北海道撮影旅行:第36日目
<第11編:有珠山新火口周辺>

年月日 平成13年8月1日 曇
メンバー 殿川 紘史 (単独)
主要コース 【7/31】道の駅「ニセコ」ー><千歳市内往復:知人宅訪問>ー>洞爺湖湖畔駐車場(泊)
【8/1】洞爺湖湖畔駐車場(9:00)−>(9:30)有珠山新火口見学(10:30)−>長万部ー>寿都町ー>北檜山ー>江刺ー>(15:45)松前<松前城>(16:15)ー>(19:00)函館市内(23:00)−>(23:30)函館フェリーターミナル(泊)
撮影場所 有珠山新火口周辺
所要時間 有珠山新火口:約60分  

    有珠山新火口:平成12年3月末噴火

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 平成12年有珠山噴火記録    有珠山の活動状況   有珠山・洞爺湖周辺詳細地図 

【7/30】幌尻岳下山:幌尻山荘ー><渡渉>ー>振内町ー>厚真町ー>千歳市ー>支笏湖ー>道の駅「ニセコ」(泊)
【7/31】道の駅「ニセコ」<北海道秋の収穫を購入>ー>千歳市内・友人宅訪問ー>洞爺湖湖畔駐車場(泊)
湖畔駐車場で洞爺湖町の花火を鑑賞出来た。 駐車場は車中泊中の車多数在ったが、以外に静かに宿泊出来た。
【8/1】
折角洞爺湖に来たので、1年前に噴火した「有珠山新火口」を見学しようと9AMに駐車場を出発。 9時30分から約1時間掛けて「有珠山西火口」を見学。 多数の訪問者で賑わい自然の予期せぬ威力に驚きながら荒れ果てた新火口周辺を散策しながら、記録写真を撮影したので此処に纏めてみた。

【有珠山:平成12年の噴火情報】
記録に残る有珠山の噴火は過去に8回あり、最近の噴火の中に1943−44年の噴火による「昭和新山」の形成と1977ー78年の「有珠新山」形成があり、今回の噴火は第9回目になる。 平成12年3月31日午後1時10分ごろ、22年7カ月ぶりに噴火した有珠山の噴火は最も記憶に新しい。 詳しい情報・記録は上記のウエブへのリンク『平成12年有珠山噴火記録』と『有珠山の活動状況』で確認出来る。

スライドショー:有珠山新火口
国道が隆起・陥没して水溜りが出来た 洞爺湖と虻田町間の国道の隆起:最大70m  この建物も廃墟に
温泉街から僅か10分程度の距離の国道がズタズタに破壊された 西新火口からの噴煙
火山灰を被った木々の中には逞しくも新芽を出した物・立ち枯れた物が混在する。  全体で50箇所の新火口
西火口見学用の遊歩道:枕木を並べて連結した木道が周囲1キロ余もあって主要ポイントの見学が可能
2−3箇所の大きい火口からは絶えず噴煙が上がる。  地表面に硫黄の噴出在り 24時間連続モニター
すり鉢形の火口跡・亀裂した割れ目から噴煙や熱気が出る 南の虻田町越しに「内浦湾」が見える
最大の新火口  噴火後、15ケ月経過で雨による浸食も見られる      火山灰を被って廃墟の建物
噴火後15ヶ月経過で噴火活動も安定状態だが100年間で4回目の噴火をする有珠山はやはり注意を要する
切断された水道管 新火口:「西山」と市街地南の「金比羅山」の2箇所から噴煙を上げている。

前回の噴火からわずか23年目、有珠山の南西「西山」の麓から噴火した。 3月27日未明の火山性地震の観測から3日目の31日、大勢の町民・マスコミが見守る中で起こった。 虻田町・壮瞥町・伊達市を含む住民は既に避難が完了しており、人命の被害は無かった。 4月1日には、洞爺湖温泉街の背後「金比羅山」に新たな火口を開け、噴火口は合計50ケ以上にも及んだ。 場所を移動しながら活動する様子は、明治43年の噴火によく似ている。 100年間に4度の噴火が起こった有珠山は、活発な活火山を再認識させられるとともに、次回の噴火に備えをすることの大切さを実感させられた。

第12編:『松前城周辺』写真へリンク