茶臼岳・朝日岳登山D
(1915m)・(1896m)

    第5編:無間地獄周辺〜朝日岳山頂

年月日 平成15年10月9日
メンバー 殿川 紘史  <単独行>
主要ルート 【10/08】宇都宮自宅(20:20)−>(22:50)那須岳登山口(車中泊)
【10/09】登山口(7:15)−>(8:40)峰の茶屋−>(9:45)茶臼岳山頂−>(11:40)牛ヶ首分岐ー>(11:45)牛ヶ首ー>(12:30)無間地獄ー>(13:40)峰の茶屋ー>(14:30)朝日岳山頂ー>(15:30)峰の茶屋−>(16:20)登山口(17:00)−>(19:35)宇都宮自宅
撮影場所 無間地獄周辺〜峰の茶屋〜朝日岳山頂
所要時間 登山:9時間5分<AM7:15-PM4:20>


     茶臼岳山頂部の噴煙と硫黄
      <無間地獄付近からの眺望>
写真上をクリックすれば拡大出来ます
 登山ルート概念図   茶臼岳周辺全体図 

【那須岳連峰】
栃木県黒磯市の北北西20キロ、栃木県と福島県の県境に連なる「那須連山」は日光国立公園に属する火山群で特に茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、南月山、黒尾谷岳が「那須五峰、または那須五岳」と呼ばれている。 其の中心をなす「茶臼岳」は「那須岳」とも呼ばれ、栃木県内唯一、今でも盛んに噴煙を上げる複式のトロイデ型火山だ。 登山道は整備され、初心者や家族連れでも容易に山頂に立つ事が出来、360度の眺望を楽しむことが出来る。 秋の紅葉は緯度の割に早く、その色合いの見事さは有名である。 

【10月9日】
予想通りの快晴の朝、登山口駐車場で、少し寝すぎて6時30分起床。 早々と朝食の釜飯を食べ、コーヒーで体を温めて7時15分駐車場を出発。 最も一般的なコースを辿り、峰の茶屋ー>茶臼岳山頂ー>牛首ー>峰の茶屋ー>時間があれば更に「朝日岳」へ足を延ばす計画。 第一目的は『那須連山の紅葉撮影』である。 登山路に沿って上下左右を見ながらゆっくりと前進して余す所なくカメラに収めた。 余りに沢山の紅葉の写真を撮影したので、全体を『第1編〜第6編』に6分割して掲載する。
この『第5編』は無間地獄周辺ー>峰の茶屋避難小屋ー>朝日岳山頂に至る展望を纏めた部分で「無間地獄の噴煙」「姥が平周辺の紅葉」「峰の茶屋跡から見る朝日岳の急峻な岩場」「朝日岳から伸びる稜線上のなだらかな鬼面山の緑と紅葉のコントラスト」「朝日岳頂上の360度の展望」を味わえる。

スライドショー:第5編・無間地獄周辺〜朝日岳山頂 <#1> <#2>
無間地獄斜面も少しずつ変化して紅葉の樹林帯へと変わる 無間地獄を眞下から見上げる
頂上直下の噴煙、無間地獄のガレ場から斜面を下り程徐々に植物が成長し数百メートルも離れると樹林帯へと変化する
無間地獄から峰の茶屋のルートから左手を見下ろす斜面は地肌を晒しながらも背丈の低い植物:ガンコウランやウラジロタデ等に混じってドウダンツツジの幼木が散見される。
朝8時40分に峰の茶屋に到着ー>茶臼岳山頂ー>牛ヶ首分岐ー>牛ヶ首ー>無間地獄ー>峰の茶屋の周遊コースを5時間掛けて散策し元の場所に到着した。 時間も在るので計画通り「朝日岳山頂」を目指した。
峰の茶屋〜朝日岳の往復路を大在が通過 朝日岳南に延びる鬼面山への稜線や斜面は緑と紅葉の模様が見事
なだらかな鬼面山 剣が峰直下のトラバース・右先には鬼面山   三斗小屋温泉への避難小屋・流石山方面
茶臼岳の噴煙 鬼面山に夕方のスポットライトが当たる 剣が峰直下トラバース部のススキと登山路
ヤット登山路らしいルートに変わる。 斜面は逆光線ですべてが輝く エゾリンドウが枯れ草の中唯一の花
背丈の低いススキ 大きいエゾリンドウ株  剣が峰の鋭い先端     朝日岳分岐下のガレ場と紅葉
隠居倉頂上部と三斗小屋温泉へ下る
茶臼岳望遠 朝日岳・熊見曽根分岐 「朝日岳・熊見曽根分岐」の展望:隠居倉・流石山・熊見曽根〜三本槍方面
朝日岳分岐から朝日岳:大勢の登山者 朝日岳山頂の展望:険しい稜線・隠居倉・熊見曽根・流石山・三本槍岳
湧き出したガス 山頂から眼下のガレ場 ガスの山頂記念写真 崩壊が進む朝日岳分岐直下部(北西斜面)
植物が崩壊を防ぐ 樹林帯が崩壊を防ぐ   朝日岳山頂ー>分岐点ー>剣が峰の途中の険しい岩場

約5時間で茶臼岳登山と周囲の散策ルートを回った。 時間が在るので予定通り「朝日岳」に向かう。 峰の茶屋避難小屋からヤット登山道路らしい険しさと狭いトラバースルートは始まる。 真上に聳える「剣が峰」の南側をトラバースして
朝日岳分岐点ー>朝日岳頂上まで約60分の行程。 狭いトラバースでの登山者との交差機会も在った。 14時頃の為、下山する人と登山する人は居る。 山頂部は狭く、数人が留まれるスペースしかなく、分岐点で望遠したときは「山頂標識」を入れた記念撮影を待つ人の列が在ったが、其のグループが下山した後に到着出来た幸運があった。 1枚の記念写真を側の登山者にお願いして交互に撮影。 其の頃は茶臼山方面からガスが湧き出て山頂からは茶臼岳の展望は出来なかった。

 『第6編:朝日岳山頂〜峰の茶屋跡〜登山口』へリンク