室堂平トレッキング
第3編<みくりが池〜リンドウ池〜血の池>

登山年月日 平成19年08月01日 (水) 快晴
メンバー 殿川紘史・石井宏・佐沢
主要ルート 奥飛騨道の駅(9:30)〜(12:00)立山駅(13:00)〜(13:15)美女平(13:30)〜(14:20)室堂平(14:30)〜(14:45)みくりヶ池(14:50)〜(15:00)エンマ台展望台(15:05)〜(15:20)雷鳥荘(〜(15:45)雷鳥沢ヒュッテ(16:30)〜(16:50)キャンプ場周辺(17:50)〜(17:55)雷鳥沢ヒュッテ(泊)
所要時間 【散策】1時間15分 <2:30PM-3:45PM>
【総合】8時間25分 <9:30AM-5:55PM>

        ミクリガ池と背景の立山連峰
       

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【室堂平周辺地図】  【室堂平散策路】

【室堂平情報:ミクリガ池】

 標高2,400m、立山・黒部アルペンルートにある、神秘的な湖です。この池は、立山の火山爆発によってできた火口に水がたまったもので、深さ約15mと日本アルプスの高山湖で最も深く、また、流出口のない不思議な池でもあります。周囲は約631m。池の名は、立山の神のお供えをこの池の水で調理したことに由来しているといわれています。また、元和3年(1617) の夏、越前の小山法師がこの池で泳ぎ、3巡目で急に沈んでしまったので、三繰ケ池と書くようになったともいわれています。


【みくりが池周辺】 【スライドショー】

みくりが池周辺の草むらには「コバイケイソウ」の群落が見られた。 今が満開?と言える時期だろうか・・・緑の中に白い絨毯かと思われる場所もある。 右手にミクリガ池を見ながら標識に従って下りに入る。
振り返ると立山連峰が背後に配置されて、残雪にコントラストも更に景色を見事にしている。
ミクリガ池周辺の高山植物:「コバイケイソウ」 「みくりが池」と背景の「立山連峰」
「みくりが池」と立山連峰 立山連峰主峰:雄山〜浄土山 「みくりが池」と佐沢さん

屏風の様に背景を埋める立山連峰の上空は濃い青空が広がり、真砂岳上空には、不思議な巻き上がる様な白い雲が上空に舞い上がる・・・・・。 このやや高い池の縁の場所から最も高度が高い温泉と言われる「ミクリガ池温泉」の建物や「黒灰色」の無機質の砂漠の様な「地獄谷」が見え、中央の木道?らしき道には十数人のグループをなす登山者の列が通過中。
コバイケイソウ 立山主峰:雄山 立山連峰全景と上空の白い雲 「みくりが池」と立山
「みくりが池」と立山 ミクリガ池温泉 地獄谷と奥大日岳 地獄谷を歩くパーティ ミクリガ池温泉


【みくりが池〜山崎カール展望台】 【スライドショー】

14時45分頃、室堂バスターミナルを出てから休憩せずにこの「ミクリガ池」の展望所(最も低い池面に近い位置)まで来たので、同行の石井氏と佐沢氏に池の正面のベンチに座って貰い、立山連峰を背景にした記念写真を数枚撮影・・・交代して自分の入った。 室堂平周辺でも此処は「池」「緑の中の白い雪渓の模様」「濃い青空+白い雲」を組み合わせた景色で、絶景の一つだろう。 池の説明版側の概念図で位置関係を確認。
「みくりが池と立山れ遠方」前での記念写真 室堂平散策概念図 ミクリガ池と浄土山

「みくりが池」を左手に見て、坂となった階段を上り、綺麗な「みくりが池温泉」建物を左手に見て、前進・前進・・・・。 右手には池の北側斜面には結構厚い雪渓が残り、池面に接している。 夏の何時頃にこれが全部消えるのだろうか??と思いながら視線を上げると、別山ー>大日岳方面へ続く稜線だった。
更に右方向へ視線を移すと「雷鳥沢ー>剣御前小舎」に続く、雷鳥坂があり、鞍部にある山小屋がハッキリと見える。
立山連峰と青空・白雲 ミクリガ池温泉 残雪のミクリガ池と「大日岳」 別山と剣御前小舎
剣御前小舎と雷鳥坂 残雪のミクリガ池と「大日岳」 ミクリガ池温泉建物 「立山連峰」

みくりが池ー>みくりが池温泉を通過して、かなり平坦部のある「エンマ台展望台」に14時55分到着。 此処からは立山連峰の「山崎カール」が正面に見え、此処の高台からの展望もみくりが池同様の立山連峰展望の絶景地点だろう。

屏風状の立山連峰を背景にして、2人の記念写真と同時に、自分も同様の背景で写してもらった。 方向を変えれば、「別山〜真砂岳」、「真砂岳〜雄山〜一の越」、「雄山〜一の越〜浄土山」自由自在の場所だった。 
「雄山」と「浄土山」 エンマ台展望台での記念写真:「剣御前〜別山」・「立山連峰別山〜剣岳稜線」 「雄山」と「浄土山」


【りんどう池周辺】  【スライドショー】

この高台からは室堂平全体を略遠望出来る。 「地獄谷」やその奥の大日岳方面から雷鳥沢の山荘「ロッジ立山連峰」、「立山連峰」全面・・・・雷鳥荘も・・・・。  散策路の側の草叢には高山植物の「ヨツバシオガマ」「チングルマ」等。
ヨツバシオガマ 「地獄谷」と大日岳・奥大日岳方面 大日岳・奥大日岳 ロッジ立山連峰
エンマ台展望台から見る山崎カール 剣御前と雷鳥荘 ヨツバシオガマ チングルマ 剣御前(背後)と雷鳥荘(手前)

散策路を右に曲がる地点まで進むと、雷鳥荘前の「りんどう池」、右手には緑の短い中に赤く見える「血の池」。 りんどう池には雪渓が水面を埋める様に残っており、先程見た「みくりが池」の雰囲気とは大幅に違う。
「血の池」と呼ばれるが殆ど緑の草の間の土が鉄分で赤く見える湿地であった。 この池を前面に入れ「立山連峰〜浄土山」を背景にした写真は中々の絶景だった。
リンドウ池と雷鳥荘 りんどう池(左)と血の池(右)・・・背景の立山連峰〜浄土山 血の池と立山連峰
石畳の散策路 土が赤い「血の池」と言うより水生植物が茂る湿地 「血の池」と立山カール群


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