裏妙義山縦走:第2編
    <御岳コース>
 <丁須の頭登山口ー>御岳(963m)ー>
丁須の頭(1057m)ー>赤岩
ー>三方境ー>入牧橋>


登山年月日 平成17年4月29日(金) 晴
メンバー 殿川紘史・大渕氏・平居氏・山崎氏
主要ルート 【4/29】丁須の頭登山口(5:15)−>(5:20)下山口(5:25)−>(5:30)登山口(5:40)ー>(8:30)御岳山頂(8:50)−>(10:25)丁須の頭(11:30)ー>(12:25)赤岩ー>(14:00)烏帽子岩(14:00)ー>(14:40)三方境(15:10)ー>(16:40)下山口:入牧橋(16:50)−>(17:00)登山口(17:25)−>(17:40)温泉(19:50)−>(20:00)御岳登山口駐車場(車中泊)
所要時間 縦走:11時間 <AM5:40-PM4:40>

      妙義湖と裏妙義山の南側岩壁
     <裏妙義山縦走路:丁須の頭の展望>
 裏妙義山縦走路マップ   妙義山系全体マップ 

【妙義山情報】       【妙義山縦走記録写真】    【裏妙義山パノラマ写真】
白雲山、金洞山、金鶏山の三つの山からなる妙義山は、四国小豆島の寒霞渓、九州大分の耶馬溪と並んで日本三大奇勝の一つと云われ、又群馬県を代表する赤城山、榛名山、と並び表されて上毛三山と呼び親しまれている。
石門郡、大砲岩、ローソク岩、不気味な穴が開いている星穴岳など奇岩、奇石が織成す大自然の造形美は見る者に深い感銘を与えてくれる。
写真をクリックすれば拡大出来ます  【スライドショー:『第1部』 『第2部』 『第3部』】 

 第2編:御岳山頂〜丁須の頭・赤岩 
7mの鎖場を越えてナイフリッジを超えると赤岩・烏帽子岩が見える 目指す「丁須の頭」が小さく見える<右:拡大>
「御岳(963m)」を後にして前進すると7mの振られ易い鎖場とナイフリッジを超えると目指す裏妙義縦走路の象徴的な「丁須の頭」が見えた。 左右の稜線には「ナナカマドの新芽」や「ミツバツツジの花」が散在する
厳しい尖塔岩 稜線にはナナカマドの新芽・ミツバツツジの花 樹々の空き間から見えた「丁須の頭」(右:拡大)
「丁須の頭」間近い鞍部に出ると「国民宿舎裏妙義」からの登山ルートとの合流点。 丁度夫婦が長い鎖を伝って登坂してきた。 損先の岩の先からは裏妙義山北側の景色が素晴らしい。 幾つものい岩の尖塔が新緑の中から立ち上がり異様な景色を作る。 眼下は横川市街や上信越自動車道の高架橋が自然の中の人工物が見える。
三叉路:国民宿舎方面からの鎖登坂 「丁須の頭」間近の岩頭の展望:上信越自動車道・横川方面・数個の岩峰
眼前の岩峰が重なる 「丁須の頭」全体:先端部が丁須の頭 鎖場を登りトラバースすると丁須の頭直下部へ 
10時半頃、「丁須の頭」に到着。 先行した大渕氏は既に休憩中。 最も展望の効く「丁須の頭」は一般人の登頂は禁止されている程、困難な鎖での垂直・オーバーハングを要求するが、20歳代の赤シャツの登山者はスルスルと鎖を伝って瞬く間に先端に登った。 立ち上がって360度の展望を満喫していた。 下から彼を撮影し後日メール添付でその時の写真(下)を送付した。 「お先に失礼」の言葉を残して『山追い人』のHPを持つ若者は飛ぶ様に鎖場を下り消えた。 後日アクセスした彼のHPは「モンスター的登山記録」か沢山在る。 是非、アクセスして彼の超人的登山記録を見て欲しい。  『HPタイトル:山追い人  http://tnkjun.hp.infoseek.co.jp/ 』 それ以降、著者「田中 淳氏」とは交信する関係になった。 素晴らしい超人的目標を掲げて実行中の青年である。 こんな青年が居る日本は大丈夫だろう。
20歳代の若い登山者はスイスイと「丁須の頭」に登り立ち上がる 丁須の頭の展望:赤岩等と表妙義稜線
先端部に登らなくても裏妙義山縦走路では最高の展望可能の地点である。 北の「浅間山方面」・「裏妙義縦走路」の西の赤岩・烏帽子岩(1117m)・谷急山(1162m)・南側の岸壁や新緑・2日後縦走予定の複雑怪奇な形状を見せる「表妙義山群」が全部見える。 贅沢な展望をむさぼりながら、昼食を摂る。 パートナーの3人と記念写真を撮影するも狭い「丁須の頭」では最大の広角でヤット可能だった。 
眼下の奇岩と新緑 パートナーの記念写真:山崎・平居・大渕氏 南側岩壁と壁面模様・妙義湖が遥か下に・・
これから進む「裏妙義縦走路」を赤岩直下部で確認出来たが、遥か彼方で距離と殆ど同じくらいのアップダウンの変化に富むルートが予想出来た。 南側の奇岩・垂直の岸壁と共に新緑・其の間に見える白い部分は「山桜」らしい。 一部見えるダム湖は「妙義湖」だろう。 
岩壁の横線模様と湖 <左・中>烏帽子岩・赤岩・手前岩峰   赤岩と烏帽子岩の隙間 奇岩と新緑に混じる山桜
略1時間昼食・休憩後、「丁須の頭」を出発して「三方境」に向けて出発。 直ぐ鎖場の下り約1−15mがある。 
「丁須の頭」を下る2段の鎖場を下る二人 「丁須の頭」を見上げる 長い鎖 霞の彼方に「浅間山」
「裏妙義縦走路」では最難間の「20mの狭いチムニー」の差し掛かる。 先攻中の3人のパーティで渋滞状態。 一人で早い人で2分、少し遅い人で10分近く掛かる。 先行パーティの女性は慎重に一つずつチムニーを下った。 次の男性を加えて15分の待機。 その間、様子を見ながら自分は如何しようと作戦を胸にしまう。 安全の為にカメラをザックに納め、女性2名の先行の最後に下る。 ザックが大き過ぎると狭いチムニー内で動きの制約が起こりそうだ。 難なく慎重に下った。一般に下りは足元が見えず、登りよりも難しい。 下り降りると其処には「満開のミツバツツジ」が在った。
二つ目の長い鎖場を見上げる    慎重に下る二人 裏妙義縦走路最難所:20mの狭いチムニー
20mのチムニーを下から撮影 最難所を下るとミツバツツジの花    「赤岩」

最難間のチムニーを過ぎると平坦な稜線歩きが続き、「赤岩基部」に着いた。 やや広いので小休止・水の補給。 この地点からまた「裏妙義山縦走路」の変化に富んだルートが来る。 「請う御期待」の気分になる。

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