大崩山(1643M)
<湧塚コースー>和久コース>

登山年月日 平成14年4月29日   曇・霧雨
登山メンバー 殿川紘史  (単独行
主要ルート 美人の湯駐車場(5:35)―>(5:45)大崩山登山口(6:05)―><湧塚コース>ー>(6:25)大崩山荘―>(6:50)渡渉地点ー>(8:20)上祖ダキ(8:30)ー>(9:20)中湧塚分岐―>(10:50)山頂(11:00)ー>(11:30)合流点ー><和久コース経由>ー>(13:30)大崩山荘―>(13:50)登山口(14:10)ー>(14:25)美人の湯駐車
所要時間 8時間50分   <AM5:35−PM2:25>
     大崩山登山コース概念図
  <湧塚コース(往路)ー>和久コース(復路)>

午前4時50分起床。 天気は予想よりも悪いが「登山」決行のため、温泉駐車場から登山口駐車場へ移動。 定められた駐車場はなく、林道の両側に20台以上が既に駐車済み。 スペースを見出だして駐車。 身支度を確認して、6時過ぎ駐車場出発。 6時25分大崩山荘着。 6時50分渡渉点でルートの再確認。 水量も多く、直径40cm位の丸太に簡単なワイヤーがあるだけの橋(?)で、雨で濡れて滑りやすく、落下したら確実に流されてしまう危険を感じて体が多少硬直。  渡渉後、10分先でルートに迷い発生。 登山者は誰も無く数回往復してヤット正規ルートにたどり着く。霧状の雨か霧の如き天候だ。 8時30分「上祖ダキ」。 巨大な丸みを帯びた花崗岩が突如現れる。
雨で山の沢の流れ ガスの間から見え隠れする丸みを帯びた「巨大な花崗岩」の岩・岩・岩の連続
其処からの登山口方面の眺望は雄大。 祖母山九合目山小屋管理人が「是非登山しなさい」とのアドバイスは正解だと思った。 9時20分「中湧塚」。 登山路は土砂が流れてかなり荒廃している  其れを補う為に各所に「アルミ製梯子」が設置されているから危険は少ない。 途中で延岡市出身、大崩山登山100回以上と自称の人に合い同行を決定。 彼の勧めもあり予定外の山頂(1643米)まで行くことに変更。
一度の登ってみたい 上の下も丸い花崗岩の岩 煙る巨大な岩と人影
道中の「あけぼのツツジ」が霧に霞んで、反って晴天時にくっきりと見える其れよりも趣が深く感じられる。  みのある巨大な花崗岩との組み会わせは乙な光景。 小雨と露で全身濡れた気分。 10時50分大崩山頂上到着。 山頂の展望は噂通りゼロ全く視界はゼロ。 標識がないと誰も「日本200名山」とは信じがたい頂上である。 簡単に昼食を掻きこんで、親切な彼と記念撮影をして直ぐ下山路へ。 11時30分石塚より下部の「沸塚コース」と「和久コース」の分岐点。 往路とは違う「和久コース」を選択。
薄緑のツツジ 「ムシカリの白い花」とピンクの「あけぼのつつじ」の対比絶妙 大崩山の主と山頂にて
思いの外急峻な登山路で約10ケ所の「梯子」を使う下り。 途中の「あけぼのツツジ」が雨に濡れて全部下を向くさまは晴天時に上を向くツツジと違う趣があり面白い。 雨が強くはないが降り続き「カメラ」はザックに収容しての山下り。 今回も大事なカメラが濡れて故障の心配。 登山路としては「往路」よりも厳しい。 滑りやすいし勾配も厳しい。 途中で熊笹の跳ね返りで「めがね」を浚われ「一瞬パニック」。 辺りを探すこと5分、熊笹の途中の枝にある「めがね」を回収してホットして下山再開。 表土が流れた所は花崗岩の崖・其れが雨にぬれて滑り易い危険な所は長いアルミ梯子が幾つも設置され、登山路の管理は良い方だった。 13時30分大崩山山荘通過、13時50分に登山口着。 支度して「美人の湯」の駐車場に向う。 途中で「下山した岩山」が視界の中に入り
  
<雨に煙るあけぼのツツジ> <至る所に設置された梯子> 登山口〜美人の湯で見えた岩山
14時25分、美人の湯の駐車場に無事帰着。 全身濡れたままで浴場へ。 登山後の入浴は疲労回復に最高の気分。 特に全身ぬれ冷えた体には普通の湯加減も最初は熱くて入れなかった。 ゆっくり温まり、疲れを取って湯上り気分を満喫。 5時ー6時過ぎまで休憩室で映像をPCへ。 そしてスライドショーでレビリュー。 雨でカメラ操作に支障多く撮影の枚数は極端に少なかった。 全体の画像の雨に煙ったのか、レンズ前の水分のせいか、眠い写真が多かった。 レタッチでどの程度現実の雰囲気を再現できるか疑問だが・・・・。 車内で夕食後、7時頃、真っ暗の細く曲がりくねった川沿いの道を延岡市に出て、阿蘇山登山口(根子岳)を目指す。 午後10時頃、阿蘇山国民休暇村駐車場で宿泊を決める。 夜には空に星多数あり明日の好天を期待させる状況。  総歩数=25,000歩。