室堂平トレッキング
第5編<雷鳥沢ヒュッテ〜雷鳥沢キャンプ場周辺>

登山年月日 平成19年08月01日 (水) 快晴
メンバー 殿川紘史・石井宏・佐沢
主要ルート 奥飛騨道の駅(9:30)〜(12:00)立山駅(13:00)〜(13:15)美女平(13:30)〜(14:20)室堂平(14:30)〜(14:45)みくりヶ池(14:50)〜(15:00)エンマ台展望台(15:05)〜(15:20)雷鳥荘(〜(15:45)雷鳥沢ヒュッテ(16:30)〜(16:50)キャンプ場周辺(17:50)〜(17:55)雷鳥沢ヒュッテ(泊)
所要時間 【散策】1時間15分 <2:30PM-3:45PM>
【総合】8時間25分 <9:30AM-5:55PM>

            雷鳥沢キャンプ場
   <背景の山並:奥大日岳・大日岳(右奥)>

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【室堂平周辺地図】 【室堂平散策路】

【雷鳥沢ヒュッテ情報】

【みくりが池温泉】

みくりが池温泉<富山県>(標高2,430m)も源泉は地獄谷からの引湯で、源泉の高度では地獄谷温泉<富山県>(標高2,300m)と同じことになる。この源泉を使っている温泉宿泊施設は他に、らい鳥温泉雷鳥荘と雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰の3つがあるが、その利用の仕方によって、みくりが池温泉と少し泉温・泉質が異なっている。周辺は亜硫酸ガスや水蒸気が噴き出す危険な地獄谷で露天風呂はない。


【雷鳥沢ヒュッテ周辺】  【スライドショー】

15時40分、雷鳥沢のレベルまで下り、ヒュッテには少し上がる・・・。  ヒュッテとキャンプ場の間の底部には雪渓が広く残り、その厚さは50−80cmにも及ぶ。 一部はキャンプ場への石畳上を覆っていた様だ。
ヒュッテ前の広場には約50名の揃いの青いユニフォームを着た高校生が座り込み、先生の指示に耳を傾けていた。 夏山学校?でこのヒュッテに滞在しているらしい。 其処を通過して、ヒュッテの玄関へ向かう。
ヒュッテ手前の「雷鳥沢の残雪」は一部のルートを塞ぐ所もある 何処からか来た夏山学校の高校生達
今から野外授業です! 大銭の高校生の群がる時に「雷鳥沢ヒュッテ」へ入りチェッイクイン ヒュッテ玄関部分

15時50分にヒュッテへチェックイン。 荷物も登山靴も指定された2階の部屋<6名収容?>に3名の割り当てだった。
1泊2食付きの宿泊料金:¥8、500X 2泊分を支払う。
石井氏・佐沢氏に続いて部屋へ入り、一先ず休憩。 次は夕食の18時までを如何に過すか??・・・・
佐沢氏は予想通り「休憩」・・・石井氏と私は雷鳥沢周辺の散策をしたい・・・・二組に別れる事に決定。 
16時20分、ヒュッテ玄関を空身で出て、キャンプ場ー>「一の越・大走り」方面進み、浄土川に沿って少し歩く計画。 
揃いのユニフォーム姿 ヒュッテから見える立山連峰の山並 キジムシロの群落 イワイチョウとチングルマ
ヒュッテ下部の雷鳥沢の高山植物:チングルマ ヒュッテから「キャンプサイト」・「立山連峰」の望遠


【雷鳥沢キャンプ場周辺@】  【スライドショー】

16時30分頃、キャンプ場に入り、周囲に散らばる様に張られたテント群を見ながら周辺概念図で位置関係を確認。 キャンプ場のカラフルなテント越しに眺める「立山連峰」は稜線を見上げる位置関係となり、今までの景観とは少し異なり、青空と雲がより一層鮮明に映り、屏風状の立山連峰との融合が綺麗だ。 
午後4時頃の立山連峰とキャンプ場の雰囲気 チェックイン直前にいた高校生が「雷鳥沢キャンプ場」の奥にいた

キャンプ場周囲の草叢には高山植物が多く見られた。 「キジムシロ」と「チングルマ」主体で、浄土川河原に近づくと「コバイケイソウ」と「ハクサンイチゲ」が増えてくる。 キャンプ場を逆光線で見る位置に来ると、背景の山並は形の良い三角形の「大日岳・奥大日岳」が霞み遠くに見えた。 チングルマも逆線で見ると花の白色が透けて特に綺麗だ。
キジムシロ コバイケイソウの群落 浄土川は称名川へ キャンプ場と大日岳 逆光線に映えるチングルマ

浄土川河原を横切る事が出来れば、ショートカット出来るからと最短距離の河原に入り、小石伝いに歩いて渡渉箇所を探したが、登山靴を濡らさずに通過出来る地点は見出せず、キャンプ場ー>大日岳や剣御前方面への木製橋を通過する事になった。 河原の石の間には多く多くの新芽が出始め、一部、新しい葉が伸び始めていた。
高山植物では「キジムシロ」と「イワガガミ」「チングルマ」が多かった。
チングルマ 「イタドリ?」の新芽と若芽 浄土川河原に入り横断路を探すも不可能で後戻り
チングルマとイワカガミ 砂歴層に生えるキジムシロとその群落 雷鳥沢散策路概念図


【雷鳥沢キャンプ場周辺A】  【スライドショー】

木製の橋を渡り、分岐表示点に達した。 「大日岳・剣岳」方面と「一の越・真砂岳」方面で右の「一の越」方面を進んだ。此処からは浄土川河原を縫う様に進む様だ。 「コバイケイソウ」が草丈の高く、目立つ存在となる。
地面に這う様に「キジムシロ」や「キンバイソウ」の黄色の花が散見され、其処へ白色の「ハクサンイチゲ」が多くなる。 
キャンプ場から橋へ 「剣御前・大日岳」と「一の越」方面の分岐点 コバイケイソウと立山連峰 大日岳への稜線
キンバイソウ キジムシオロ 浄土川河原 「ハクサンイチゲ」 キャンプ場望遠

17時頃、「一の越・雄山」方面と「大走り・真砂岳」方面への分岐点に来た。 明日、佐沢氏一人が進む「一の越・雄山」方面の偵察も兼ねて、右の「一の越・雄山」方面を進んだ。 
この一帯には「チングルマ」と「ハクサンイチゲ」の群落が続いた。 一部に黄色の「キジムシロ」等・・・・。
雷鳥沢から浄土山望遠 「ハクサンイチゲ」群落 「ハクサンイチゲ」のクローズアップ
浄土川からキャンプ場の望遠 「チングルマクローズアップ」 「チングルマ」 「キジムシロ」


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