妙高高原:苗名(なえな)滝訪問


年月日 平成18年7月25日(火) 小雨
メンバー 殿川紘史 <単独>
主要コース 道の駅「しなの」(9:50)−>(10:30)イモリ池−>(11:15)ビジターセンター(12:30)ー>(12:45)イモリ池駐車場(12:50)ー>(13:00)苗名滝(14:05)ー>(17:00)小谷温泉口ー>(19:00)白馬岳登山口・猿倉(車中泊)
所要時間 総合時間:1時間05分<PM1:00-PM2:05>

              妙高高原:苗名滝

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 苗名滝周辺地図   スライドショー:【第1部】 【第2部】

【苗名滝関連情報】
苗名滝は新潟県と長野県の県境、関川の本流にかかる滝で、この上流に続く四の滝までの中で一番規模も大きく、高さ55mの柱状節理を持つ玄武岩の断層で出来ています。 
 苗名滝は、その昔、滝から落ちる水音があたり四方に轟き、あたかも地震のようだったことから地震滝と呼ばれていましたが、古語辞典によると「地震」と書いて「なゐ」と読ませていたことから「苗名滝」に転化したようです。

その昔、江戸時代に河村瑞軒が諸国を調べて旅をしているときに遙か彼方から、地震のような音がしたそうな・・恐る恐る側に行ってみるとなんとそれは勇壮に流れ落ちる「滝」だった。そこで瑞軒は「ない」=「地震」という、口語で地震滝と名付けた。後にないの滝がなえな滝となり「苗名滝」とも書かれるようになった

<注> 二の滝、三の滝及び四の滝への歩道は現在通行できません。 西野発電所経由で笹ヶ峰キャンプ場へ行かれる場合、軽装では行けません。    <苗名滝(日本の滝100選)掲示板より転載>

【訪問の背景】
7月20−23日は笹ヶ峰登山口から「火打山」と「妙高山」へ登山して下山後、「雨飾山」へ行く予定だったが、小谷温泉への道路が崩壊して通過できず、「雨飾山」登山を中止して、7月24−25日の天候待ちの間に、妙高高原の観光スポットを訪問。 「いもり池」ー>「苗名滝」へ移動して小雨降る中を訪問した。 その後、天候も数日間回復の見込みが無いので、宇都宮への帰途を目指すも天気模様の改善を見て再度計画変。 先ず「雨飾山」へ向かうが小谷村入口で道路崩壊で前進出来ず、最後は二転三転の末に、白馬岳登山を考え取合えず、猿倉駐車場に向かった。


スライドショー:【第1部】
小雨の中、「イモリ池」駐車場から妙高高原・笹ヶ峰方面に通じる道路の「杉野沢バス停」で左の車道に入り、3キロ進むと「苗名滝」入口駐車場に着く。 其処で昼食に「カツプラーメン」を作り、コーヒーも入れてから運動靴でストック片手に15分と書かれた案内に沿って小雨の中を歩いて「関川」をさかのぼる。 大きい吊橋を渡るが、流れる川は水量が多く怖いようだ。 これが全部「苗名滝」の水量だと知り驚く。 
吊橋の次は螺旋状になったコンクリート製の階段。 約5分も歩くと爆音が聞こえ始め、滝に近いことが感じられる。 間も無く、前方に「苗名滝」が吊橋越しに見え始めた。 
ストック片手の観光客とすれ違いながら、前進して最後の吊橋を渉ると「東屋」の奥に、凄い音と飛沫を撒き散らす「苗名滝」がある。 
杉野沢バス停前の神社 苗名滝歩道入口 苗名滝駐車場前の売店庭のユリ
ギボウシ 人口滝と池 駐車場ー>第1吊橋までの間の川の流れ:水量の多さに圧倒される
壁面から生えた植物 苗名滝の由来看板 苗名滝手前の吊橋手前から望む「苗名滝」
滝直前の吊橋上からの苗名滝の展望 「苗名滝」側の東屋付近から見る「苗名滝」:凄い飛沫がカメラを襲う


スライドショー:【第2部】
実際は滝まで約50m手前までしか近づけないが、爆風か風に乗って飛散する飛沫でカメラのレンズは水滴が着く。 間も無く数十人の小学生グループが吊橋を渡りこの滝へ向かっていた。 彼等はこの滝の左岸を巻く道から下って来たようだ。 引率の先生に尋ねると、今朝「笹ヶ峰」方面から此処まで4時間程掛けてトレッキングの途中だと言う。 
小雨の中の歩行に関わらず、皆元気そうだ。 先生の許可を得て小学生約20名が滝の方向へ向かって滑り易い河原を渡り近づき始めた。
 雨で濡れた岩肌は滑り易く、非常に怖い許可!!に先生の顔を伺うが、平気の表情に2度驚く。 万一滑ると急流の川に落ちて流されるから・・・・約15分間、東屋付近に居た。 
大勢の第二団の小学生がこちらへ来るのを見て駐車場への帰路に着いた。 往復:約1時間の苗名滝鑑賞だった。 
「苗名滝」側の東屋付近から見る「苗名滝」 小学生の団体
東屋で雨宿りしながら休憩する親子連れ 元気一杯の小学生も滝に見蕩れる 滝壷方向に河原を前進
滑りやすい石は危険 帰路途中で滝を振り返る ヤマガクアジサイ コンクリート製階段と第一吊橋付近の水流


【計画変更】
14時30分、此処当分晴天は期待出来ないと考え、一旦宇都宮へ退却と考え、カーナービに「自宅」を打ち込み、帰路に着く。 小雨が止んで、少し空が明るくなり、宇都宮への退却を再考開始。 
午後3時半、上田市付近で空模様も好転しそうだから、考えを変えて「雨飾山」登山を考えて、小谷温泉へ国道#147号から入るつもりでナビ設定を変更。 
小谷村から国道#147号から小谷温泉への分岐点で、道路閉鎖標示に再度出くわし、地元の運転手尋ねると、この道も崩壊で雨飾山登山口へは入れない事が判明。 空模様も悪くないので、思案の末、「白馬岳」大雪渓コース登山口の猿倉駐車場へ方向転換で国道#147号を南下。 
JR白馬駅前から右折して猿倉方面へ。 猿倉駐車場に到着時には午後7時30分。 夕陽の残照で僅かに輝く白馬稜線の写真を数枚写し車内に入り夕食。 明日の3-4日間の登山・縦走を想定してザックに荷物を詰め込む。 

@第1案:白馬岳<大雪渓コース>ー>白馬岳山頂小屋ー>白馬岳ー>杓子岳ー>白馬鑓ヶ岳ー>猿倉駐車場
A第2案:白馬岳<大雪渓コース>ー>白馬岳ー>雪倉岳ー>朝日岳山荘ー>雪倉岳ー>白馬岳ー>猿倉駐車場
B第3案:白馬岳<大雪渓コース>ー>白馬岳山荘(泊)ー><大雪渓コース>ー>猿倉駐車場 

『白馬岳登山:第1編』へリンク