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スライドショー【第1部】 |
「みやま山荘」から約30分、蛭ヶ岳への稜線斜面に沿って「シロヤシロ」の群落が在った。 ミツバツツジのピンクに比べて緑色の葉の埋もれて目立ち難い。 地面から直立しないで、斜面に沿う様に地面を這い、上に伸びる形で、幹は曲がりくねり、木肌は「松」そのものに見える。 小ピークを越えると、今度は霧の中に「ミツバツツジ」が点在する地点に来た。 蛭ヶ岳方面から来た中年男性もカメラを何度も構える。 霧の中では「シロヤシロ」は霧に消えるが、ミツバツツジのピンク色はモノクロの中で、唯一の暖色でくっきりと見える。 | ||||
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この一帯は「シロヤシロ」の花が満開となった木々が多い。 霧の天気では「シロヤシロ」は映えないが、見事に咲き揃う |
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「みやま山荘」から500mしか進んでいないが、既に30分も経過している超スローの歩行速度である。 |
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先行する「塩入氏」を点景に取り入れ、霧のボンヤリした風景にピンク色を配して撮影したくなる。 |
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「蛭ヶ岳」方面から来た中年男性も立ち止まり、4-5本のミツバツツジの株を入れてアングルを色々変えて撮影している。 |
スライドショー【第2部】 |
ルート側のミツバツツジを通過すると、やや厳しい登り斜面に差し掛かる。 その左手には谷にも山側にも「ピンク色」が点在する。 その急斜面は長き続かず、登り切ると、左手に立派な建屋が見える。 避難小屋で中央に大きい「テーブルとベンチ」がある。 条件が良いキャンプ地・・と思ったら、「キャンプ禁止」の標示がある。 小屋の外にも複数個のテーブルが設置された休憩所で、約15分間小休止しながら、給水・スナックを補給した。 小屋の壁にある「お知らせ」に『鹿の管理捕獲』の方法・時期が掲示されていた。 この丹澤山も鹿が増え過ぎて、食害で自然環境が破壊されている事が背景にある。 | ||||
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急斜面に差し掛かり、正面・左手のも「ピンク色のミツバツツジ」が咲く。 斜面がきつく近づけない場所にある |
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急ぐと息を弾ませる程の急斜面は長くは続かないが、整然と作られた新しい木製階段を登り切ると平坦地となった。 茶色の建物が霧の中に見えてきた。 |
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避難小屋入口のルート標示では「蛭ヶ岳:2.5km、丹澤山:0.9km」の地点。 全面開放の「避難小屋」の壁に掲示されていた『鹿の管理捕獲』のお知らせ・・・。 霧で視界が悪いから周囲の展望は不明。 |
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避難小屋横には「安全登山祈願仏」があり、そこを上に上ると、登山路の稜線に出る。 小ピークにはブナの巨木があり「不動ノ峰」の看板がある。 この一帯には「ブナ林」が残っている。 |
スライドショー【第3部】 |
午前8時過ぎても霧は晴れそうにないが、霧の景色も乙なもの・・・・立派なブナ林は直ぐに切れて、「ミヤコザサ+疎林帯」の稜線になる。 小さいアップ・ダウンの度に景色や植物層が急に変化する。 立ち枯れのブナ・カエデの中に混じる様に白い花の「ムシカリ」が在った。 足元を見ると「テンナンショウ」「名前不詳」の山野草がある。 「コバイケイソウ」の群落がある。 コバイケイソだけが生え揃う。 7月中旬頃には綺麗な「白い花」で一面が覆われるのだろうか? それ以外の植物はなく、これも鹿の食害の為だろう? コバイケイソウには毒があり、鹿も見向きもしない・・・・。 カエデの根元に黄緑の新芽が沢山出ていた。 「イタヤカエデ」の様だ。 | ||||
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小ピークから下る先は霧で見えない | 一面に「ミヤコザサ」が蜜に茂り、新芽のない木々がルートに沿って見える |
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斜面を下ると鞍部に「ムシカリの花」が見える。 ミツバツツジ・カエデ・ナラの木々に囲まれる様に・・・・ |
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新芽が出ない木々が立ち枯れだろうか? | クマザサの稜線をいく | 名前不詳の山野草の花 |
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登山路の鹿避けフェンス 苔むした木の根部分からのイタヤカエデ新芽 | この看板は大樹汚染によるブナ林の危機を訴える |
『丹沢山縦走:第2日目・第3編』へリンク |