<河津七滝+浄連の滝>巡り

○ 年月日 平成14年4月2日  快晴
○ メンバー 殿川紘史、 由紀子
○ 主要ルート 道の駅駐車場(6:10)―>(7:30)七滝入り口―>出会滝―>カニ滝―>初景滝―>ヘビ滝―>エビ滝―>釜滝―>大滝ー>(10:30)駐車場(10;40)―>(11:05)浄連の滝(11:40)―>(12:30)函南町のマンション(昼食・休息・清掃)(15:20)―>(15:40)JR熱海駅(15:50)―>(16:10)函南マンション(仮眠)
○ 所要時間 6時間20分  <AM6:10-PM0:30> 

    <すばらしい「出会滝」の扇型の落水>

 6時過ぎ起床&朝食。 今日も快晴の天気のようだ。 7時過ぎ「道の駅の駐車場」を立ち、また河津町方面に逆戻りして「ループ橋」を下った直後の道路を左折して「河津七滝」入口着。  朝が早すぎて、川へ下るルートが閉鎖されたままで迂回路を探すのにかなり苦労した。 七滝の案内看板によると、川下から「大滝」「出会滝」「カニ滝」「初景滝」「ヘビ滝」「エビ滝」「釜滝」の順になるが、朝が早く私有地内にある「大滝」には入れず、二番目の「出会滝」から見物する事にした。 見当をつけて、家並みの隙間から河津川に降りた。 間もなく大きい滝「出会滝」。 河津川と荻入り川の合流点にあるので、この名前だろうと思いきや「人生の出会い」に例えたのが正式の命名理由。右の流れ=河津川の滝のある方だ。 うねるような流れと清流は見事だった。 高さ:4m、幅:2m、長さ:18mの長い流れになっている。その河津川に沿って進み、一旦道路まで登る。

        <河津七滝ハイキングコース>
<河津七滝のサイズ>
<出会滝・滝壷>
落下地点上部は曲がりくねった清流

初景滝への道端の「ヤマブキ」の花

第三番目の滝は「カニ滝」。 高さ:2m、幅:1mと七滝に中では最も小さいが、長さ:15mと長い流れの最後が滝になっていた。 とてもかわいい滝であった。 

蛇滝:両岸の表面は蛇の表皮模様に見える 上流の清流と満開のソメイヨシノ

「初景滝」は幅も広く見事なもので、滝の横には「踊り子と私」の二人のブロンズ像が建てられており、観光客は銅像の横に立ち背景に「初景滝」を撮影する姿が多い。 主客が反転した格好だ。 高さ:10m、幅:7mのきれいな形の滝だ。 アクセスも良い。

 <初景滝>  <滝より人気のブロンズ像:「踊り子と私」>

「初景滝」の左手の杉林の急坂を登り、川沿いに進むと「蛇滝」につく。 滝の周辺の岩の模様が「蛇のうろこ」状に見えるところから「蛇滝」の名前がついたようだ。 高さ:3m、幅:2m、長さ:25mの長い流れ上流に続く。 

<蛇滝の流れ> <両岸の岩の模様は蛇のうろこ状>

  
「エビ滝」はかなり無理に「名前」を付けたようだ。 「滝壷」が海老の甲羅、「流れ」が海老の尻尾様に見えるそうだ。 高さ:5m、幅:3m。  あまり印象に残っていない。

    
<エビ滝:名前の様な気もする形状?>     <エビ滝〜釜滝に通じる釣橋:之が出来るから年より若い??>
   
最後は河津川最上部にある「釜滝」。 滝壷にアプローチするために「釣り橋」を渡る。 滝の落ち口までのルートは水にぬれて滑りやすい急坂を上下した。 途中でも滝の水飛沫がコンクリートの階段をたっぷりと濡らし滑りやすい。  高さ:22mで七滝中で最も高く、幅:2m。 とても細長い滝に見える。 滝の右側上部の岩は規則正しい「六角形」の柱からなっている。  所謂「柱状節理」:溶岩がゆっくりと流れながら冷却される時に出来る模様で「火山の証」である。 ここの溶岩は「玄武岩」からなる。

<河津七滝最後の大滝>  <滝壷の飛沫で周辺はすべり易い>  <滝の左側:明瞭な柱状節理は火山の証>

    
帰途は同じルートを取らず、「水の流れ」から外れた車道を辿り「初景滝」にくだり、「七滝入口」の駐車場方面に向かい最後に、第一の滝「大滝」への入り口を探した。  私有地のために入場料が必要らしい。  やっとの事で「大滝」へのくだり道に出た。 河津川の流れの見える道の行き止まりが「大滝」の展望台であった。  高さ」30m、幅:7mの河津七滝、最大の滝だけあって滝壷への水飛沫で「虹」が見えた。 

<ウスバスミレ> <清流真緑の若葉>  < 大根草??> 冷たい清流を利用したワサビ
<河津七滝最大の大滝>  <滝壷の飛沫で虹が・・・> <滝壷から流れて清流に変わる>

この有名な「河津七滝」は、「ナナタキ」でなく「ナナダル」と呼ぶそうだ。 沢やセセラギ、大小の滝が沢山現れ、変化に富んだ観光ルートで十分に満足した。  以前からのこの国道を通過する度に何時はーーとの念願がヤットかなった。 何時も夕方の通過ばかりだったのが理由。 また同じ国道#414の急坂を天城峠まで戻り、さらに下って「道の駅」の駐車場を過ぎ、午前11時過ぎ「浄連の滝」到着。  駐車スペースの確保に少し時間を使う。  この「浄連の滝」は狩野川の上流:本谷川にあり、天城山中第一の大滝で、高さ:25m、滝壷の深さ:15m。 その生成の歴史は天城山の寄生火山である鉢窪山の噴火により流れ出した溶岩が作ったもの。 本谷川は全流程が山地渓流となっており、「浄連の滝」の周辺の標高:310m。 川の水は冷たく、真夏でも16度ほどしかない。 この付近には「ワサビ田」の多いのも川の水が冷たいことを示している。  「浄連の滝」は「日本の滝百選」の一つに選定されている。

 
<日本滝百選の「浄連の滝」><天然記念物:ハイコモチシダ>  <浄連の滝:高さより滝壷の深さは凄い(15m)> 
 
<滝から流出する冷水が渓流となる> 山間地の清流を利用した「ワサビ田」が多い

駐車場から約200段の石段を降りると「浄連の滝」の正面に出る。 大きい滝の周辺には沢山の観光客であふれ、川の横のスペースに石垣を築いた「わさび田」があり、植付けの途中の様だ。 渓流の流れに沿って水面まで近づく事ができる。  100m位下流まで川に沿って下ったが先は行き止まり。  駐車場の一つのレストランで昼食の「そば」。 11時30分「浄連の滝」を立ち、函南のマンションを目指す。 12時30分マンション着。 汗を流す為「入浴」後、由紀子はベランダ、室内、風呂場、キッチン、リビングの清掃を見事に終わらせた。 15時20分 由紀子を熱海駅に送る為、マンションを出発。 略16時発の快速で東京に向う。 一方、小生は、18−20時30分までマンションで仮眠後、約1.5ヶ月の九州登山旅行の出発準備をスタート。  10PM頃、マンションを出発。 三島市内で満タンに給油。 走行メーター=106、050km 夜中に休憩なしで、国道#1のバイパスを走り抜け、午前4時50分 大津市内のレストラン駐車場で仮眠。 今日?の午前中に大津市内在住の大学時代の研究室の同僚を訪問予定。  総歩数=15,000歩