礼文島散策(1/5編):第1日 <林間コース編>
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千歳〜稚内ドライブ:7月8日(車中泊) |
6月27日宇都宮ー>新潟港ー<フェリー>−>小樽港ー>千歳空港のルートで大村市在住の長姉(写真狂?)を出迎えて、9日間、北海道内(層雲峡・原生花園・知床五湖・野付半島・びわ瀬・摩周湖・南富良野・上富良野・十勝岳温泉・天人峡・支笏湖・札幌市内)をフォードグランドタイガーで写真撮影で駆け巡り、7月7日に千歳空港で見送った。 大型キャンピングカーは約30年前に工場建設で6ヶ月間勤務した会社の駐車場に、一昼夜駐車させて貰った。 小生も東京に飛び「高校東京同窓会」に出席して日帰りで千歳空港に戻り8日から一人での『気まぐれな写真撮影旅行』をスタートした。 稚内に向かうのに旭川経由では面白くないので、留萌市から海岸線の国道#232を北上し、ハマナスとニッコウキスゲが満開のサロベツ原野・抜海原生花園で撮影しながら、稚内市内に入り、陽の長い夕方は、稚内公園を、夕方は野寒布岬で夕日を眺め、日没後「稚内港:礼文島・利尻島行フェリー」の駐車場に車中泊した。 この7月8日のドライブ記録(千歳ー>留萌ー>サロベツー>稚内ー>野寒布岬)は別の紀行文として纏めたい。 2泊3日の礼文島・1泊2日の利尻島の必要品を大型ザック一杯にするも収納できず、更に「パソコン」と「デイバック」(写真機材)の3個の荷物を持参する必要に迫られた。 どうも安全を考えすぎるために常に荷物が膨らむ。
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デイバックに雨具・写真機材・食料等をパックして、9時30分に本日の散策コース「林間コース」・「桃岩歩道コース」に向かう。 この民宿の良さは「美味い食事」だけでなく「自家用車での送迎」である。 年配の運転手(前回と同じ人)に「礼文島林道コース起点」まで礼文島の東岸を南下して、9時55分に起点まで乗車。 10時きっかりに「林間コース」の散策を開始した。香深川に沿っての20分の歩行は広くなだらかな車道歩きで特筆すべきことはなかった。 右からの合流した「8時間コース」を右に分けて暫く進むと道路端に「レブンシオガマ」、よく似ていて区別しにくい「オオハナウド」・「エゾノヨロイグサ」などがあちこちに見え始めた。 |
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オニシモツケの蕾と花(非常に繊細な構造) | オオハナウド?エゾノヨロイグサ? | 名前不詳 |
オニシモツケ(上)が開花した花の一つ一つは驚く程繊細で綿毛の様に見える。 初夏から秋にかけて咲く「セリ科」の花は、皆同じ様に見えて、区別は難しいが「花の咲く時期」・「背の高さ」・「花のつき方」・「葉の形」等で見分けられるそうだが、小生には依然明確でない。礼文島のものは他の地域に比べてかなり小振りだそうだ。 図鑑の「礼文:花の島・花の道」によれば次の様な種類が存在する。 @「エゾニュウ」:セリ科で最大で高さ:1〜2m、球形の花序が無数に付いて花火のように見える。 A「エゾノヨロイグサ」:エゾカンゾウが終わった頃姿を現す。 茎が紫色を帯びる。 高さ:1〜1.5m Bエゾノシシウド:厚みと光沢がある葉、海に近い所に多い。 高さ:0.6〜1m。 Cオオカサモチ:細かく切れ込む柔らかい葉。 高さ:0.5〜0.8m。 Dオオハナウド:葉にもみじの様な切れ込みがある。高さ:0・5〜1m。花序の一番外側の花弁が大きい。 Eシラネニンジン:10〜30cmと小さいが高山帯でよく目立つ。 葉に光沢がある。 日当たりの良い道端や原野には濃い意ピンク色の「ヨツバシイオガマ」が目立ち始めた。 礼文島では「レブンシオガマ」と呼ぶそうで 礼文島のものは「レブンシオガマ」の名前で記載する。 岩場にもちゃんと咲いていた。 |
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林道コースには最も多い花:レブンシオガマ(ヨツバシオガマが正しい名前だが礼文島では違った) |
視界が開けた眼前の丘越しに「利尻富士」が見事に見えた。 利尻島がこんなに近くに見える!! 西側(海岸の方角)からはガスが時折風に乗って押し寄せ辺りの視界が遮られた。 |
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利尻島望遠:林道コース | 西海岸からのガス | オオダイコンソウ | チシマフウロ |
間もなく「レブンウスユキソウ群生地」の標識に従い、左の小高い丘に登り足元を見るとちらほら散見されたが、一面に咲くウスユキソウにめぐり合えた。 思いの外、花丈は低く、10〜15cm程度だ。 同じ様に見えるが、少しづつ個体間の違いが判る。 此処から「月ヶ丘」までのウスユキソウを纏めて下に集めるとその違いがよく判る。 図鑑の写真と比べながら上部の花の形状(実は白い部分の全部が花ではないらしい)で判断して名前を記載したが、確信はないので悪しからず。 兎に角、細かい産毛に覆われた可憐な花である。 |
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「レブンウスユキソウ」でも地区によって少しずつ違いが認められる |
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エゾウスユキソウ | ホソバヒナウスユキソウ | ミネウスユキソウ | ミヤマウスユキソウ |
レブンウスユキソウ群生地に20分以上粘り(時々ガス・雲が切れて陽光が差し、写真撮影のチャンスを呉れるが、辛抱が必要だった。 小高い丘を降りて林道=車道を歩き始めた。 道端にも細かい花があった。 その典型は「オオミミナグサ」で花の直径は5mm位か?。 480mmでマクロ撮影し、PCで最大に拡大したのが下の写真。 「レブンウスユキソウとハマナスの白と赤のコントラスト」と「2本のレブンシオガンマの花の間から見えるレブンウスユキソウ」のショットも。 |
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「ハマナス」と「レブヌスユキソウ」 | オオミミナグサ | 「レブンウスユキソウ」と「レブンシオガマ」 |
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オオダイコンソウ | ミヤマオダマキ | エゾカワラナデシコ | ヤマブキショウマ |
「レブンウスユキソウ」の大きい看板を過ぎ、また車道を離れて左手の丘「月の丘」のルートを辿るが、霧が濃くなり、視界も20m以内。 撮影条件がどんどん悪化し、歩行ルートも見えにくいが幸いにもルートにそって「杭とロープ」が張られ道を外す心配はないが折角のお花畑が見えにくい。 右手の急勾配の斜面には濃い霧越しに無数の花が見える。 足元には「レブンウスユキソウの群落」もあるが、ここのウスユキソウは先程の「群生地のウスユキソウ」より白い花弁が細く、花丈は高いのは、外の植物の間に生育するために日照量が少ない為だろうか?、其れとも別の理由があるのだろうか? 今までに見なかった「エゾカンゾウ」の群落が斜面に無数あり霧の中に霞む。 |
<月の丘周辺の植物群> |
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黄色カタバミ | レブンシオガマ・エゾノヨロイグサ・他多数 | レブンウスユキソウ | 「カンゾウ」がいっぱい |
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九州の「グミの花」極似 | レブンシオガマ・ヤマブキショウマ・他 | チシマフウロ | はまなす |
「月の丘」は周辺よりも数十メートル高い小山だが、ここではガスが掛り、100m程度の視界だったが、花の数には驚いてしまった。 7月中旬で遅すぎる為か「エゾスカシユリ」が一株だけ見にとまった。 「イビキトラノオ」の群落が斜面に続く所もあった。 斜面で最大の「セリ科」の「エゾノヨロイグサ」の白い花の大群落のあったが、赤いレブンシオガマ、薄紫のチシマフウロ、 イブキトラノオ、柿色のエゾカンゾウの中では、「無色=白い花」が却って引き立って見えるのは不思議だ。 |
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エゾスカシユリ | 「月の丘」の鑑賞路 | イブキトラノオ |
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イブキトラノオ | センダイハギ | エゾノヨロイグサの蕾 | 名前不詳:車道の縁で見た |
月の丘の傾斜地には数え切れない花が咲き乱れる。 花の名前を挙げてみれば、「レブンシオガマ」・「エゾノヨロイグサ」・「レブッブスユキソウ」・「エゾカンゾウ」・「チシマフウロ」・「ミヤマオダマキ」・「ヤマブキショウマ」・「イブキトラノオ」・「エゾスカシユリ」・「エゾカワラナデシコ」・「センダイハギ」・・・と凄い数に驚いた。 「林道コース終点」から元地海岸に通じる車道の傍に見た「濃柿色の花」の名前は不詳だが礼文島の花とはかなり違う・・・・・「外来種」かな?? |
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10種類以上の花が咲き乱れる 「月の丘」の斜面の風景 |
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