写真をクリックすれば拡大出来ます |
【赤岩岳・両神山登山地図】 | 【両神山トレッキング概念図】 |
【両神山関連情報】 深沢久弥の『日本百名山』に選ばれた両神山(りょうかみさん)は埼玉県秩父郡小鹿野町と秩父市の境目にあり、秩父山地の北端にある山。 秩父多摩甲斐国立公園の一角にある標高1,723m。 奥秩父の山々は、山麓から山稜まで、深い原生林に覆われた山が多い中で、両神山は秩父連山の多くの山々と異なり、岩が砦のようにそそり立ち、のこぎり歯のように見える男性的な山として有名です。 この特異な山容は、古くから山岳信仰の対象となってきました。 山名は、イザナギ、イザナミの神を祀っていることから両神と呼ぶという説、「龍神を祭る山」が転じて両神山となったという説など、諸説ある。古くからの信仰の山。両神神社がある。山頂には日本武尊が祭ったと伝えられている、イザナギ・イザナミの二神が鎮座しています。古くから三峰山、武甲山とともに「秩父三山」と称され山岳信仰の山として知られています。 地質学的には、両神山の多くの部分はチャート(SiO2 、水晶と同じ)という成分で形成されている。チャートは数億年前に海底に沈んだプランクトン(放散虫)の化石から出来たもので、鉄よりも硬い(硬度7)。4月下旬から5月中旬、山頂一帯に八汐ツツジが咲き、5月中旬から下旬、アカヤシオが咲く。八丁峠へ向かうコースは鎖場の名所として有名。そして滑落者が埼玉県最多のコースでもある。 【神川町水辺公園情報】 都市化や高齢化が進む現代の日本にあって、公園は毎日の暮らしに潤いを与えてくれるスポットとして欠かせない場所と言えるでしょう。この公園は神流川流域にあり、周辺の環境を活用して親水的な要素を取り入れた公園です。中央部には小さなせせらぎが流れ、誰でも気軽に水と接することができます。 実はこの公園の原案を考えたのは、町内の渡瀬小の子どもたちなのです。『こんな公園がほしい』というタイトルで書いた作文や絵をもとに設計されたのが、神流川水辺公園というわけなのです。子どもたちの大好きな遊具があり、安心して駆け回れる広場があり、季節の植物があり…。休日ともなると、町内外から訪れる人々でとても賑わっています。 |
【神川町水辺公園内】 | スライドショー |
前日<4月29日>に赤岩岳登山後に神川町水辺公園傍の駐車場で車中泊。 翌30日早朝早起きして、朝日が射し始めた直後から、水辺公園に沢山の「鯉幟」は泳ぐ姿が見事だったので、両神山登山集合地へ向かう前に、公園内を散策しながら、写真撮影した。 午前6時34分〜44分までの10分間の記録を登山記録に追加した。 | ||||
神川を跨ぐ形で「コイ」がロープに結ばれ早朝の無風から序々風が出て泳ぎ始めた。 |
6時半頃までは殆ど風がなく、ロープの真下にぶら下がるコイだったが、次第に風が出て、勢い良く風に乗り泳ぎだした。 |
ロープ2本のコイが殆ど水平になる成る程の風が断続的に吹き、正に意気の良いコイに見える |
公園内の芝生の端に、一つのテントがあり、何処からか来た家族のものらしい・・・。 |
【神川町水辺公園〜八丁峠】 | スライドショー |
水辺公園内には満開の「白色のアメリカハナミズキ」があり、コイ・池・川面・青空に更に真っ赤なサツキが入り、春爛漫の光景を醸し出す・・・。 |
ハクモクレンの花 | 6時45分に撮影中止して集合場所への出発準備に入る。 | 八丁峠登山口 | ||
午前7時、水辺公園傍の駐車場を出て、神川町の集合場所<平居氏邸>へ向かう。 7時10分現地到着するも登山参加者<羽田氏・松倉氏・山崎氏>は未到着。 参加予定の平居氏は体調不良で不参加となり、上記3名に小生を加えた四名で「両神山登山口:八丁峠」へ7時20分に出発。 8時25分、登山口の八町峠登山口駐車場へ到着。 トイレ等も済ませて、快晴の登山日和の中に両神山稜線の「八丁峠」を目指す。 |
今回の『両神山登山』は2003年の第1回登山に続く、二回目であるが、登山口は前回の「落合橋ー>八丁峠」とは異なり、「八丁峠トンネル」の入口の八丁峠登山口からは初めてである。 | ||||
登山口の「八丁峠トンネル」ー>稜線の峠まで急坂が続く | 山菜でもある「XXX」の新芽が出ていた |
「八丁峠登山口」から急坂を登る事、65分で「八丁峠」まで到達。 約5分間、給水・休憩して左手方向の「両神山」方向へ前進開始。 リーダーの羽田氏のペースにギリギリで後を追う・・・・・。 | ||||
八丁峠登山口と稜線の交点の標識と山崎氏 | 少し遅れて到着の松倉氏 | 八丁峠標識 | 何時も平気な羽田氏 |
【八丁峠〜行蔵峠手前】 | スライドショー |
9時35分、稜線から少し下がる形で、左手に折れて、「両神山山頂」への稜線に入る。 素晴らしい快晴で風もなく、文句なしの登山日和で、落葉した稜線は一面に陽光降り注ぐ。 この稜線ルートは多数の鎖が続く事で有名なコースで、4年前に通過して驚いた。 埼玉県では最も滑落事故の多いルートであるらしい。 | ||||
左手の降りて稜線へ | 此処は割りに緩やかな稜線であるが・・・・ | 「クサリ場注意」の看板 | 早速の「クサリ」場開始 |
クサリ場は連続する・・・・先頭を羽田氏・次が殿川・三番手が山崎氏・ラストを松倉氏が勤める・・・・。 10時頃に稜線の樹林帯から外れ、視界が拡がった。 振り返ると、4年前に驚いた険しい岩塔が連続する「八丁峠〜赤岩峠」までの異様な光景が眼に入る・・・・・昨日近づいて退却した「赤岩岳」の位置関係が分かった。 それらの険しい稜線の奥には、残雪をたっぷり残す山並みが見える・・・・「八ヶ岳連峰」に違いない。 左手の最も高い峰が南八ヶ岳の主峰の「赤岳」で、右手方向は北八ヶ岳で「天狗岳」だろう・・・・と独り言の様に同定した。 |
||||
見事な松と岩塔 | 稜線から観る「八ヶ岳」 | 有名な「両神山稜線」の延長上には多くの険しい岩塔が続く |
我々の後から来た中高年の二人連・・・・山崎さんは何の苦労も感じさせぬ素早い岩壁の登坂 | 最初のアカヤシオの一輪 |
「八丁峠」から稜線に沿って東に進み、「行蔵峠」手前に差し掛かるまでにも幾つものクサリ場があり、急な岩壁を登りきると直ぐにそれ以上険しい「下降」が繰り返されて、変化に富むコースは苦しいが興味をそそる。 第1回目のこの稜線通過時に比べて、驚きは少ない。 | |||||
険しい岩壁 | 奥秩父の険しい山々が重なる光景に圧倒される | 岩壁登の次は直ぐの下降の繰り返し |
『両神山登山:第2編』へリンク |