『両神山登山』

第3編:東岳〜両神山山頂〜下山路(落合橋)分岐


登山年月日 平成19年04月30日 (日) 快晴
メンバー 殿川紘史・羽田氏・松倉氏・山崎氏
主要ルート 【4/29】神川町〜赤岩岳〜神川町(車中泊)
【4/29】神川町(7:00)〜(7:10)神川町/平居邸(7:20)〜(8:25)八丁峠登山口(8:40)〜(9:30)八丁峠(9:35)〜(10:30)行蔵峠(10:35)〜(10:40)西岳〜(11:25)東岳(11:30)〜(12:05)両神山山頂(12:45)〜(14:05)落合橋登山口(14:10)〜(14:15)八丁峠登山口(14:30)〜(15:00)道の駅「万葉の里」(16:00)〜(16:30)神川町/平居邸(17:00)〜(20:00)宇都宮
所要時間 【登山】5時間25分 <AM8:40-PM2:05>
【総合】13時間00分 <AM7:00-PM8:00>

    登山した四名:両神山山頂の岩に立つ
   <左から松倉氏・山崎氏・殿川・羽田氏>

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【両神山登山地図】 【両神山トレッキング概念図】


【西岳〜東岳〜両神山山頂】  スライドショー

「行蔵峠」ー>「西岳」ー>「東岳」のルートは両神山の八丁コース売り物のクサリと急斜面の岩壁のアップダウンが連続するスリル満点のルートである。 北方向も南方向も同様で、直ぐ先に見える切り立った岩塔に届くのに相当の時間が掛かる。 
西岳ー>東岳への急な斜面の降下路 東岳山頂から展望出来る北方向の「八丁峠」方面の険しい岩山の重なり

最も特徴的な光景は「八丁峠」方向を振り返って観る「先端が鋭く尖った岩塔」が重なる様に連続する部分で、この部分は、ロッククライミング経験者でそれらの用具使用して初めて通過可能の特殊ルートである・・・と記載されたいる。
北方向の「八丁峠」に至る険しい岩塔の重なり 「西岳」の岩塔に続く両神山稜線 東岳展望台

「八丁峠」から約1時間50分掛けて急峻な岩壁をアップダウンしてヤット「東岳」へ到着。 此処は高度:1660mで西岳よりも高く、視界もそれ以上であった。 標識傍のベンチスペースで中高年登山者が昼食中だった。
昼食する登山パーティ 東岳山頂(1660m)標識 東岳頂上は平坦部が広く振り返ると展望良好

登山口から約3時間半で待望の「両神山山頂(1732m)」に到着した。 この狭い山頂には精々10名も座るとスペースがなくなる程である。 4−5名が山頂にいて方位版で360度の視界に見える山々を同定していたが、誰でも直ぐに判る山は略南方向にある「富士山」。 5合目から上部が見えるが、全面に残雪が斜面を覆い真白い山だった。 
東岳での山崎氏 両神山山頂への下降路 両神山山頂方位版:沢山の山名が記されているが同定はそれ程容易でない 山頂から見える富士山



【両神山山頂】  スライドショー

12時05分に山頂に到着・・・・・直ぐに方位版を見ながら360度の展望に眼に入る山々の同定をしたくなる。 
山頂到着の羽田氏 両神山山頂標識:(右・八丁峠)(左・清滝小屋) 山頂部のヤナギの新芽が芽吹く

狭い山頂直下のスペースを確保して昼食を始める。 コンビにで買った「オニギリ:2個」「果物」「コーヒー」を飲み、甘いスナックで一息を入れ、消耗したエネルギーを溜め込んだ。 四人全員の記念写真を撮りたいと、傍にいた30歳位の男性に撮影を頼む。 全員を撮った後は、3人相互に入れ替わり、夫々持参のカメラに撮り込む。 
1723m山頂 両神山頂の四名:羽田氏・松倉氏・山崎氏・殿川

四人の記念写真を撮って呉れた若い登山者はジャンボラーメンをバーナーで温めた湯を注ぐ・・・・あれ程のジャンボサイズノカップラーメンが市販されているとは知らなかった。 普通サイズの2倍以上だった。 流石若者登山者だ!!
両神山山頂(1723m)標識 山頂の山崎氏 「ジャンボカップラーメン」を抱える若い登山者

昼食後、山頂360度を再度,確認する様に見渡す。 最も見応えがあり、何度見ても見飽きないのが北部の「先端が尖った様な岩塔が重なる山並みの八丁峠」方面である。 西北西方向には山の斜面を削りジグザグに曲がりくねる道路が見える「赤岩橋・日窒鉱業(株)・上落合橋」方向で、今日はこの方向は下り、小生の車を回して駐車した「上落合橋」を目指して下山する方向でもある。 
山頂の展望:北方向の「八丁峠」方向 山頂からの俯瞰:日窒鉱業・赤岩橋・上落合橋 山頂南方から展望


【両神山山頂〜下山開始(落合橋方面)】  スライドショー

12時45分、両神山山頂を南方向に下り、落合橋への最短距離を平居氏のアドバイスで今回辿る事になった。 このコースは昭文堂の登山地図には記載がない・・・・。
南方向から見上げる「両神山山頂」 山頂から100m南へ下った場所の標識 日向の「」

山頂から約100m南方向へ下った場所の標識は「日向大谷・清滝小屋」・「作業道」・「両神山山頂」の分岐点を示す。
我々が「上落合橋」へ下るルートはロープは張られ、「自己責任」で通行する条件が記入されていた。 上落合橋へ下るルートはこの道が最短路であるが、正規とされるルートを辿ると「両神山頂ー>東岳ー>八丁峠ー>上落合橋」となり、所要時間は2時間30分となる。 その為にこの自己責任の「作業道」を下ることとした。
両神山山頂を南に下った分岐点標識 清滝小屋と作業道と山頂の表示 「作業道」を落合橋へ下る

「分岐点ー>上落合橋」のルートは殆ど直線的に下るルートであり、勾配は相当にきついと予想したが、予想通り。
上記分岐点から降下直後に「残雪」を見つけた 落葉樹林帯を縫う様に斜面を下る

両神山山頂から昭文堂の登山地図に無いルートを辿り、約1時間後に常緑樹林帯に入り、期待して登山した「ヤシオツツジ」の開花した様子か観察出来る地域に近づいた。 
13時20分頃は急勾配を直線的に下る為に相当にきついルートが続く 13時50分頃、常緑樹林帯に入り、少しずつ「ヤシオツツジ」の花が現れる

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