上州武尊山登山:第1編
<スキー場〜ロッジまきば〜三合平>
登山年月日 平成18年06月04日 (日) 晴
登山メンバー 山越氏(リーダー)・平居氏・川村氏・殿川
主要登山ルート 【6/04】スキー場(5:55)−>(7:00)ロッジ牧場ー>(7:20)三合平ー>(7:55)田原湿原分岐ー>(9:15)武尊避難小屋ー>(10:45)セビオス岳ー>(11:45)中ノ岳ー>(12:15)武尊山(13:35)−>(14:00)中ノ岳ー>(14:35)セビオス岳ー>(15:20)避難小屋ー>(16:00)田代湿原分岐(17:30)−>(18:55)スキー場駐車場(19:10)−>(12:20)宇都宮
所要時間 登山:13時間00分<AM5:55-PM6:55>
全体:16時間25分<AM5:55-PM10:20>

      武尊牧場の車道を三合平へ進む
       <スキー場:ロッジほたか付近>

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スライドショー 【第1部】 【第2部】 【第3部】

【上州武尊山情報】   【武尊山全体登山ルート】   【武尊牧場〜山頂:登山ルート】

【登山ルート】
標高2,158mの武尊山は、ブナの原生林とクマの生息数の多い事でも知られ、登山者による荒廃が少なく自然がそのままに残されている貴重な山です。 この山のルートは多岐にわたり、様々なアプローチが楽しめます。
@ 東俣駐車場:中級    A 武尊牧場:中級    B 武尊神社(裏見の滝):中級   C 旭小屋:上級    D その他:<川場キャンプ場><川場高原キャンプ場>

【武尊山概要】
 武尊山は沖武尊(2158m)を主峰とし、前武尊山(2039.7)、剣ヶ峰(2008m)、獅子ヶ鼻山など2000m級のの峰が山頂部を形成するコニーデ型の火山です。新生代第三紀の終わりから第四紀の初め頃に活動したといわれています。そのため岩石は安山岩で、現在と逆の磁場を示すものがあるそうです。周辺にある武尊牧場、花咲湿原や田代湿原、玉原湿原などは、いづれも溶岩流による台地です。

【登山の背景】
上州武尊山登山は今回で3回目である。 第1回目は2002年6月初旬<東俣駐車場〜山頂往復> 第二回目は2003年9月中旬<武尊神社〜山頂〜剣ヶ峰〜武尊神社>で、今回は初めてのルートとなる。

6月1−2日で「丹沢山縦走」から一日置いて、直ぐの4日早朝から登山の為に、3日夕方に宇都宮自宅を出て、片品村:「花咲の湯」駐車場で、登山に誘ってくれた3人組と出会う。 午後10時頃、4人が揃い相談の上、「武尊牧場スキー場」で車中泊して、翌日其処から登山と決まった。 一番ルートが優しい「東俣駐車場」へは途中の除雪が終わっておらず、閉鎖中だった。 今回の登山の特徴は「山菜の王様:コシアブラ」採りも兼ねていた。 武尊山ルートのブナ林で、「コシアブラ」は採れるとのことだった。


スライドショー【第1部】
武尊牧場:スキー場の駐車場(高度:約1100m)で車中泊。 東俣駐車場への道路の除雪が終了せず、此処を選択したが、静かでトイレもスキー場用があり快適に一夜を過ごす。4時45分起床・朝食は4人思い々に準備して終了。 昼食は「パン」主体だから、朝食は「釜飯+味噌汁+コーヒー」とした。 駐車場側の川の水流が結構聞こえる。 5時50分に一段上のスキー場施設まで上がり、「ほたか牧場」標識前で、記念写真撮影。 6時頃、正面に広がるスキー場の斜面の右側にある草原の中のルートを通過して、アスファルト舗装のスキー場内車道を歩く。
広いスキー場駐車場で車中泊した4名の車 スキー場内の施設図:リフト・舗装車道等 「ほたか牧場」看板
看板前での記念写真 道路脇の西洋タンポポ ゲレンデ内の「トチノキ」とその白い花     山菜となるアザミの葉
道端に生える種々の山野草<左から>:「ヤマニンジン?」・「?」・「カザグルマ」・「?」 白いウスバスミレ
車道道端に生える薄青色のスミレ 稜線の霧・雲が晴れて武尊山手前の山並みが見え始めた


スライドショー【第2部】
舗装道路を歩いたり、ショートカットしたりしながら、スキー場ゲレンデ内の道路を登り続ける。 急に前景の雲が晴れ始め今日登山予定の「武尊山」全面の山々がくっきりと雲の間から現れ、間違いない晴天の登山となる。 スキー場は来週から夏季観光客<山菜取り・山野草の花見学>を迎える為に、スキー用のリフトn整備が開始された様だ。 駐車場から殆ど歩く事無く、「三合平」まで行ける様になるらしい。 
車道歩きは続く 濃い緑の葉と純白の花(柔毛の様な官感触) 雲に隠れていた武尊山山系が急に姿を見せた
陽光が瞬く間に霧を晴らし、雲を取り除いて残雪の山々を現す 整備中のスキーリフト 全ての残雪の稜線
目指す武尊山山系だが、山頂は見えない 伸びた「タラノメ」の新芽 紫色のタニマスミレ 白色のウスバスミレ
車道を避けて樹林道へ 草原のスキーゲレンデの白樺と残雪豊富な武尊山:中ノ岳方面 ベニバナイチヤクソウ


スライドショー【第3部】
スキー場上部に当たる「ロッジ まきば」は未だ閉鎖中だが、来週から夏季開業らしい。 高度は約1300m程度だろうか? 周囲の山並みが視線と略同じ高さで見えるようになる。 今日登る「武尊山山頂」は見えないが、前武尊山や中ノ岳らしい稜線がハッキリしてきた。 草原の草花を見ながら車道を歩きながら、山林境界付近まで入ると山菜の「タラノメ」の幼木が沢山あるが、全部、新芽は山菜採り業者が摘んだ跡ばかり・・・。 朝日に照らされて白い幹の「白樺」は中々綺麗に見える。 「エンレイソウ」「スミレ」「ムシカリ」等の花に混じり、草原一面に背丈20〜30cmの「ヤナギラン」の赤い新芽が出始めていた。
「ロッジ・まきば」は来週から開店となる 霞む山並みの望遠 目指す武尊山系 車道歩きが続く
「ロッジ・まきば」前から平坦地の車道を「三合平」に向けて進む 日光国立公園方面?の山並みの望遠
白樺の木目指して前進 ムシカリの花 樹林帯の下草に生える鮮やかな色のミヤマスミレ 残っていた「タラノメ」
全部摘み取られた「タラノメ」 樹林帯の日陰に生える「エンレイソウ」も花は終わり種子になる ミヤマメシダ

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