縦走地図: 【黒岳石室〜白雲岳避難小屋】
大雪山縦走:【第1日目】 【第2日目】 【第4日目】 【第5日目】
<第3日目を3分割>
【第1部:桂月岳・黒岳石室】 【第2部:北海岳・白雲岳】 【第3部:緑岳・小泉岳・白雲岳避難小屋】
<第3日目:スライドショー>
【第1部:桂月岳・黒岳石室】 【第2部:北海岳・白雲岳】 【緑岳・小泉岳・白雲岳避難小屋】
桂月岳・黒岳石室・北海岳周辺 |
静かな夜で、安眠の後、4時10分頃目が醒めた。 外は白みかけ天気は雨も止んだ様だ。 二組の中高年夫妻が、石室から10−15分で行ける「桂月岳」にご来光を見に行かないかと誘ってくれた。 少々待ってもらい同行する事にした。 撮影準備(三脚代用のストック持参)して後を追う。 小屋を出た時に、丁度桂月岳と黒岳の背後から朝日が上がろうとし、其の光が濡れた屋外テーブルや水溜りを赤く染めていた。 緩い勾配を進み桂月岳標識に着く。 其の辺りを動き回り、層雲峡方面・反対のお鉢方面を交互に眺めながら刻々と変る空の様子を撮影した。 麓の方は雲海に覆われているが上空は雲が少なく、今日の天気は間違いなく好天になる様だ。 一日石室での滞留は大正解と出た。 今日も含めて大雪山縦走終了日(7月20日)まで天気がもつてくれれば最高だが・・・・。 |
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黒岳石室から見た周辺の山とご来光 |
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雲海 |
天空は真っ青、山肌は真っ黒、麓を覆う雲海と上空の中間は朝日の真紅色が映える。 タイミングとしてはご来光に間に合ったが、朝日が上がる方向には雲が厚く太陽は見れなかったが、早朝の陽光の変化は何時見ても気持ちよい。 |
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麓の雲海(上川方面) |
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朝焼け |
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北鎮岳の残雪 | 凌雲岳 |
地平線より漏れた陽光を受けた雲海の頭が光る様は見事だ。 雲海も徐々に晴れ始め平野の一部も見え始めた。 |
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雲海に映える朝日 | ガスが晴れた麓 |
お鉢の内側やその山並みのくぼ地には沢山の残雪がまだ明けきれない中に真っ白く光る。 ほぼ20分間経過して下山開始。 石室とその 周辺がはっきりと見え、まるで箱の庭の如く初めて認識した石室の屋根は真っ赤で目立つ。 明るくなるにつれて、登山時には気づかなかった 登山路側のガレ地に咲く「コマクサ」が目にいた。 10cmそこそこの小さい花だが、他の高山植物も生えない痩せたガレ地に咲くので花の周 辺はすべて砂地か砂利ばかりだ。 石室に近い所に高さ:2−3cm「イワヒゲ」が一面に咲き、其の花に昨日の雨が付着している。 逆光線 で見ると可憐な姿がより際立った美しさとなる。 |
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お鉢の斜面の残雪のパターン |
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桂月岳標識 | 桂月岳から見た黒岳石室 | コマクサ |
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コマクサ |
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イワヒゲ |
5時10分に、桂月岳でのご来光見物から戻り、朝食(レトルト釜飯+味噌汁+果物+コーヒー)を済ませて、出発の準備開始。 6時20分に黒岳石室出発。 小屋の防風目的の石垣の隙間の白い花を撮影(左下)。 今日からまた>25キロの荷物の重さが肩に食い込み思い足取りで石室を後にした。 昨日来の雨で溜まっていた周辺のルートの水ハ引き、そのルート側には、チングルマ・ハクサンイチゲ・エゾコザクラ等が見える。 |
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チンググルマ | ハクサンイチゲ と エゾコザクラ |
お鉢を流れる水流を横切ると緩やかなガレた登山路になった。 そのガレ場にチングルマとエゾノツガザクラの群落やコマクサの群落が斜面に沿って続く。 最初は遅いペースを意識的に保ち、15分毎の休憩のプランよりも頻繁に高山植物撮影でストップ。 荷物を担いだままの撮影きついが、一枚ごとに>25キロの荷物の上げ下ろしは更にきつい。 しかし細かい植物の撮影=接写では荷物を下ろさなければ撮影不可能だ。。 |
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エゾノツガザクラ | コマクサ |
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クモマユキノシタ | エゾタカネツメクサ |
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チシマクモマグサ | ミヤマハタザオ | ミヤマダイコンソウ | コマクサ |
右手には大雪山火口を囲むようにお鉢を形成した内部が見渡せる位置に近づいた。 もう直ぐ其処が「北海岳」だろう。 左手のガレ地には 驚く程の「コマクサ」と「エゾコザクラ」の大群落が見られた(写真下)。 |
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エゾコザクラ群落 | コマクサ群落 | コマクサとシシマクモマグサ | チシマクモマグサ |
雲が大部分を占めるが、少しずつ其の雲も薄くなるように見える。 風は全く感じないが歩行を止めると肌寒い気温である。 |
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