抜粋】 雲ノ平火山:黒部川と岩苔小谷に囲まれた雲ノ平と祖父岳を中心とする火山である.雲ノ平は標高2,400-2,600mの溶岩台地であるが,噴火口は残っていない.最高地点は祖父岳であり,標高2,825mに達する.雲ノ平と祖父岳の周囲は南西斜面(祖父沢・祖母沢付近)を除いてはいずれも急崖になっており,基盤岩からなる周囲の峰々とは深い渓谷(黒部川及びその支流の岩苔小谷)を挟んで対峙している.雲ノ平北西部では,溶岩台地と黒部川現河床の標高差は600mに達する. 雲ノ平火山は,岩苔小谷溶岩類(旧成層火山体)と新期噴出物(祖父岳下部アグルチネート・祖父岳溶岩・祖父岳上部アグルチネート・雲ノ平溶岩)に分けられる.両者の間には厚い雲ノ平礫層が挟まれる.なお,旧成層火山体を復元するとその噴出量は約0.7立方km,新期の噴出物は合わせて2.5立方km以上と推定される.雲ノ平の旧成層火山体は100-90万年前,新期火山は約30万年前から約10万年前まで活動した.両者の間の活動休止期間が約60万年あると推定されることから,両者を別の火山とすべきであるが,ここでは雲ノ平火山として一括する. |
スライドショー | 【第1部】 【第2部】 【第3部】 |
スライドショー【第1部】 |
赤岳〜真砂岳への稜線 | 真砂岳〜野口五郎岳 | 真砂岳東斜面 | 真砂岳〜野口五郎岳 | 真砂岳〜南真砂岳 |
雲に覆われる薬師岳(奥)・水晶岳〜赤岳稜線 | 鷲羽岳山頂と常念岳(左奥) | 針ノ木岳等には雲が・ |
赤岳〜真砂岳への稜線 | 野口五郎岳方面 | 稜線より鷲羽池を俯瞰:午後0時30分頃から雲が下がり槍ヶ岳も見えない |
スライドショー【第2部】 |
鷲羽池と硫黄尾根(手前) 真砂岳方面 | 硫黄岳の崩壊地 | 硫黄尾根(手前) | 三俣蓮華岳もガスの中 |
水晶岳〜赤岳稜線と東沢乗越稜線(右) | 鷲羽岳山頂と水晶岳 | 水晶岳(左)と赤岳 | 鷲羽池:2-300m外輪 |
鷲羽岳南西に在る鷲羽池 | 祖父岳と薬師岳(奥) | キャンプサイトと山荘(奥) | 硫黄尾根・大天井岳望遠 |
鷲羽岳より山荘を俯瞰 | 湯俣川上流の紅葉:三俣小屋東斜面 |
スライドショー【第3部】 |
ダケカンバの紅葉? | 湯俣川上流:三俣蓮華岳東斜面の広葉樹に当るスポットライト |
ハイ松林の三俣小屋 | 【湯俣川の谷間】硫黄岳(手前)と西鎌尾根(奥) | 三俣小屋の立派な佇まい |
この山荘は交通の要衝 | 水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳 【三俣小屋からの展望】:ワリモ岳(黒い山頂)と鷲場岳(右) |
2階:食堂・コーヒーコーナーで展望良好 | 硫黄岳・大天井岳 | 三俣小屋保存の古地図:山賊の舞台:黒部源流 |
早朝の6時、雲ノ平山荘を出発して全工程を終えて、三俣山荘到着は14時15分。 合計:9時間の縦走だった。 写真撮影に熱中する時間も十分に取れた好天下の静かな雲ノ平の歩行は忘れがたいモノとなろう。 小屋に着く頃は雲が増えて鷲羽岳山頂から小屋までは陽光も少なかった。 到着時には宿泊者、現在一人・・の状況だったが、素泊まり登山者が午後5時頃到着して二人だけ・・。 期待した夕焼けは見れなかった。 山荘ロビーで熱湯を買い<¥100/1L>トレッキング中に汗で失った塩分補給に「味噌汁」2杯・コーヒー2杯を飲みながら、本日撮影した写真全部をカメラ液晶で「スライドショー」で確認したり、ロビーの図書から周辺の山情報等を読む。 午後6時から2階の食堂で一人夕食。 6時50分からのローカル天気予報をTVで見せて貰い、明日も同様の快晴日である事を確認して、7時半に床に就き、2時間程度ラジオを聴いて眠りに着く。 |
『北アルプス縦走:第5日<三俣蓮華岳-@>』へリンク |