乗鞍高原五色ヶ原トレッキング:
<カモシカコース【滝巡り】>

<第3編:池之俣御奥滝〜青垂の滝>

訪問年月日 平成18年7月27日ー30日
メンバー 殿川紘史 <単独>+ツアー客<6名>
主要コース 【7/29】道の駅(6:00)−>(6:40)ツアー出発点−>「乗鞍山麓:五色ヶ原トレッキング<かもしかコース>」(7:40)ー>(8:50)水場−>(9:35)久手御越滝−>(10:05)牛首−>(10:45)池之俣御奥滝−>(11:15)炭木岩−>(11:40)烏帽子小屋(12:15)−>(13:05)青垂の滝−>(13:50)カンバ尾ー>(14:30)横手前ー>(15:15)横手滝展望台−>(15:25)出合い小屋(15:45)−><バス>−>(16:30)出発点(16:50)−>(17:10)栃尾露天風呂(17:50)ー>(18:00)道の駅「奥飛騨温泉郷・上宝」(車中泊)
総合時間 トレッキング時間:8時間50分<AM7:40-PM4:30>
総合時間:12時間<AM6:00-PM6:00>

             池之俣御興滝の景観

写真をクリックすれば拡大出来ます スライドショー:【第1部】 【第2部】 【第3部】

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【スライドショー:第1部】
コース中で最高地点の「牛首()」で休憩・補給中も小雨が降り続き、全員上下の雨具を装着した。 10時15分頃からクマザサとダケカンバが混じる疎樹林帯をジグザグに下り、広場に出た。 其処はコース内で最も広い場所で、キャンプサイトにもなりそうな場所。 広場の左手の沢の僅か上流に「池之俣御興滝」が見え、風に乗って勢い良く落下する水流の飛沫が飛来する距離にあった。 
約20m程度の滝が見えるが、牛首から下る途中で樹林帯の中から見えた滝は2−3段からなる滝に見えた。 滝から流れる沢には約10mの丸太橋がある。 両手でロープの手摺を手繰り注意深く左岸に渡る。 
池之俣御興滝周辺の倒木 「池之俣御興滝」から流れる清流を跨ぐ約10m程度の「倒木」橋を手摺を手繰って渡る
滝の飛沫が届く 倒木を利用した橋も安全対策は十分 池之俣御興滝 滝から流れる清流
次のツアーグルプが待機 「池之俣御興滝」に近づき滝全体・上部・上部クローズアップ 丸太橋周辺の佇まい
飛沫を上げる滝 「池之俣御興滝」は画像右手上に在り、下流部の丸太橋(手摺・滑り止め付き)で「池之俣御興谷」を渡る


【スライドショー:第2部】
「池之俣御興滝」の左岸から少し滝方向に移動可能な地点から「滝の写真」を撮影。 山菜として美味しい「ミズ」の群生を左手に見ながら、次の鑑賞スポットである「炭木岩」へ向かう為に、坂道を辿る。 滝から約20分で「炭木岩」と命名された「柱状列石」が左手崖にある地点に来た。 高温のマグマが地表に流出、急激に冷却 された石柱には規則的に六角形にヒビが出来た岩である。 

「炭木岩」を左手に見ながら、斜面をトラバースして沢に下った。 注して大きくない沢だが、沢山の生々しい倒木が散らばり、それらの樹幹の皮は全部剥げ落ちている。 約2週間前の集中豪雨で山中が崩壊して流された木々であるとガイドが説明した。 
山菜:ミズの群生 名前調査中 木の中から木が成長 「炭木岩」標識 檜に似たサワラの特徴
間も無く炭木岩へ 「炭木岩」:柱状列石・・・高温のマグマが地表に流出、急激に冷却 された石 ヤマアジサイ
不思議な木:葉の中央部に種子が着いている 湿度が常に高い山間部に生える「シダ類」
ゴロゴロした石のルート 名前不詳:調査中 7月初旬の豪雨で流された沢の倒木類


【スライドショー:第3部】
約2時間前から降り続く小雨からカメラを守る為に「防水袋」を被せ、撮影しない時は、雨具の胸の中に忍ばせて撮影を続けて関係で、徐々に水分がカメラレンズの間隙から侵入して、レンズガラス内部で結露現象が起こり、遂に画像中心部が白濁して、<118−200mmズームレンズ>が撮影不能となった。 
トレッキングコースの略中間地点の「烏帽子小屋」にたどり着いた時が最悪で、全く撮影出来ず、「烏帽子小屋」・「仙人滝」の写真がない。 避難小屋には「トイレ」が在ったが、水は出ず、トレッキングツアーガイドさんが、高度差数十メートルの沢まで下り、バケツでミズをくみ上げて、汚物を流すと言う苦労を見た。
小屋は比較的大きく、綺麗で在るが、大勢のツァー客を収容出来ず、屋外に臨時的に設置されたブルーシートの下で雨を避け、昼食・休憩で約35分間滞在した。 小虫が飛び交い、落ち着かない昼食時間を過ごす。 次第に小雨も止み薄日も漏れる気配を感じた。 小屋の側の「ブナ」の樹皮に「ツキノワグマ」の爪の跡が明瞭に残っていた。 12時15分、「青垂の滝」に向かい稜線を下る。 
オオァサモチ 名前調査中 ウドの花 ツィバメオモトの種子 バックバネソウ群生 名前調査中
雨で曇って来たカメラレンズで中央がボケる 「烏帽子尾根」には「烏帽子小屋」があり、「仙人滝」が望遠出来た
樹林帯下部のシダ クロモジの木 クロベの木々が茂る森 名前調査中 クロベの幼木
「青垂の滝」への標識 「青垂の滝」へ樹林帯の急坂を九十九折れに下る 樹間から見える「青垂の滝(雄滝)」 ノリクラアザミ

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