室堂平トレッキング
第2編<美女平〜バスA〜室堂平〜みくりが池>

登山年月日 平成19年08月01日 (水) 快晴
メンバー 殿川紘史・石井宏・佐沢
主要ルート 奥飛騨道の駅(9:30)〜(12:00)立山駅(13:00)〜(13:15)美女平(13:30)〜(14:20)室堂平(14:30)〜(14:45)みくりヶ池(14:50)〜(15:00)エンマ台展望台(15:05)〜(15:20)雷鳥荘(〜(15:45)雷鳥沢ヒュッテ(16:30)〜(16:50)キャンプ場周辺(17:50)〜(17:55)雷鳥沢ヒュッテ(泊)
所要時間 【散策】1時間15分 <2:30PM-3:45PM>
【総合】8時間25分 <9:30AM-5:55PM>

               立山連峰
       <室堂平:立山ホテルより>

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【室堂平周辺地図】 【室堂平散策路】

【室堂平情報】

室堂駅付近にあるミクリガ池ミドリガ池は立山の火口湖であり、地獄谷では、現在でも火山性ガスが吹き出している様子を見ることができる。室堂は立山黒部アルペンルートのコース上にあり、立山剱岳の登山の拠点となっている。本来、“室堂”とは室堂駅から徒歩10分ほどのところに建つ、現存するものとしては日本一古い山小屋のことで、国の重要文化財に指定されている。近年までは室堂山荘として実際に使われていたが、保存のために室堂山荘は隣接地に新築移転し、大規模な復元修理が行われたうえで、貴重な建造物として有料で内部が一般公開されている。現在のものは加賀藩16世紀に建てたものだが、最初のものは14世紀に建てられたと考えられている。元々は、修験者が宿泊したり祈祷を行ったお堂であり、のちに立山に登拝する宗教登山者の基地となった。建材として美女平タテヤマスギが使われている。
【ミクリガ池】
約1万年前の噴火口跡に水がたまってできた周囲600mの火口湖。 水深15mと日本アルプスの湖沼の中では最も深い。 青く澄んだ静かな水面に3000mの立山を映し出している。 池を取り巻くすり鉢状の斜面には、クロユリなどの高山植物が豊富で、雷鳥が目撃されることも多い。 周囲にはりんどう池、血の池が点在する。


【美女平〜バスC〜室堂平】  【スライドショー】

「美女平」バスセンターを出発して、ジグザグのバス道路を辿り、正面に「立山連峰」が屏風の様に広がり、左には「剣岳」、右には「浄土山」が両側から抱える様に配置されている。
天狗平山荘? 剣御前〜剣岳稜線 剣岳ピークが見える 「剣岳」がはっきりと視界に入り始める

そんな光景が徐々に上げる高度と共に、ピークのみから麓付近まで見える様になる。 
左上に見える「剣岳」 立山連峰全体 立山連峰〜浄土山 奥大日岳と剣御前の鞍部に聳える「剣岳」

上空の真っ青の空に浮かぶ純白の雲は美しい。 「剣岳」の先鋭な山頂は畏敬の念を擁かざるを得ない。
左手から「大日岳・奥大日岳」〜「剣岳」〜「剣御前」〜「別山」〜「真砂岳」〜「富士の折立」〜「大汝岳」〜「雄山」〜「浄土山」へ繋がる稜線は美しい。 
左から剣岳〜剣御前〜別山〜真砂岳への稜線 剣御前〜別山〜真砂岳〜富士の折立〜大汝岳〜雄山〜浄土山展望

立山連峰が屏風に見え、残雪は緑色と白の模様を作り、その屏風の前には「ホテル立山・室堂ターミナル」の大きい建物群がある。
「一の越」の鞍部 室堂平の「立山ホテル」「立山ターミナル駅」 真砂岳方面 剣岳望遠


【室堂平駅周辺】  【スライドショー】

14時20分頃、殆ど室堂バスセンターに近い場所まで上がると、バスセンター建物とホテル立山が見え、バスが此方方向へ来るのが見える。 それにしても今日の晴天は凄いぞ!!
大日岳・奥大日岳 奥大日岳〜剣岳 剣岳〜立山連峰 剣岳〜剣御前 立山連峰〜浄土山

14時25分に室堂バスターミナル到着。 満員のバスから総勢が一気に下車する波に押されて建物屋上へ登り、建物外へ出る。 眼前には屏風の様に全面に展開する「立山連峰」は立ちはだかる。 
前面には「中部山岳国立公園:立山」と「立山玉殿勇水」があり、夫々に多くの人々が群がり、正面の山並や散策路を調べ、又これからの飲料水を確保の為に、持参の水筒やペットボトルに「立山の名水」を汲んでいる。
立山連峰入口の立山ターミナルと背後の立山連峰 室堂と立山連峰地図 立山ターミナル屋上の展望

立山連峰の主峰は霊山と言われる「雄山」のピークが中央にあり、その右手には「浄土山」があり、その鞍部には「一の越山荘」がある。 屏風の様に拡がる山並にはピークから流れる谷間があり、残雪が8月と言うのに結構多い。
富山県立山センター建物と立山連峰・浄土山 雄山のピークと室堂平 「中部山岳国立公園:立山」の石碑

左手から見える山並を同定して見ると 『剣岳』「剣御前」「別山」「真砂岳」「富士の折立」「大汝岳」「雄山」「浄土山」と続く。 3人共にトイレを済ませて揃って正面に向かって歩き、右手へ折れて、「ミクリガ池」方向へ進んだ。
「立山玉殿湧水」前からの展望:剣御前・別山・真砂岳〜富士の折立 浄土山と立山センター 浄土山右側の雪渓


【室堂平〜みくりが池】  【スライドショー】

【室堂〜雷鳥平間の散策路】

室堂バスターミナルから出発して、今夜宿泊予定の「雷鳥沢ヒュッテ」まで散策しながら歩くルートは以下の通りである。
「室堂ターミナル」ー>「みくりが池縁」−>「ミクリガ池温泉」−>「エンマ台展望台」−>「血の池」−>「りんどう池」ー>「雷鳥荘」ー>「雷鳥沢」ー>「雷鳥沢ヒュッテ(チェックイン)」ー>「雷鳥沢キャンプ場周辺」ー>「雷鳥沢」ー>「雷鳥沢ヒュッテ」・・・である。

予想外の素晴らしい晴天で陽光に照らされると暑すぎる気温の午後2時半からザックを背負ってスタートし、前方・左右・後方を見渡しながら、眼前の立山連峰とそれに続く高山植物が茂る室堂平をトレッキング。  「ヨツバシオガマ」と「チングルマ」がこの周辺の高山植物の双璧だった。 特に「チングルマ」な満開で圧倒される量と数だった。 
立ち上がる雲と立山 ターミナル前の高山植物:「ヨツバシオガマ」 満開だった「チングルマ」の大株

バスターミナルを出ると正面には「中部山岳国立公園:立山」・・・の石碑と「玉殿湧水」と書かれた「湧水汲み場所」の背後には壮大な『立山連峰』は屏風の如く展開する様のは圧倒される。 何時までも立ち尽くし其処を離れるのが惜しかった。 14時30分に雷鳥沢へ上記ルートを歩き始める。
クローズアップ サー雷鳥沢へ出発 室堂周辺の草原の高山植物とみくりが池温泉 石畳のルートを前進

ミクルガ池までのルートの両側には満開の「チングルマ」は一面に繁茂しその背後には「みくりが池温泉」の建物と「大日岳・奥大日岳」が見え、右に眼を移すと中央には屏風の様に展開する「立山連峰」、左手には険しい稜線の「剣岳」、右には三角形の「浄土山」が両脇から抱える様に配置されている。 8月初旬ながら、残雪も結構多い。
ミクリガ池温泉前のチングルマの花と背後の大日岳・奥大日岳 ミクリガ池縁の表示板 「ミクリガ池」と遠景の「大日岳・奥大日岳」

「みくりが池」縁まで来ると周囲には広く残る「残雪」が全体が緑色の風景に素晴らしいコントラストを提供している。 満開のチングルマが茂り、「ミヤマダイモンジソウ」の可憐な花が微風になびく。 
ミクリガ池と残雪:背景の立山連峰 満開のチングルマ ミヤマダイモンジソウ


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