高千穂峰(1574M)

登山年月日 平成14年4月22日  曇・霧雨・強風
○ 登山メンバー 殿川紘史  (単独行
主要ルート 高千穂河原(12:40)ー>(13:45)馬の背ー>(14:00)高千穂峰山頂(14:30)ー>(15:20)高千穂河原(16:00)ー>(16:30)えびの高原駐車場
所要時間 2時間40分  <AM12:40−PM4:30>


      <高千穂峰の模型>


えびの高原から韓国岳・獅子戸岳・新燃岳・中岳の縦走を霧と小雨の中で12時頃高千穂河原に下山。 下山後、十分に時間的な余裕がある。 高千穂河原から時折見える「高千穂峰の一部」に魅せられ昼食後、時折高千穂河原から見え隠れする「強風と霧雨の高千穂の峰」を登山することを途中で同行してきた中年夫妻と共に行ける所まで登山することを合意した。 高千穂河原から見える「馬の背と山頂」近くの雲・ガスの流れる速さから強風が吹き荒れているようだ。 

高千穂峰:強風の馬の背を望遠 高千穂河原登山口 暫くはこんな階段の道

鳥居をくぐって直ぐの「元本宮跡」を右に見て、美しい石段の登山道と樹林を抜けると「赤い岩の急坂」に差し掛かり「霧・風」以外に見えるのは「赤いガレ岩」のみ。 午後1時からの登山開始と悪天の為、途中の休憩を取らず「馬の背」へ。 「風が強すぎる」との理由で下山する登山者に会い躊躇するも登山を継続。 運良く「風と霧雨の馬の背」も通過して「最初の霧島神宮跡」の平坦地に。 そこからは「砂混じりのガレ場」のため一歩前進、半歩後退(砂利ですべる為)を続け、風と霧雨の山頂へ。 有名な「天の逆鉾」も見えない位の濃霧の中「頂上山小屋」を探し「休憩」。 カメラは強風と霧雨で視界無く使用中止と休憩をゼロにしたため(カメラは水分での故障を心配)コース標準タイムより早い1時間20分で到着。 山小屋の中に、「韓国岳<−>高千穂の峰」の間を「1000日行」したと言う「住職」に会い30分間その苦行の経験を聞く。 其れを記念して友人が発刊した「1000日行」の本も見せてもらった。 記念写真を撮ろうとしたが「心配よりも早くカメラは不調」で使用できず残念な思いで諦めた。 これは最初のカメラ故障だった。 感想で機能回復可能か否か大心配。


ミヤマキリシマの謂れ 登山口のミヤマキリシマ:開花直前 広葉樹に幹には苔が・・

階段の次はこんな石ころの道 霧島・屋久島国立公園の石碑


3時45分に「有名な住職」と下山。 彼は単独なら登山40分、下山17分でOKとかだが、小生の脚力を考慮して貰い、先導の後を辿る。 早く下山出来る理由は、岩場を極力避けて、ルートを砂状の所をトラバースしながら「飛ぶ」が如く進む。 一度「17分」の下山の手本を見せてくれたが、「長い杖」をバランスに使いながら「富士山の砂スベリ」を「飛ぶ」様な走り方。 小生の速度の2.5倍−3倍のスピード。 其のお陰で「標準時間=75分」を「50分」で下山した。 標準時間の65%。 途中で処々で詳しい説明を受けな無かったら、更に5−10分くらいは早かったかもしれない。 カメラ故障で4合目より上の写真はゼロ。  登山して山頂の写真が無いのは始めての経験だ。 想像の通り「デジタルカメラ」の最大の弱点は「水分」だった。 高千穂河原の駐車場の管理人から「お茶の接待」を受け(住職と同行の功徳)。 更に、住職の運転で「えびの高原」までの「車のサービス」付きと最高の幸運。 えびの高原までの途中で自然の解説も色々と頂戴した。

天候に恵まれない一日ながら、幸運な締めくくり。 明日の天気は更に悪い予報であることを確認し、過去の上司(宮崎市内在住)と中学時代の友人(高鍋郡高鍋町在住)に電話して「日程の一日繰り上げ訪問」の了解を得る。からメモリーを取り出し、画像をPCに移動し、「電池収納部」と「メモリー挿入部」の蓋を開放して一晩車内で乾燥させて見ることに賭けた。 若しかしたら、「この登山旅行中使用不能かも・・の心配」で眠れなかった。 同じえびの高原駐車位置で宿泊