【天然記念物:景清洞情報】
○ 壇ノ浦の戦いに敗れた平家の主将平景清が潜伏していたという いい伝えのある鍾乳洞。 延々と続く低い天井の美観は素晴らしく、珊瑚やウミユリ,海草などの 化石が無数に覆うさまも見事で学術の宝庫ともいわれています。
○ 秋吉の鍾乳洞といえば「秋芳洞」が有名ですが、その北がわにも、「大正洞」や「景清洞」があります。 「景清洞」は、秋芳洞のように地中にしみこんだ雨水が洞窟をひろげていったのとは違い、地下水が洞窟を広げていってできたものです。ですから、まるで人工のトンネルのように平坦に奥の方までつながっています。半分くらいいくと、さらに天井が低くなった半だ円形のような洞窟が奥に続いています。
○ 総延長1745mの景清洞の洞内は、遊歩道と照明の整備された観光洞部分が800m。その先400mは、 真っ暗な探検コースで、地底湖を経てさらに奥まで洞窟は続いています。「洞内案内図」の ▼
の所に立入禁止≠フ立て札があますが、ここから先が探険コースで、入口で、長靴,ライト付きヘルメットを借りて中へ入ります。通路自体が川みたいなもので、奥へ進むと長靴の中までビショビショになりますが、結構チャレンジする方がいらっしゃいます。
○ 『景清洞』は延長約1.3kmのトンネル上の石灰洞です。 其の中を流れる小川(三角田川)が長い年月掛かかって猪出台(シシデダイ)をくりぬいて出来たものです。 猪出台は東西700m、南北1,100m、標高260mのカルスト台地で台上には無数のカルストの起伏が連なり大変綺麗です。 秋吉台の飛地として「特別天然記念物」の一部になっている。 <美東町教育委員会> |