薬師岳・第2日:第2編 | 薬師沢小屋 <薬師沢と奥ノ廊下合流点にて> |
写真をクリックすれば拡大出来ます | 【縦走全体地図】 【北アルプス縦走概念図】 |
【雲ノ平情報】 昭文堂の山と高原地図:「剣・立山」によると「雲ノ平」は日本最後の秘境と記載されている。 この『雲ノ平』は「薬師岳(2926m)」「太郎山(2373m)」「北ノ俣岳(2661m)」「赤木岳(2622m)」「黒部五郎岳(2840m)」「三俣蓮華岳(2841m)」「鷲羽岳(2924m)」「ワレモ岳(2888m)」「祖父岳(2825m)」「祖母岳」「赤岳」「水晶岳(2986m)」「赤牛岳(2864m)」等に囲まれた高原台地である。 この高原台地には以下の名前を持つ庭園が沢山在る。 薬師沢小屋の方から雲の平に入ると先ず「アラスカ庭園」が現れ、更に雲ノ平山荘に向かって進むと「奥日本庭園」になる。 こんもりと盛り上がった小山は祖母岳で其処に「祖母庭園」、その南方には「アルプス庭園」、山荘方面に左折すると山荘周辺・東側には「ギリシャ庭園」、山荘から水晶岳方面に進むと「スイス庭園」、更に祖父岳方面に向かうと「祖父公園」となる。 祖父岳の西側を巻くルートを取れば、「日本庭園」に通じる。 |
スライドショー | 【第1部】 【第2部】 【第3部】 |
スライドショー【第1部】 |
ゴゼンタチバナの実 | 薬師沢に沿って左岸を下流に向かう | ミヤマアキノキリンソウ | ナナカマドの実 |
清流 | トウヒの中の紅葉 | ナナカマドの紅葉 | 薬師沢の清流 | アブラナの黄色の葉 |
薬師沢出合ー>薬師沢小屋への木道 | 薬師岳・南東稜 | シラタマノキ | 紅葉した苔2種? |
薬師沢小屋付近の紅葉 | 薬師沢の流れと紅葉(薬師沢直前の沢) | 危険な渡渉位置解説 | 薬師沢の吊橋(小屋側) |
スライドショー【第2部】 |
薬師沢小屋へ9時45分到着。 既に閉鎖されてメンテナンス工事中の小屋入口で休憩。 10時10分に出発。 「吊橋」を渡ると直角に曲がり急峻な岩をクサリと梯子を頼りに黒部川河原に下りると上記写真の「渡渉位置概念図」地点に差し掛かる。 水位が低いので難なく河原側を渡り、数十メートル先の分岐を山側に取り、「雲ノ平」方面へのルートに入るが、崩壊して歩き難い。 此処から木道末端点までの約2時間余の樹林帯の急坂になる。今日一番のキツイ坂道である。 |
薬師沢側の小屋修理 | 薬師沢清流(小屋横) | 合流点:薬師沢(左)と奥ノ廊下=>黒部川 | 前日閉鎖の薬師沢小屋 |
ゴゼンタチバナ | 薬師沢小屋ー>雲ノ平への樹林帯 太郎小屋 | 雲ノ平上空の空と雲<木道末端にて> | ||
道中で雲ノ平山荘から来たと言う一人の中高年登山者とすれ違う。 今日は太郎平小屋経由で折立峠まで下る予定だという。 上りも辛いが、下りの方が却って滑りやすく苦労している。 |
不思議な流れ雲が薬師岳山頂方向へ | 刷毛で掃いた雲? |
スライドショー【第3部】 |
12時05分、雲ノ平入口に当る「木道末端」地点付近の休憩用デッキで休憩。 周囲は初めて視界が広がり、左手には「薬師岳」が見え、「トウヒ」と「ナナカマド」や「ダケカンバ」の広葉樹などの混合林である。 約30分休憩・撮影して雲ノ平小屋を目指して出発。 正面には薄黒い色の山=「水晶岳(黒岳)」は見え始めた。 |
【木道末端部:雲ノ平】 ナナカマドの木々が無数に木道両側に繁茂する。 「シラタマノキ」 | 水晶岳(黒岳)望遠 |
水晶岳望遠 | 同:クローズアップ | クロマメノキ・祖父岳 デント座る薬師岳 | ||
木道の日陰には白色のマシュマロの様に丸い玉「シタタマノキ」や、葉を殆ど落とした、真っ赤なナナカマドの実が側面に現れる。 「アラスカ庭園」と書いた標識が立つ所に来た。 正面に「水晶岳」、左手には昨日登山した「薬師岳」が望める位置だが、写真撮影だけでストップせずに木道を前進した。 |
正面に水晶が見える「アラスカ庭園」 | アラスカ庭園 | ナナカマドと薬師岳(南斜面) |
ギザギザの「抜戸岳」(奥中央)と双六岳(右) | 祖父岳と鷲羽岳(山頂) | 池塘に写る薬師岳 | ||
右手の奥くには左稜線がギザギザした山<多分:抜戸岳>が、正面には丸い祖父岳も視野に入る。 雲ノ平<台地>に初めて水溜り?が背丈の低い草原に現れた。 池塘かも知れない。 |
『薬師岳:第2日<第3編>』へリンク |