野付半島航空写真 | 野付半島:ナラワラ・トドワラ周辺地図 |
野付半島形成過程 | 野付半島地形変化図 | 野付半島:ナラワラ・トドワラ関連情報 |
【野付半島関連情報】 ●フラワーロード 野付半島の入口から車止めのあるレストハウスまでの約15kmの道路は、半島を縦断する一直線の道でフラワーロードと呼ばれるドライブコース。途中には、ナラワラやハマナス群落地の見所もあります。 ●トドワラ 海水に浸食されたトドマツの木々が立枯れたり横たわっている光景が続いています。レストハウスから徒歩約20分、一周約15分の木道遊歩道もあります。 ●ナラワラ フラワーロードのほぼ中間地点に、海水に浸食され風化したミズナラの木々が立枯れている広大な場所があります。 ●原生花園 半島の東端、野付崎、竜神崎一帯に、原生花園が広がっている。アヤメやセンダイハギなど、5月下旬頃から10月まで色鮮やかな花々が次々に咲き乱れます。ここには自然探勝路もあり、散策が楽しめます。近くにあるボッコ沼周辺は、タンチョウの営巣地となっていて秋には優雅な舞を見る事も可能。 ●一本松 野付半島のシンボルともなっているこの木は、自然探勝路の奥にあり、エゾカンゾウの群落の中に1本だけ美しく枝をのばした松の木の様に立っています。実は、ナラの木で、通称「一本松」と呼ばれています。 ●北方展望塔 国道244号沿いの春別の近くにある展望施設で、野付半島を始め、オホーツク海に浮かぶ北方領土・国後島が一望できます。この建物は北方領土返還要求運動の一つとして建てられ、「四島への道・叫びの像」が目です。 ●白鳥台 春別川の河口高台が白鳥台と呼ばれる場所で、12月〜3月にかけて数千羽をこえる白鳥が集まり、近くでその姿を見ることができます。 ●打瀬舟 野付半島の内側、野付湾は水深2〜5m程の海草に覆われ、北海シマエビの繁殖地帯となっています。この北海シマエビ漁の舟が打瀬舟で野付湾ならではのこの光景。6月下旬〜7月末、10月下旬に見ることができます。打瀬舟は帆が受ける潮風を推進力にした独特の方法で漁をする舟で、浅い海底の状況と密集した海草を守るための自然に優しい舟なのです。 |
ナラワラ周辺を十分撮影したので、レストハウス付近から「トドワラ」に向かうルートを辿る。 「野付半島観光案内図」に記載のようにルートの両側は正に原生花園で、主体的な花は「エゾキスゲ」「ヒオウギアヤメ」「センダイハギ」「ハマナス」で眺めていると前進出来いない位沢山咲いて楽しませるルートだった。 写真2枚目の「野付半島の形成と地形の変化」を示す看板は日本一と言われる「野付半島の砂嘴」の変化を理解するには大変有難い。 後は写真を見ながら、トドワラの現状を理解して頂きたい。 寄り道と写真撮影でトドワラの先端まで行くのに小一時間も掛かってしまった。 道中の花で最も印象的だったのは最上段右の逆光線で花弁が透けて見えた「ヒオウギアヤメ」だったが、写真ではあの感激は再現出来ていない。 |
『第4−4編B:トドワラ周辺』写真:スライドショー<#1> <#2> |
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入口からトドワラの記念標識までの間は湿原植物が咲き乱れていた:ハマナス・エゾカンゾウ・センダイハギ・ヒオウギアヤメがその中心をなしていた。 右端の「ヒオウギアヤメ」の株は特に「逆光線」で一期は目立った |
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この一帯は立ち枯れを過ぎて、幹の下部だけが残る状態が中心で上部まで残るのは少なかった。 時間の経過が判る |
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水路には立派な橋・至る所に整備された新しい木道 | 海水に時々浸る低地に茂る草 |
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満潮時に流れ込んだ海水?か雨水?が溜まり白く光り、緑の低草の緑とコントラストをなす。 見事な景観!! |
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この付近のトドマツがより背が低く殆ど木の根部しか残っていない。 フラワーロードまでズット見渡せる景観 |
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左から右に、羅臼岳・三ッ峰・サシルイ岳・オッカバケ岳・南岳・知円別岳・硫黄山・東岳・ルシャ山・トッカリムイ岳・知床岳と続く知床連山が全部見える幸運に恵まれた。 |
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倒木した幹 | この一帯にはまだ生育中の高いトドマツが群生しているが除々に立ち枯れする運命か? |
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日没直前の南東の上空:青空・白い雲・低い雲と3段層 | 左:斜里岳・別海岳〜羅臼岳〜東岳・硫黄岳(右) |
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この一帯は立ち枯れた木々が途中で朽ちて落下・可也の年月の経過が伺える | ピンク色の水面 |
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トドワラから「フラワーロード」「レストハウス」「知床連山」「国後島」方面を望む。 夕暮れの空が静かな湾内面に映る色が印象的だった(上写真:左) |
ルート途中からは立派な木道が設営され安心してトドワラ周辺を散策できる。 予想外にも立ち枯れしている「トドマツ」は少なく、殆どは木の先端部分はおろか幹の大部分は朽ちて湿原に落ちて朽ち初めた光景だった。 海水の流路には木製の橋が架かり、潮の干満も心配なさそう。 木道には片側に手摺も着いて十分な安全対策も講じられていた。 夕暮れ迫る南東の空はあくまで青く澄み、幾つもの雲が高度差をなして重なり合って太陽の高さによる陰影が微妙に変わり変化に富んだ風景を味わえた。 多すぎる写真を分割して「トドワラの後半」は以下のリンクで掲示しています。 |
『第4−4編C:野付半島・トドワラ周辺2』へリンク |