上州武尊山登山:第3編
<田原湿原分岐〜避難小屋〜セビオス岳>
登山年月日 平成18年06月04日 (日) 晴
登山メンバー 山越氏(リーダー)・平居氏・川村氏・殿川
主要登山ルート スキー場(5:55)−>(7:00)ロッジまきばー>(7:20)三合平ー>(7:55)田原湿原分岐(8:25)ー>(9:15)武尊避難小屋ー>(10:45)セビオス岳ー>(11:45)中ノ岳ー>(12:15)武尊山(13:35)−>(14:00)中ノ岳ー>(14:35)セビオス岳ー>(15:20)避難小屋ー>(16:00)田代湿原分岐(17:30)−>(18:55)スキー場駐車場(19:10)−>(12:20)宇都宮
所要時間 登山:13時間00分<AM5:55-PM6:55>
全体:16時間25分<AM5:55-PM10:20>

     セビオス岳付近の雪渓と家ノ串山
            <武尊山登山>

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スライドショー 【第1部】 【第2部】 【第3部】

【上州武尊山情報】  【武尊山登山ルート詳細地図】  【武尊牧場〜山頂往復ルート概念図】


スライドショー【第1部】
登山開始から2時間後の午前8時頃、「田代湿原分岐」に到着。 この周辺はかなり沢山の「コシアブラ」の木がブナ樹林の中に混じっていた。 山菜の王様の「コシアブラ」は低木で、「タラノメ」の様に簡単に手に届くと錯覚していた。 ブナ樹林帯で日当たりが少ない関係か細い幹だが背丈は高く、木登りしないと到底、新芽には届かない。 
又周囲の木々も全部新芽を出しているので、最初はどれが「コシアブラ」なのかが判別し難い。 慣れりまで時間が掛かった。 試験的な採取の間、どれが「コシアブラ」か、如何して採取するか・・を見物した。 約20分間時間を使い、登山帰路に本格的に採取するとして、8時20分頃、田代湿原分岐から武尊山を目指して其処を離れた。
コシアブラの新芽は全部摘み取ると其処から芽が出ない為に、木全体の約1/3の新芽は摘み取らずに残して中止する。
これを袋に入れてね!! こんなに綺麗なコシアブラよ!! 素晴らしい香りです!! コシアブラの木
コシアブラ 6−7mのコシアブラの木(根直径:約10cm)の枝の先端に少ない新芽 多少伸びすぎた新芽
細めの幹は途中からぶら下がり木を曲げて、地上から芽を摘む 1/3を残して先を離す ルート側のエンレイソウ
エンレイソウ花:葉の中央から花が咲く 田代湿原ー>武尊山へ 日陰が続と残雪もある 緩やかなブナ林道


スライドショー【第2部】
緩やかな登山道のブナ樹林は徐々に疎になり、ルートへ陽光が差す量が増えてきた。 樹林帯には3枚葉の「エンレイソウ」が花を付けていた。 9時15分に「武尊避難小屋」に着く。 この一帯にはまだ沢山の残雪があり、シラビソ樹林帯の中に赤い三角形の屋根を持つ小さいな避難小屋で、3年前に来た時同様に、内部は綺麗でなく、湿気が多く、決して宿泊したいとは思わない避難小屋である。
山越氏は試験的に採取した「コシアブラ」を目印をつけた場所に雪穴を作り埋めて下山時に回収する計画。 徐々にシラビソも疎になり大部分が雪渓の登山路となる。 途中で約7-8名の高校生グループに出会う。 三合平キャンプ場に駐車していたワゴンの「尾瀬高校」らしい。 
セビオス岳に近づくに連れて視界が開け「武尊山」周辺の山並みが見え出した。 「笠ヶ岳」「至仏岳」「燧ヶ岳」「越後三山」等である。
曲がりくねったブナの木 花を終えたエンレイソウ 間も無く武尊避難小屋へ    シラビソ樹林帯の武尊避難小屋
泊たいと思わない小屋 シラビソ樹林帯の雪渓を通過してセビオス岳へ 越後三山望遠 越後駒ヶ岳・中ノ岳
笠ヶ岳 至仏岳 笠ヶ岳と至仏岳(右) シラビソ樹林も疎になり緩やかな雪渓を登る
巻機山?望遠 奥日光方面 樹林帯ー>セビオス岳へ         5−6mの落差の雪壁


スライドショー【第3部】
10時45分頃、セビオス岳付近に到着し、ザックを置いて全員休憩。 武尊山山頂は見えないが、「前武尊」「家ノ串山」「中ノ岳」右に目を移すと「巻機山?」更に「越後三山」が豊富な雪を載せて見え、その右に「笠ヶ岳」「至仏岳」「燧ヶ岳」が続き、間を置いて「日光連山」が見える。 越後三山では「中ノ岳」と「越後駒ヶ岳」は確認出来たが水蒸気が多いせいか明瞭でない。 
雪渓の途中で約10m程度のシラビソの木があり、その殆ど先端部に「赤いリボン」が見えた<最下部の右3枚の写真参照>。 スキーか冬季登山用の目印に違いない。 現在も2m程度の残雪だが、更に約8mは高い位置だから、今よりも更に6−7mは雪が積もっていた事の証である。 
雪渓上からは登山路正面の「家ノ串山(2103m)」見上げる方向の景色が最も見事である<最下段写真左>。
登山口方面 武尊牧場駐車場 双耳峰の「燧ヶ岳」 「燧ヶ岳」望遠 双耳峰?
ダケカンバ 巻機山()? 家ノ串山と中ノ岳(右) 中ノ岳望遠 笠ヶ岳(左)と至仏岳
「燧ヶ岳」望遠 越後三山方面 セビオス岳付近の雪渓と家ノ串山(2103m) 笠ヶ岳(左)と至仏岳
セビオス岳付近の雪渓と家ノ串山(2103m) シラビソ:高さ約10mの左上部に赤いリボン=>冬季の雪レベル

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